本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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日産自動車の逆襲 3章 自動車産業を襲う未曾有のパラダイム・シフト/徳大寺有恒
日産自動車のルノー傘下入りという大きな時代の出来事から、過去そしてこれからの日産自動車、そして自動車業界を考えようという本の3章からは日産自動車からは少し離れて、業界全体の展望を考える内容になっています。

3章で取り扱うのは次世代の技術です。
ちょうどこの本が出てから10年ほどの月日が流れているので現状と比べながら読んでみようと思います。

□ ハイブリッド
燃料電池の車へ移行するまでのつなぎの技術とも言われていたのがハイブリッドです。ただし電気飲みで動く自動車の登場にはまだまだ時間が掛かるであろうという点から御大も注目しています。
まずその後のトヨタ躍進の原動力となったとされるプリウスが出て、今に至るまで日産自動車で一般向けに販売されたハイブリッドカーはありません。後に続いたのはホンダのインサイト(初代)でした。
ただしだからといって技術がないわけではなく、御大もルノーが一番興味を示しているのは日産のハイブリッドの技術だろうと予想していました。

□ 次世代ディーゼル
日本ではイメージが悪く、トラックなどを除いては大半が消滅してしまったディーゼルですが、ヨーロッパなどでは燃費のよさから強い人気を誇っていました。そこで諸問題をクリアしたディーゼルエンジンの開発が急がれますが、そこには『特許(本文中ではパテント)』の問題があります。
コモンレールと呼ばれるディーゼルとガソリンで同じブロックを共有できる燃料供給システムの特許を利用すれば理想的なディーゼルエンジンを作ることが出来るのですが、この特許の使用料が非常に高いという問題がありました。
日産は他メーカーに先駆けてコモンレールの特許使用料を免除できる方法での技術を手に入れていました。
こういった様々な面での日産の技術力の高さはさすがