本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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アトラスの魔道士-スレイヤーズ2/神坂 一
いきなり最強という、従来のRPGゲームに対するアンチテーゼとも言われたスレイヤーズ!に続く第二弾は寧ろ王道とも言えるファンタジー小説に仕上がっていました。

□ 物語の概要
光の剣を狙うリナとその保護者を自認するガウリィは一緒に旅を続けることになった。
そんな時、ひょんな事から魔導士協会で疾走した評議長の座を争い合う副評議長の一方のボディガードの仕事を受けることになった。
リナがそんな仕事を受けるつもりになったのは、背後に潜む魔族の存在に気づいたから。
しかし話は思わぬ方向に進んでいく。
行方知らずになった筈の評議長がライバル陣営の自宅で封印されているところを発見したのだ。
それを救出して自体は解決する筈だった。
しかし相次いで襲撃を受け、ほぼ亡き者にされる福評議長たち…。
事態の真相は、単なる評議長争いとは全く違う方向へと進み始めていた。

□ ガウリィの意外な一面
前作である『スレイヤーズ!』は神坂さんにとってはデビュー作で、そもそも富士見書房主催の賞に応募した作品でした。(準入選、同時に佳作になったのは冴木 忍さん)
そのためか結構タイトな作品に仕上がっていたのですが、今作ではキャラクターそれぞれの個性もじっくりと描かれており、なかなかユニークな一面を見せています。特に一人称で描かれているリナよりもガウリィの設定はここで爆発!といった感じでした。
まずピーマン嫌いがあります。
依頼主との話の際、出された料理から黙々とピーマンを選り分けている姿が描かれています。
そして意外と酒に弱く、見た目にはしっかりしているものの見事に酔っ払っているというスゴ技が描かれています。
魔族と出くわした際には同じく酒の飲みすぎでろれつが回らなくなったリナの言葉を逐一通訳して伝え、更にきちんと喋っている魔族の言葉をろれつが回らない状態に訳してリナに聞かせるという意味不明の行動に出ています。
そして意外という意味ではもちろんシリアスなガウリィも。
自分を慕い、そして元々は味方陣営同士の筈だったランツが傷つけられた際にはリナに手出しをしないように指示をだし、相手に立ち向かっています。

□ ファンタジーの王道としての第二作
第一作目でもかなりファンタジーへ精通した方だというイメージがあったのですが、この第二作目でも不死、魔族との契約、合成獣、結界、そして各種魔法の応用的な使用など、作品の読みやすさの半面、非常にマニアックに描かれているのが特徴的です。
特に魔法の使いまわしに関しては様々に応用的な使い方をしており、魔法使いという職業に対する静的なイメージをうまく覆しています。




スレイヤーズという作品はアニメ化されるなど、当時のライトノベル/ファンタジーの中では大きなヒットになった作品でした。あの頃は僕はまだ学生でしたが、あんなに学校の中で富士見ファンタジア文庫を見かけた時代はもうないんじゃないかと思います。
デビュー作にしてシリーズ中でもかなり強大な敵との戦いを描いた前作に対すると多少地味な感じがしてしまう第二作目ですが、日本のファンタジー界にはとても大きな影響を与えた作品のような気がします。


…どうも新しい方のデザインは好きになれん。
シンプルでそんなにマニアじゃなくても買い易いのが当時の富士見ファンタジア文庫のデザインでした。


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ナナシノゲエム
正直に白状するよ、僕はこのゲームのRPGに惹かれて購入したんだ!
…今は後悔している。

スクエニが出した恐怖系ゲームです。
主人公の性別が選べるのと名前が選べる機能がある以外は余り分岐のないアクションゲームに近い内容になっています。
ちなみにお名前は僕だったら『ふーじーさーきー』とうめき声のように呼びかけてくれるシーンがあるので自分の名前推奨でお願いします(笑)。

NINTENDO DSによくにたコミュニケーションツールとしての機能を備えたTSといわれる機器から物語りは始まります。
このゲーム機には気に入ったゲームを他人に紹介していく機能が備わっています。
主人公達はこのゲームを知り合いから配信されています。

しかしこのゲームこそがプレイすると一週間後には死んでしまうといういわくつきのゲームだった。
そしてゲームが進まないまま、主人公の周辺では人が死に始める。



彼は大山という教授と協力して事態の解決へ挑む事になる。

このゲームがスクエニファン泣かせというか、DQ1を髣髴とさせるグラフィックと音楽の上を、ファミコン時代のFFのキャラクターを髣髴とさせる主人が動き回るという設定で、僕は『クソゲーでも構わない、あのRPGがやりたい!』と勇んで購入したのです。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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自分で思うほどダメじゃない。/中谷彰宏
建設的なプラス思考のススメ。

どうしても人はマイナス思考になりがちです。
気分が落ち込めば落ち込むほど、世界で自分が一番良いところがないようにさえ思えてくるのですが、その立場から視点を変えることで、自分がチャンスを迎えていると思えたり、それほど悪くないんだなと思えるような考え方を推奨しています。

それは『最低のところで、最高のものを学べる』という言葉だったり、『ちょうどいい待ち時間』といった言葉で表現されています。
昔ロンバケの愛称で親しまれた大ヒットドラマにロングバケーションというものがありました。
あの主人公達も停滞している自分達の今を、ロングバケーションとしてエネルギーを充電しているようでした。(セナ~!懐かしいな、スーパーボール!!)
こういった本を読んだからといって気分が前向きになるとは思わないのですが、落ち込んだとき、だめだなぁと思いそうになったとき、そこから這い上がっていく精神力を、そして今いる自分の場所を経験として蓄積する気持ちを持てれば最高ですね。

そういった考え方をするためのヒントが、この一冊にぎっしり詰め込まれています。
大丈夫。この言葉はいい響きだなと改めて思わせる作品でした。



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パソコンの自作・拡張・増設がわかる本/阿部信行
タイトルそのまま、それ以上の説明は不要ですね。

以上。

…というのも寂しいですが、本当にそのままの本です。
最近の事ですが、ノートパソコンにリナックスを入れる際にメモリを増設していて、こんな本を買っていた事を思い出しました。
今では各種パーツの価格も下げ傾向にあり、市販のPCを購入しても自分の使用用途に合わせて簡単にPCをカスタマイズする事が出来るような時代になりました。
もしかすると、「あぁ、PCが古くなってきたなぁ。」の後に続く言葉は買い替えではなく「パーツ、ちょっと変えてみるか」というものになっていくのかもしれません。
僕がこの本を購入した頃というのは、こういった本は一部マニアのものだったような気がします。
それが価格下落の後押しもあるのでしょうが、気楽に誰もが楽しむようになってきました。

確かに20万円ほどを出して新しいPCを買うよりは、メモリ増設なら1G辺り1万円程度でも出来るし、数万円を出すだけでもCPUやらビデオカードやらといった主要な部品まで交換が可能で、安価な上に新しいPCを購入したのに匹敵するような効果が得られます。

今の時代こそ、こういった本は広く読まれていくべきだと思います。
上記のように手軽になった半面で、『重たくなってきた』事は『買い換えなきゃ』と直結してしまう方も少なくないようです。
実際、殆どの作業は簡単なのです。
PCの蓋を開ける勇気と、場所さえ判れば誰でも出来る。

この本で紹介されている交換パーツに関しては続き以降で。
続きを読む…


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20代でしなければならない50のこと/中谷彰宏
中谷彰宏さんが自身の経験も含めながら、比較的身体が自由な20代の内に経験しておきたい事を50個挙げたものです。

うーん、どうなんだろう。
中谷彰宏さんのようになりたいなら、尊敬できる人だと思うなら、これはありだと思うんですね。
その人のようになるには、その人のような人生経験を積めば良い。
でも自分のようになりたいなら、やっぱり自分なりの経験を積むべきだと思います。

中谷さん自身も別にそういった意図を持っているとは思えません。
ただたくさんの経験をする事、そしてたくさんの失敗をする事、たくさんの無茶をする事こそが大切なのではないかと思うのです。
若いんだから、経験は多い方がいい。
自分らしくいくんだ!といって、ちょっとしか道を通らないよりは、たとえば『中谷さんも仰られて足し、これもやってみようかな』ぐらいでも構わないので参考にしてみればいい…そのくらいに思って読みました。

いや、それに結構達成するのが難しいものも多いんですよ。
女の子の前でカツアゲに遭う』とか、実践しようとすると『女の子の前で喧嘩を売ってみる』になってしまいかねません。20代で経験しなければならないにしては少々過酷過ぎるきらいがあります。
小さな交通事故に巻きこまれる』なんて、『大丈夫そうだたら道路に飛び込んでみる』しかありません。いくら身体が若いとはいえ、思ったより痛い目に遭う危険性があります。

まぁこんなうがった読み方はしなくても20代では色々と経験しなくてはならないという事ですね!!
実際、今のうちしかでき無い事って多いと思うんです。これから子供でも出来れば転職だってそうおいそれとは出来ないですし、ただでさえ上さんがいるんだから…という気持ちがあるのは事実です。(不思議な事に50の中に結婚は含まれていません
僕は今まだ20代ですが、10代を思い返せばあの頃にしておけばよかったという事、あの頃、あの仲間としかできなかっただろうなという事は山のようにあります。
人生なんてそんな後悔の繰り返しなのかもしれませんが、出来ればそういうことを少なめに。
そんな風に生きていくための参考にしていければいいなと思います。


…中谷さんって数字が好きなんですねぇ。


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恥をかかない〇×会話/植西聰
かしこまった場での挨拶の文例はいたるところにありますが、『微妙な場面』での文例というのは余り見当たりません。
しかし意外と困る事が多いのは、『微妙』なケースです。
日常の生活でタクシー運転手や店員さんに注意を促さねないといけないとき。
あまり強く言い過ぎても空気が悪くなるし、よく使うお店だったら後腐れなんて最悪のケースは避けたいし…と考えすぎているうちに口調が弱くなってどっちが悪いんだか判らないような口調になったり、言いそびれてしまったりする事はままありますよね。
また職場でも同僚や部下に何かしら言わないといけない…という時だけではなく、時には勇気を出して上司にも言葉を発していかなければなりません。

そんな時にどうすればダメージを最小限にとどめつつ、自分の思いを相手に伝える事ができるのかが重要になってきます。
そういった文例を集めたのがこの『恥をかかない○×会話』です。
こう答えるとだめという×の文例と、こう答えるといいという○の文例がそれぞれに紹介されています。

様々なよくありそうなシチュエーションにあわせた会話になっており、中には『上司からホテルへ誘われた時』なんてシチュエーションまで!
うーん、僕には無関係だな。
まぁこういった無縁なものも含まれますが、対他企業だったり、同僚、家族、上司、友人…。様々なシチュエーションがあるので目を通しておいて損は無い事でしょう。

言いづらい事って本当にたくさんあると思うんです。
勧誘電話とかなら断ればいいだけのように思えるのですが、たとえば強気に断ってみてから『いやぁ、実はお宅の社長さんとは知り合いでねぇ』なんて事になってみて『やヴぇー!』となった人もおられえると思います。
いらいらしても語気の強さで相手を押さえ込もうとするのではなく、丁重かつ完璧に断っておけば後から何があっても大丈夫なはずです。

※この本は電子書籍で美味しくいただきました。


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地球にやさしい暮らし方/平成暮らしの研究会
地球環境問題を考えるときによく『持続可能な開発(Sustainable Development)』というフレーズが登場します。
これは1992年にリオ・デ・ジャネイロで行われた最初の地球サミットでも中心的な考え方として採用されており、今現在に至るまで環境保護の重大なテーマとして使われるフレーズになりました。
地球環境を守るためにどうすればいいのか?というと、たいてい何人かに一人『人間がいなくなれば良い』と得意そうな顔でいう意見を持つ方がおられますが、なかなかそういうわけにもいきません。
私達は自分達の生活と環境を一緒に守らなければなりません。

この『地球にやさしい暮らし方』という本はまさにそういった無理のない内容です。

□ できる事から
もっとも簡単に出来ることとしてはリサイクルなどが挙げられます。
スーパーの前に専用の入れ物があったりしますから、それを利用すれば槌田先生にも怒られずに対処できるでしょう。
また普段している事でも、たとえば新聞紙と折込のチラシを分ければよりいいし、服や食品にしても再利用したり、ぎりぎりまで使い切る事は出来るはずです。
第一章ではそういった簡単な『できる事』が紹介されています。

□ ごみを減らす
第一章に引き続き、ごみを減らす事を考えて見ます。
なんと生ゴミの4割は食べ残しだったり、手付かずのまま悪くなってしまった食品だそうです。ここらへんの無駄を考え直せば、環境だけでなく家計にも優しいはずです。
リサイクルも当然大切なのですが、それよりはごみを減らすほうが良い。
たとえばうちの奥さんも実践中ですが、買い物袋を持参のバッグに変える。これは環境にも優しいのですが、それだけではなく、買い物袋よりもしっかりした袋を使えば袋が破れたり、車の中でバランスを崩したりもしないですし、保冷性に優れたものなら、食品を悪くする事もありません。
ごみを減らそうと思って取り組むより、自分にメリットがあると思って取り組むといいのかもしれませんね。

□ 地球にやさしい商品を
最近流行のエコ商品ですね。指標の一つとしてのエコマーク付の商品を積極的に選ぶようにすれば、専門的な知識がなくても環境にやさしい商品を選ぶ事ができます。
またここの項目では日本人のえび好きが批判されていますが、日本はえびの世界最大の消費国で、その市場を狙ってマングローブが伐採され続けているのです。
反面、かつて環境問題の矢面に立たされた割り箸は廃材利用などの面から見ると、エコの内。
時代が時代だけにエコと言葉がつけば何でも良い様な気がしてくるのですが、実際にどうなのかを知っておく事、これも大切な事なのかもしれません。

□ 節電
これも自分達の懐に優しいですね。
電力の消費は火力発電に頼る日本としては大きな問題です。
原子力発電での問題から、昨今では夏場に電力不足が叫ばれる事も増えてきた程です。
主電源を切る、エアコンの設定を変えるといった定番のほかに、冷蔵庫の置き場所や温度調整など、家電の使い方でもそれなりに結果が返ってきます。
奥さんに冷蔵庫の開けっ放しなどで怒られた経験がある方も(もちろん、叱り飛ばしてやった!というつわもの奥様も)おられると思いますが、小さな気遣いで懐も暖まり環境にもやさしいというなら、難しい事は何一つないのですから実践したいものです。

□ 節ガス
ガスは『優秀なエネルギー』だそうで、だからこそ節約が叫ばれます。
お風呂は水を張って沸かせるよりも給湯器でためるほうが節約になるし、 省エネ調理器具の意外な効果も見逃せません。
電気と比べるとガスの節約は知識として知らない事も多いのでうまく生活に反映できれば良いですね。

□ 節水
何か節約ばっかりになってきました。
僕は岡山県に住んでいて、岡山県は香川県とテレビ局を共有しているので、夏場になると香川県の水不足の問題を必ずニュースで目にします。なので節水に対する意識は高めのつもりですが、節水コマというアイテムは初めて知りました。左の写真の商品ですね。
これは地方自治体によっては無料配布されていたりする事もある節水アイテムで、水を出しっぱなしにする時の量を数%削減する機能があります。
この本にも書いてあるのですが、『出しっぱなしをやめれば良い』という意見はありますが、なかなか難しいものです。洗物をするときに出したりとめたりすると食後のゆっくりしたい時間帯に時間を取られるし、蛇口も泡だらけになる。
髪を洗うときもこっちは顔中泡だらけだというのに、『いったんとめれば…』といわれても、なかなか現実的ではないような気がします。もちろん習慣づけしていく事も大切ですが、こういったアイテムで『出しっぱなしでも最低限の削減はしてやる』というのはいいなぁと思います。
ちなみに購入しても100~300円程度の模様です。

□ 自動車
ハイブリッドや電気自動車、水素自動車と新たな技術の開発が著しい自動車産業です。
いわゆるエコドライブですね。
意外と見落としがちなのは荷物。
車に重量が掛かればそれだけエコではなくなるので、普段から余分なものはおろしておいて、一番軽快な状態で走るように心がければ燃費やタイヤにもやさしく、そして地球にもやさしい。良いこと尽くめですね。
1人にクルマ1台はぜいたく?!という項目だけは、どうしても地方の郊外なので、何ともいえない部分もありますが最大限そうするように勤めるだけでもだいぶ違いますよね。
ドライブ好きには少し耳の痛い内容でした。

□ 感想
色々な項目が挙げられていて、知っている事もあれば知らない事もありました。
一ついえるのは、それを実践するのはどれも難しくないという事でしょうか。
もちろんそういったものを選んで提示しているのでしょうから、当然なのかもしれませんがちょっとの気遣いで環境にも配慮した事にできるし、なおかつ自分の生活費を削減する事にも繋がる。
やっぱりいくら環境問題が顕著とはいえ、この二つが結びついていないと、どんな対策も机上の空論になりかねないような気がします。
いやらしい言い方になるかもしれませんが、『家計にやさしいことしましょう、結果的に地球にもいいみたいだし』という順序の方が受け入れやすいかなぁ…と。
そううしながら、だんだんと意識が挙がっていければ良いなと。そんな風に思いました。



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しゃべくり探偵の四季/黒崎 緑
ここまで異色の贋作ホームズもなかろうと思うのが、本作。
その名もしゃべくり探偵の四季-ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの新冒険。
主人公は保住と和戸の二人です。
まぁ日本人化されているところまでは許そう。
お前とはやっとられんわ!

どこの世界にホームズがこんな台詞で終わる設定があるんですか。

物語は全て掛け合い漫才じみた爆笑ストーリーです。
しかも関西弁。霧のロンドンどこいったー!?
もうね、どうしてここにホームズとワトソンをもってこようと思ったのか、それだけがこの作品に隠された唯一の謎のような気がします。

厳格なシャーロッキアンさんは避けた方がいいかもしれませんが、贋作ホームズ物の中でも底抜けに明るく、肩の力を抜いて楽しめる推理小説(?)に仕上がっています。

好みもあると思うし、受け付けない人もいると思います。
でもこういう作品が、誰かにとって推理小説への入り口になってくれると信じています。



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セブン-イレブン流心理学/国友隆一
この本を見ると自分がまんまとセブンイレブンの戦略にはまっている事に気づかされます。
だけど嫌な気持ちはしません。
それは客にとっての満足度を重視したものだからです。

セブンイレブンの戦略を心理学の面から解析した本です。
業界随一の店舗数を誇るセブンイレブンは、フランチャイズの店舗から様々な情報を収集しています。
単に商品や企画の供給と販売という立場ではなく、本部が販売店から情報を提供される事により、それを商品や企画、陳列などに活かして販売店へ返すという、一歩踏み込んだ手法をとっています。

意識はしていない。
この本でコンピューター会社に勤める男性社員がお菓子を残業の際に購入していくという記述があります。
ここを読んで、僕は非常に驚いたものです。
僕も仕事で顧客データのまとめや売り上げのまとめなどの入力業務が急ぎの際、残業をする前にお菓子を購入していたからです。
遅くなると電話もかかってこないし、同僚もいない。
黙々と入力を続けていると何となく集中が続かないし、遅いからお腹も空く。だけど自宅に帰れば晩飯も用意してもらってるし…と思うと、お菓子がちょうどいいのです。
普段はいい年をした大人が残業に御菓子持参なんてこっぱずかしいと思って誰にも言わなかったのですが、なんだみんなそうなんじゃん!と。
セブンイレブンはこういった情報を得ているから、コンピューター会社が近くにある店舗には御菓子類を充実させる戦略をとっているのでしょう。

『これはどうだろう』という企画も大切ですが、セブンイレブンには業界随一の店舗数と、そこから得られる情報がある。なので『客はこれを求めている』というものが見えてきます。
たとえば最近では多くの店舗で春夏秋冬を問わずおでんが用意されています。
こんなに作って売れるのか?と思いきや、冷暖房が効いた事務所などで仕事をする人など、需要は意外とあるそうです。しかもちょっと用意している店舗よりも品数を充実させている店舗で売れているそうです。
これもそういう答えがあったからこそ出来た事なのでしょう。
事実、セブンイレブンの本部では『破棄によって生じるロスより欠品によって生じるロスのほうが多い』という事実を把握していて、更に商品がたくさんあるほうが商品の種類がたくさんあるよりも売れるという事実も把握しています。
後は飽きやすい時代に合わせてどんどんと商品を入れ替えていく。

更には季節よりも細かく時間帯での商品の入れ替えたり、同時に売れ易い商品を近くに陳列しておいたりと、客が自然と『あ、これも欲しいなー』と思うような形を作り上げていきます。
これはコンビニが平均滞在時間5分程度という短時間で、客も買うものを決めて来店しているという特色にも関係しているようです。客に色々な商品を見せる事は適わない。それなら効率的に客の視界に同時に売れる可能性のある商品を上手く並べていく。
これは良く見ていると判りますよね。
ホームセンターへ行くとメモ帳や金封といった物とペンやシャーペンといった商品は別に並んでいます。ホームセンターというお店の特色では、『ここにはメモがあって、あっちにはペンもあるなー』という見方でいいのでしょう。その上でメモはこんなにたくさんあります、ペンはこれだけ用意しています!で商売になる。
コンビニではこれらの商品は手を伸ばせば一歩も動かずに全て届く位置にあります。
当然、店に入ってメモを買おうと思った時点で『ペンもあるなー』と見たりしないからで、メモを買おうと思ったら使いやすそうなペンがある、もしくは『そろそろインクが切れるな』と気づかされるから購入します。
なるほど、御菓子に続いて僕はここでもセブンイレブンに心を読まれていたわけです。

数が多いからフィードバックされる情報が多いのもあると思います。
だけどセブンイレブンという会社は、情報から何かを得ようという意欲がとても強いのだと思います。
一つの情報から幾つもの事実を引き出し、それを店舗や客に返してくれる。

コンビニが増えて、最終的に残っているのがセブンイレブンというケースは良く目にします。
その理由がはっきりと判る一冊です。



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かえるの国へようこそ!/溝呂木芳
やべぇ、アマガエル可愛いっすよ!
そんな気持ちにさせてくれるのが、カエルおじさんの愛称で親しまれている溝呂木芳(みぞろぎ かおる。カエルではない)さんの『かえるの国へようこそ!』です。
アマガエルを擬人化することで、彼らの生活を『かえるの国、ケロッコ村』に見立てて作られた新・鳥獣戯画。
まるでアマガエルが自らの意思で動いているかのように、生活をし、そして人工物に触れる。
左上の写真のように屋台を引っ張ってみたり、焼きソバを売ってみたり、ピアノを弾いたみたり…。

面白い。素直にそう思えます。
そんなに色々は考えていないはずのアマガエルが、まるで人間のように振舞っている。
朝顔のかさを持っているときには、ちょっとオシャレを気取っているようだし、バイクにまたがっているときには一丁前にライダー顔をしていうるようにさえ見えます。
本の帯からして餅つきしてますしね。

いまどきの子供はかえるをとったりはしないのでしょうか。
僕が子供の頃はおたまじゃくしをとってきて、それを大人にして放すというのが一種のステータスでした。
彼らは身近なものだったし、子供をドキドキさせてくれるものだった。
どういう形にせよ、こういう写真を見てもっと自然を身近に感じてくれる契機になればいいと思うし、結局環境保護だエコだと言っても、何を守る必要があるのかが見えないままに言葉だけが先走りするのであれば意味がないと思います。
次の世代にも、かえるの国を引き継いでいきたい。
その為に地球はこれ以上汚れちゃいけないんだと思う。


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子どもを“金持ち”にする15の方法/萩原博子
タイトルがえげつないような気がしつつも手に取った本です。

意外にというと著者の方に失礼かもしれませんが、タイトルからは想像出来ないくらい良い本です。
一攫千金とか、どうすれば効率よくお金が儲かるのかといった内容ではなく、お金の価値観を理解し、稼ぐ事の大変さを理解する事を通して、おそらく一般に言われる金持ちとは違う、お金に困らないくらいの生活が出来る金持ちに育てる方向を模索します。

現実的というか、『仲間はお金で買えない財産』という項目もありつつも、『お金がないと、人は自分を不幸にする』という項目もあるように、お金が全てではないし、お金を持ちすぎるが為に不幸になってしまうケースもあれば、だからといってお金がなくても大丈夫!というには今の時代は世知辛い。
ある程度が一番いいのかなーって思ったりします。
僕はどれだけ頑張っても『ある程度』から抜け出せない身分なので、とにかく頑張るしかないのですが、少なくとも借金は借りる側にも貸す側にも出来るだけ回らずに、必要最低限で頑張ってきたいものです。
本当に微々たるお金持ちですが、これで充分。

さてこの本の特徴として『どうやって教えたらいいの?』という項目があります。
大人に話すのは簡単なんですね。
クレジットカードは気をつけて使わないと、現金じゃないからといっても銀行の口座からは着実に引かれてるんだからね!といえば、納得できる人は納得します。…それで出来ない人も、それは大人としての自己責任でしょう。
でもそれを子供に説明するのは、同じようにしても判らないかも知れません。
そんな時に『こんな風に教えてみては?』というコツを教えてくれます。

失敗は未来へつなげていくことが大切です。
全ての大人が全ての失敗を子供に伝えていくことが出来れば新しい時代はよりよくなるはずです。



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「女子校育ち」のための恋愛講座/根本裕幸、根本理加、原 裕輝
女子高といえば男の永遠の憧れです。

心理カウンセラーである根本裕幸、根本理加、原 裕輝の三先生方が揃って感じていた『女子校出身』の、恋愛に対する独特な苦手意識を一冊の本に纏め上げたのがこの一冊です。
僕は男で共学出身で、気楽に女性と話をし、図書館で上さんを口説いて…と、この本の目指す趣旨とはまったく縁の無い世界だなと思いつつページをめくってみたのですが、なかなか興味深い内容です。
いうなれば特殊な環境なんですね、女子校って。
だから極論として『女子校』だけど、女性の多い職場であるとか学校、学部、家庭…そういったところにもあてはまるんですね。

この本では同世代の男性に接することが少ないという事が実際の恋愛に及ぼす影響について触れています。
なのでたとえば実際の男とはかけ離れた男性像を描いてしまっていたり(エロくない男はいない!という現実を受け止めて欲しい)、どこかで距離を保とうとしていたり。
実際どうなのか判りませんが、この距離を保とうという心理が不倫などの実りづらい恋に向かってしまうケースもあるようです。
この本を読んでいるとある程度は接する機会を作っていくことも大切なんだなぁと思います。

男の間では男兄弟しかいないヤツには変態が多いという都市伝説が伝わっていますが(いや、ただのガセですよ!…たぶん。)、これも同様に、生活環境からもたらされる心への影響を暗示したものなのでしょう。
男子校出身者でも同様に恋愛に対する苦手意識や異性に対する苦手意識を持っている人が多いように思います。

後半の方は性生活に踏み込んでいるので、男の僕にはまったく関心がなかったので殆ど読まなかったのですが、心理的な部分で『男がいない環境』で暮らすという事は、異性の立場から見ても興味深かったです。

※この本は電子書籍で美味しくいただきました。電子書籍じゃなけりゃちょっと買えないよなぁ、このタイトル(笑)。



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岡山事物起源/吉岡三平
岡山県の『最初』を集めた本です。

日本初!という事はよく耳にします。
日本で初めて○○が上陸したのはここです!みたいな、横浜辺りでよく耳にしそうな台詞ですね。
それではあなたの故郷にそれが上陸したのは?という疑問に答えるのがこの本です。

解り易く言えば岡山県出身の総理大臣、初めては犬養さん。…と、こんな具合です。
…この例を見て、『あぁ、そういう本ね』と思ったでしょう?

吉岡三平さんを甘く見ない方が良い。

この本に紹介されている起源は異常に細かなところにまで及びます。
例えば万年筆が岡山県に初めてやってきたのは明治33年、岡山中学の服部綾夫校長がアメリカ土産で持ち帰ったのが初めてで、洋装のアベックが登場したのは明治10年の難波次郎三郎さんの若夫婦です。
人造氷の機械が導入されたのは明治12年、そして明治18年の天皇が御臨幸の際によく食べたということで、天皇が食べるなら大丈夫なんだろうといった具合に食べるようになったと言われています。

この本を読んで一番感慨的なのは、物事が『あぁ、この時期から始まったんだな』と思うことではなく、『よくこんな記録が残っていたもんだな』というところではないでしょうか。

著者の吉岡さんは『ふだん慣れっこになっているせいか、わたしたちは身近な事物のことで、あまりにも知らないことが多いのに驚くことがある』と綴っています。
何でも調べることができる今の時代だからこそ、身近な物事に触れてみる喜びがあるのではないでしょうか。


…シャーベットはおいしそうだけど、なんでキムチでやせるなんだろう。


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月例 こち亀/秋本 治
コンビニで久しぶりにこち亀を見かけました。

その名も月例こち亀アンコールBEST。
2005年に発売された作品集の再発だそうです。

作品集でも文庫版とは異なり、古い作品から新しい作品まで様々に収録されている事です。
作風の変化が判り、なかなかおもしろい構成だと思います。

僕は100巻前後くらいまでしか読んでいなかった為か、『この作品おもしろいなー』と思ったら、やっぱり古めの作品だったりして。全てが最近の作品だとつまらないけど、ちょっとずつ混じってるならOKといった感じで、多少は受け入れ易くなった気がします。

もちろん作品は結構読んでる!という方にも、合間にコラムがはさまれていて、豆知識などを楽しむことができそうです。

そういえばいつの間にか両さんが超神田寿司に住んでいるという事実を知りました。
前後の流れが判らないからさっぱり??ですが、やっぱり少し前の普通の生活から本の少しだけ足を踏み出したような、そんな作風が好きだったかなー。
両さんは寮から自転車で通勤…が一番だと思いませんか!?

そんな風に思いながらニヤニヤするのも、ご一興では無いでしょうか。
お買い上げは全国のコンビニでどうぞ。


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プロジェクトX 地上最強のマシーンF1への激闘
2008年、本田技研工業はF1への継続参戦から撤退を表明しました。

時期はアメリカ発の世界的な不景気の折。
富士重工も会社のアイデンティティともいえるWRCからの撤退を表明、SUZUKIやKAWASAKIなどモータースポーツの世界にも不況の影響が及んでいました。


そんな時に手にとって見たのが、プロジェクトXの『地上最強のマシーンF1への激闘』でした。
ホンダがF1へ参戦し、最初の一勝を挙げるまでの物語です。

かつて存在したプリンス自動車工業(現在は日産と合併。社名に日産プリンスとつく販売店などに名残を残す)や、日野自動車マツダのように自社の自動車メーカーとしての能力を見せるために参戦したというメーカーが目立ちますが、ホンダが参戦したのは少し意味合いが違います。

二輪のメーカーとしてマン島TTレースを125cc、250ccのクラスで完全制覇したホンダは次の目標として四輪の業界への進出を考えていました。
しかしそんな時期に出てきたのが『特定産業振興臨時特別措置法』です。
平たく言うと自動車産業を強くするために、国内の自動車メーカーの数を絞ろうというもので、これが成立してしまうとホンダの自動車への参入は非常に難しくなると予想されました。
…何といっても、ホンダはまだ二輪のメーカーでしかなかったのですから。
そこで今でも名物社長として知られる本田宗一郎さんは、それなら国が認めざるを得なくなるような実績を四輪で残せば良い、と。
そのスタートがいきなりF1なのでから凄まじい。

しかし二輪のノウハウしかなかった為に、エンジンが巨大すぎ、馬力は最高峰に到達しているもののマシーントラブルが多発、更にはコーナリングに弱い…等、様々な問題を抱えたままの参戦となりました。

この本はそんなホンダが二輪での実績から得た『馬力が全てだ』という考えから脱却し、真に四輪に適した車作りと向き合うようになるまでが描かれています。

その始まりも四輪への参入のためですが、四輪自動車を作るためのノウハウを得たという意味でも、F1というのは自動車メーカーとしてのホンダのスタート地点だったんだなぁと思い、あのニュースが流れたときに古くからのファンがどうしてあんなに落胆していたのかが、少し理解できたような気がします。

またHONDAの文字をF1の世界で見る事が出来るのでしょうか。
F1で育ち、乗用車へフィードバックする。ホンダらしさが戻ってくる日を楽しみにしています。



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殺人博物館-迷宮への招待
もし、あなたの周りに平然と生活している殺人者がいたら、どうします?
警察の科学捜査は優秀で犯人はやがて追い詰められる。だけど意外にシンプルな虐殺の犯人が捕まらないなんてケースは多いようです。

タイトルそのままに未解決の殺人事件を集めた一冊です。
未解決事件の中では有名な事件が集められているのか、僕は詳しくないのでよく判りません。
ただ結構凄惨な事件が多く扱われているので読むのには注意が必要です。

こうしてみていると殺人者と被害者の間に縁故がなさそうな事件が多く含まれています。
実際、現在でも殺人者と被害者の間に面識がないケースの方が多いという事を聞いたことがあるのですが、そうなると解決も難しくなるのでしょうか。
もちろんスター・フェイスフル事件(ある令嬢が睡眠薬を飲んだ状態で溺死体として発見された事件。遺体から性向の後が発見されたために殺人が疑われていた)のように自殺の可能性を秘めたものもありますし、ポール・バーン事件(映画監督が遺書を残して自らの頭を拳銃で撃ちぬいた事件。自殺だとされるが、遺書は贈り物につけられたメッセージカードで、それを利用した殺人であると主張する意見もある)のように自殺でありながらも疑われるものもあります。

ただ紹介されている事件の多くは非常に昔のものです。
アメリカにおける無差別殺人のさきがけといわれているムーンライト・マーダラー事件でさえも第二次世界大戦終戦直後の出来事です。セルマ・トッド事件のように背後にマフィアの影があるために更なる追求がなされないまま、関係者や証拠などが失われてしまった事件があるのも時代柄でしょうか。

今の時代の科学なら、きっとこの多くは解決できたはず。
…そう信じたいものです。

※この本は電子書籍で美味しくいただきました。
…紙媒体での発表は難しいだろうなぁ。


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プロジェクトX 挑戦者たち カーナビ 迷宮を走破せよ
ポータブルカーナビが人気だそうです。
従来気軽に購入できる価格ではなかったポータブルナビの人気の背景には歩いての観光などでも便利に使えるという利点があったようで、五万円以下でも十分に購入できる手軽さとあいまって随分と身近な存在になってきました。

そんなカーナビ誕生前夜にスポットを当てたのがプロジェクトXの『カーナビ 迷宮を走破せよ』でした。
今ではカーナビのジャンルでは社名の通り開拓者であり、最先端の技術を常に提供し続けたパイオニアに勤める社員達が、その物語の主人公です。

□ カーナビの開発へ向けて
バブル景気の影響で高級車が売れ、それに伴ってカーステレオなどのパーツも高額商品が売れるようになり、パイオニアにおいても売り上げの主力となる部門に育っていました。カロッツエリア(carrozzeria)というブランドにお世話になっていた方も多いはずです。
しかしその矢先に自動車会社が自社でカーステレオの開発を始めるという発表があったのです。
その頃のパイオニアの売り上げにおける約三割がカーステ部門によるものだったというのですから、この発表は会社を左右しかねない一大事だった事でしょう。
こで新たな商品の開発が求められ、そこで提案されたのが市販型…当時既に登場していた車載型ではなく、どんな車にも装着可能なカーナビだったのです。

□ それまでのカーナビ
パイオニアが着手しようとした1988年当時もカーナビは既に登場していました。
ただし一部の高級車種に搭載されていたそのナビは、現在の感覚からは大きく離れたものです。
TOYOTA・ナビコン
運転手が地図を確認して、東西南北の方向と距離を入力する。
ナビコンは方位磁針を利用してその方向と距離を算出し続ける。
運転手が地図を入力する手間と、方位磁針を採用しているために磁力に弱いという弱点を抱えていた。
HONDA・ガスレートジャイロ
ヘリウムガスをヒートセンサーに噴出させ、その温度差で方角を感知する。
移動距離が大きくなるにつれて誤差も拡大し、フェリーなどを使うと移動距離が計算されなくなる。

両方とも今になってみるととても原子的な手法です。
トヨタのナビコンは入力しているうちに頭に入りそうだし、ホンダのガスレートジャイロは調べてみると主に巡航ミサイルなど、使い捨ての用途で採用されている技術だそうです。
どちらも車載型という点もありますが、使い勝手がそれほどよくなく、あまり普及していなかったそうです。

パイオニアは日本を代表する大企業二社でもいまいち成果をあげられなかったカーナビで起死回生を図るのでした。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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街猫~MACHINEKO~/木谷てる
可愛いばかりが猫じゃない。生きていくということは大変なことなのです。
Monochrome Recordでも紹介したモノクロ写真の写真家である木谷てるさんが撮影した猫の写真です。
猫の可愛さを撮影した写真集はいくつもありますが、こちらは猫の鋭さを撮影したものです。

擬人化したり、可愛く撮影するのも大好きですが、こういう鋭さがあるのもいいなぁと思ったりします。
特に家で飼っている猫は目もまん丸で甘えたがりですが、外の猫は意外と逞しく警戒心も強い。
こういった猫もまたいいものだと思います。

可愛い!の一言で社会現象が起こりそうな時代ですが、こういう猫の姿もまた魅力的なものです。

色々な生き方がある。
色々な猫がいる。
それは人も、猫も一緒なんだなぁ。そんな気になる一冊です。

※この本は電子書籍で美味しくいただきました。


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岡山の風物/岡山県広報協会
岡山県の風景写真と、それにまつわるエッセイという形式の一冊です。
県の広報誌『おかやま』にて連載されていたそうで、時期は昭和35年から八年間だそうで、僕は余裕で生まれていません。多分両親も出会う前ではないでしょうか。

県内各地の様々な風景の写真は、特別なものではなかった筈です。
地域の特徴的な写真を撮影し、その歴史と未来への展望を綴る…。
今、こうして読んでいて逆に斬新に思えます。

僕達はネット上で日本各地どころか、世界の絶景を見ることもできるし、もう少しすればそこへ宇宙も混じるでしょう。
しかしそうなるにつれて、目の前にある風景の素晴らしさを見落としているのではないでしょうか。
別に世界的に有名じゃなくても、観光の本に掲載されてなくても人の心を感動させたり、綺麗だなぁとしみじみ感じたりする風景というのはいくつでもあったはずです。
この本を読んでいると、そんな喜びを思い出させてくれます。
きっとこの風景は、そこに住んでいる人々には当たり前の風景なんだろうなぁ…。
そう思うと、こんな風物がある生活というものに思いを馳せてしまいます。

国際化は大切なことかもしれないけど、別に全世界を見渡さなくても、まだまだ知らない感動は国内にたくさんあるのでしょう。
最近では連休のシーズンに国内旅行の割合が増えると不景気の影響だの、世界の政情への不安だのとネガティブな発言がニュースを賑わいますが、いいじゃないですか、国内旅行!
日本語が通じる未知との遭遇です。

さてここまで書いておいて何ですが、昭和30年代~40年代と言う事で、僕にとってはまったく馴染みのない風景ばかりです。
いくつかの見たことがある地域でも、あまり名残りはありません。
牛とか馬とか普通に出てきてビックリします。
逆に最上稲荷はそのまんまでビックリします。
今では瀬戸大橋線が停まる駅がある町として賑わっている倉敷市の茶屋町も、県内で最も小さな『茶屋』という町でした。

また登場する車もさすが年代物(当然か…)です。
旧車ファンにも勧められる一冊だと思います!!(無理やり?)



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日産自動車の逆襲 4章 世界再編生徒日本の自動車産業の運命/徳大寺有恒
徳大寺有恒さんが経済評論家ではなく自動車評論家の立場から日産自動車の過去、そしてこれからの展望等を綴った一冊で、最終章となる四章では日産自動車から少し離れて各メーカーの展望を考えます。

□ やっぱりホンダが叩かれる
第三章あたりからきな臭い感じはあったのですが、御大はここでホンダに攻撃の手を向けました。
日産以上に危険な会社で数年中に赤字に陥る危険性があるとされています。
2009年には大恐慌の煽りを受けてしまいましたが、これは他社もほぼ同様の状況だし、GMのように破産寸前に追いやられたわけでもなく、まずまず優秀な結果を残しています。
ただし御大の読みが完全にはずれていたのかというとそうでもなく、アメリカでの販売が順調に推移した事、そして国内では『工業高校の生徒だってこのぐらいのものなら描ける』と評したロゴの後継車種であるフィットが大ヒットし、御大がホンダの危うさに上げた点が幾らか改善されています。

□ 他のメーカー
三菱:外資の傘下へ入るべき
マツダ:フォードグループの中での役割が重要
スバル:ポルシェやジャガーのように生産数が少なくても生き残れる道の模索を。
スズキ:私はスズキが来世紀も自動車工業の中心にいることを確信している。

ダイハツがいません。
(トヨタグループで処理されたかな)
この中ではスバルがトヨタグループに加わり、逆にマツダはフォードの経営危機の対策として株式が放出され、グループとの強い提携は残しながらも子会社という立場からは離れました。

御大は四百万台クラブというあり方とは別に、少ない生産台数で生き残っていく道も提案しています。
それは富士重工に対して提案したように、生産台数が少なくても、例えば人を、設備をそれに合わせていけば経費が削減でき、結果として生産台数では劣るメルセデスが利益ではかなり大きな数字を残せるという事になります。

そして日産/ルノーの連合によって、ルノーのような他国の考え方や手法が入り込むことで、様々な面で日本のやり方が変わっていく可能性などにも触れています。
早いものでこの本の出版からもう10年。
状況は大きく変わってきました。大きな不況の波は世界一だったGMを破産寸前に追い込み、フォードは運転資金を確保するためにマツダの株式をたくさん手放して議決権を失いました。
そして自動車の販売台数は極端に落ち込み、もしかすると環境にやさしい車を通り越して車の必要の無い時代がやってくるのかもしれません。
この本を読みながら、御大が思っていた以上に大きく世の中が変化している事を痛感しました。


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ガンダム人物列伝 第一章機動戦士ガンダム
ガンダムに登場するキャラクターの設定や名シーンなどだけを抽出した一冊です。
先に紹介したMS列伝もそうですが、この本もまたページをめくりながらハァハァしちゃう、まさに電車マニアにとっての時刻表、水戸黄門にとっての印籠のような本なのです。

まずは第一章の機動戦士ガンダム編。
たまたまガンダムに乗り込んだ為に戦うことになってしまったアムロに代表されるように、連邦軍の主要キャラクターの大半は元々はただの民間人で、なおかつノア・ブライトのように軍人ではあってもまだ見習い程度という特殊な戦争でした。
数多くのキャラクターが登場し、意外と見落としている設定などもありますが、この本を読めば段々と相関図が出来上がって来ます。

まずはアムロ・レイを中心に連邦軍を見てみましょう。
彼はV作戦の主要メンバーだったテム・レイの息子で、コロニーの建設を見せたいと願った父親によってサイド7へ連れて来られました。後に砂漠において再会した母親とは別々に暮らしていましたが、別に離婚していたわけではなく、単に宇宙生活に馴染めなかったからという理由でした。
彼の父親が軍の関係者と言う事で、アムロに反発していたのがハヤト・コバヤシです。
彼は家が軍施設を作るために立ち退きになっていたことから、物語冒頭で避難勧告が出た際にもアムロに声をしていません。
その時にアムロへ声をしたのはフラウ・ボゥでした。
彼女は母親がおらず、父親も留守がちなアムロの面倒をよくみていたという関係でした。
ちなみにアムロがガンダムへ乗り込んだのは、自分の面倒をよく見てくれたフラウの両親がザクの攻撃により殺害されてしまったことへ対する怒りからでした。

さて連邦軍と言えば細目のブライト・ノア艦長が思い浮かべられます。
アムロを初めてぶったのもこの人。(ぶったね。親父にもぶたれたことないのに!はブライトに対する言葉)アムロと父親との関係を思うと、アムロが甘やかされて育ったから父親に殴られたのではなく、父親と接する機会が無いから父親に殴られた事がないという事に気づかされます。
ブライトはそれに対して『殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!』と返しています。生真面目そうに見えるものの、軍人らしい発言ですね。

しかしこの人、押しも押されぬホワイトベースの艦長というイメージですが、彼は二代目艦長です。
初代は物語序盤で傷いた為に彼が交代するのですが、士官候補生という立場で民間人を勝手に使って兵器を動かしたのは本来なら死罪だったそうです。
さてそんなホワイトベースの面々
いつもブライト&ミライの後ろにいる少し高い位置の男子二人にも名前があり、オスカ・ダブリンマーカー・クランという名前です。ちなみにメガネがオスカで、非メガネがマーカー。ま、その程度の分類です。
またセイラ・マスから軟弱者と呼ばれたカイ・シデンは最初から民間人としての立場を崩さず、自分が戦わなければならない理由を見出せずに一度はホワイトベースを降りてしまったのが印象的です。
アムロを筆頭に正義感だけで戦いへ挑んでいく民間人の中では常に等身大の人間として描かれていた彼ですが、戦争の中で家族を養う為にスパイ活動をし、そして死んでしまったミハル・ラトキエとの出会いから、戦う理由を見出していきます。
個人的にはこの方の成長が一番共感し易かったですね。主人公向きではないにせよ、一番自分に近い人間のような気がします。

また死んでしまったキャラクターも数名います。
ブライトに『俺たち、これからどうすりゃいいんだ?』といわしめたのがリュウ・ホセイの死です。
彼はブライトと同じく士官候補生という立場でしたが、指示を出す役に立たされたブライトをフォローするために、あえて一歩身を引いてクルーをまとめる役割を果たしていました。
生前、懸命にアムロとブライトの関係を修復させようとしていた彼ですが、自身の死をもって彼らは徐々に向き合うようになっていくのだから不思議なものです。
ちなみに『リュウさんみたい』と称されたスレッガー・ロウも戦死してしまいました。この人は後にブライトの奥さんになるミライが惚れた男性で、死の直前に大切な指輪を託しています。俗に言う死亡フラグです。
また途中では元婚約者も登場し、ホワイトベースのおかみさんと称された割に、実は宇宙世紀きっての恋多き女という一面も持っています。
そしてアムロにとっても憧れの人だったマチルダ・アジャンも戦死しています。
この本で読むまで忘れていたのですが、彼女は戦いを主とするのではなく、補給部隊の所属です。その凛々しさから最前線で戦っているようなイメージがあったので、改めて読んで違和感を感じましたが、彼女がそれを選んだ理由は『戦争という破壊の中でものをつくっていけるから』でした。
少年達が彼女に憧れたのは、その端麗な容姿よりもこうした雰囲気だったのかもしれません。

そして作品のもう一人の主人公、シャア・アズナブル。若さゆえの過ちとか言ってますが、この時点でまだ二十歳。異常に大人びてます。
彼は妹であるセイラ・マスと同様にジオン共和国を立ち上げたジオン・ズム・ダイクンの子供でした。
ジオンさんが不審な死を遂げた際にある人物の手によって地球へ逃され、偽名を与えられたのです。
なのでキャスバルアルティシアという本名を捨てたので二人の名字は違う…と思いきや、実は最初の偽名の段階では二人共同じ名字を名乗っています。
エドワウ・マス。これこそがセイラ・マスと共に与えられた彼の偽名ですが、シャアは更にそれを捨ててシャアを名乗りました。…で、一年戦争の後にはまたクワトロ・バジーナと名前を変えるわけで、とにかく偽名の多い一生を送った方だと言えるでしょう。

ちなみにこの時にシャアとセイラを逃したのが、敵ながらも堂々たる戦闘ぶりで人気のランバ・ラルの父親であるジンバ・ラルでした。
ランバ・ラルが白兵戦を挑んだ際にセイラと出くわして隙が生まれて重傷を負ってしまったのも、そういった繋がりがあった為でした。
ランバ・ラルは上記のように父親がジオン(旧国王)派だった事もあり、その立場も微妙だったということで、結局最初から最後までジオンの血族の人にしてやられてしまうという悲しい人生でした。
アムロにとってはMSの性能だけに頼った戦い方を改めるきっかけとなった人なのに…。

そして最後に一年戦争の黒幕だったザビ家の人々
お父さんのデギギレン(長男)とキシリア(長女)の二人から軍事を中心にした政治を提案され、その実現の為に第一線を退くという判断をしています。
そしてギレンとキリシアが戦略を立て、ドズル(次男)が勝ち星を上げてそれを実現する。
ガルマ(三男)は母親譲りの容姿と国民人気で表に立つ…。
これは良いバランスだったのかもしれませんが、シャアの策略でガルマが死に、その頃からバランスが崩れてしまったのではないでしょうか。

ちなみにガルマの恋人であるイセリナとの結婚を相手方に反対されていましたが、これは反ジオンの考えを持っていた為で、彼らが逢引をしてたパーティーもそういった事態を打開するために頻繁に開かれていたものだそうです。
何気ないワンシーンにもジオンが力だけではなく人と人の心の繋がりも大切にしていたという事がわかるエピソードですね。


この本を読むと、別の角度からもう一度機動戦士が楽しめる!!
ランバ・ラルとの出会いによって起こるアムロの成長や、密やかに距離を縮めるフラウ&ハヤト!
みんなでもう一度ガンダムを楽しみ直さないか!!



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プロジェクトX 27 激走せよ パリダカ 日の丸トラックVSモンスター
しかし、みなの目は輝いていた
若手へもう一度夢を―。
日野がパリダカへ参戦したのにはそういった思いがあったそうです。

□ 乗用車からの撤退
日野自動車といえば日本を代表するトラックメーカーの一つです。
しかしかつては『コンテッサ』という乗用車を開発し、レースに参加するなど乗用車の開発にも意欲的な記事がありました。ルノーのノックダウン生産をしていた影響が出たヨーロッパ風の車は今見ても色褪せない魅力を備えています。
しかし乗用車部門での成功、そしてレースでの活躍…そういった夢はトヨタとの提携に伴う乗用車部門からの撤退という形で幕を下ろすことになります。

□ トラック・バスメーカーとしての戦い
1966年、トヨタとの提携の為に乗用車部門から撤退した日野は再びトラックやバス専門のメーカーとして再スタートを切ります。
しかし時代は公害が社会問題となる時期へ差し掛かり、ディーゼルエンジンを搭載していた日野のトラックもその煽りを受け、排ガス規制との長い戦いが始まりました。
光化学スモッグの喘息の原因となるNOx。1974年に突きつけられた環境庁よりの通達は『NOxの排出量を二割削減すること』、でした。
この規制は今も増え続けているように、最初の15年間で合計で6割の削減を化せられ、その上に1989年に発表された環境方針として『今後一〇年で、さらに排ガスを半分に減らす』という事が表明されました。
どれだけ苦労しても報われず、更に厳しい規制を課される事の繰り返しは技術者の士気を奪い、疲弊させていきました。

このくだりを読んでいて裏舞台の大変さを痛感しました。
幸いにも僕はそこそこ規制が進みつつある時期に生まれ、物心ついた頃でもそれほど悪くは無かったし、排ガス云々という言葉をはっきりと理解できるようになった頃には、人が大変だからというよりは地球環境の為に削減を…という流れになっていました。
ただ中で繰り返し何度も規制を掛けられた技術者の方は本当に大変だったことでしょう。
環境保護の視点ではトラックなどの大型車は悪く見られることが多いですが、その難題に答え続けてきた技術者達はもっと評価されてもいい。そんな気がします。

□ 若い技術者たちに夢のある仕事を
そんな時にかつてコンテッサでレースに参戦していた時代を知る社員達が、こうした状況を打破するために立ち上がりました。
それは自分達が味わってきたレースの楽しみ、そしてそこから生まれてくるであろう開発への意欲を、規制の繰り返しで疲弊している若手にも味合わせてやりたいという思いから出たものでした。
そしてカミオン(トラック)部門を持つ世界最高峰の難レースであるパリ・ダカールレース(ダカール・ラリー)への参戦が三年以内の優勝という厳しい条件付で認められたのでした。
費用を最低限に抑える為に、選ばれた車種は既存の『レンジャー』でした。
モンスターと呼ばれる優勝候補の大きなトラックに比べ、随分と小さな車両ですが日野の持てる技術を注ぎ込んで、再び夢を見るために彼らは走り出したのでした。

□ 成功と挫折
実は日野が始めて優勝したのは、一度の小休止を挟んだ後です。
不景気の影響から約束の三年を果たせずに車の提供のみという形をとっていた日野。
しかし現場を奮い立たせる何かが欲しいという、最初の動機と同じ動機で再びプロジェクトは動き始めます。

日本のトラックをなめるなよ、と。

かつて乗用車部門をめざし、かなわなかった夢。
その時に彼らは気持ちを切り替えて世界一のトラックを作ってやろうと思ったそうです。
アフリカの大地で追いかけた夢は、その夢を達成するための力を日野自動車に与えてくれたのではないでしょうか。

1997年、パリダカ史上初のカミオンクラス同一チームによる1.2.3フィニッシュを果たしたのでした。

※この作品は電子書籍にておいしくいただきました。


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これをマネるだけでスラスラ話せるスピーチ挨拶/暮らしの達人研究班
人前に立って喋るというのは実に難しいものです。
聞き手をジャガイモだと思えばいいという方も居られますが、ジャガイモを相手に喋る自分というものが想像出来なくてうまく出来ませんでした。

そんな時に参考にするのが文例ですが、なかなか思った通りの文例が見つからずに困ったという方も多いのではないでしょうか。
特に良い事のスピーチならまだ気が楽なのですが、詫び状など謝罪をするためのスピーチや文例というのは非常に難しく、もしあるのならすべてのシチュエーションを網羅したような文例集が欲しい!という方もきっといるはずです。
少なくとも僕は欲しいです。

今回紹介するこれをマネるだけでスラスラ話せるスピーチ挨拶という本も文例集の一つですが、文例集としては結構カジュアルな範囲をカバーしている本で、例えば会社で使う場合にも朝礼やイベントでの挨拶、そして定年や栄転、単なる人事異動、寿退社をされる方への挨拶といった具合で、内容が実用的です。
この本と、もう一冊なぜか本屋さんのちょっと薄暗いコーナーによく置いてあるお堅い文例集を持っていればかなり広いシチュエーションをカバーできる事でしょう。
きちんとされた方からすると『こんな事まで文例が必要か!』と思われるかもしれませんが、その辺は修行中と言う事でご容赦願いたいところです。

この他にも冠婚葬祭での挨拶、地域行事や友達同士での集まりでちょっと気の利いた挨拶…といった具合に揃っています。
但しビジネス文書としての充実はこのての文庫に期待するべきではないでしょうが、家の本棚に、会社のデスクに、置いておくと便利です。
ちなみに僕はPDA(ZAURUS)のSDカードに入れて常時持ち歩いています。

それでもダメ!という方には、文例の末尾に簡単なポイントが付け加えられているので、そこから考えていきましょう。
要所を押さえておけばきっと大丈夫。
後は棒読みにならないように自分の言葉で表現し直せば良いだけなのですから。



そういえば直子の代筆ってソフトがあったなぁって思ったら今もありました。
ワープロ時代の頃には意表をついた文章を生み出し、楽しませてくれたものです。今はどうなっているのでしょう。微妙な価格に少し期待してしまいます。


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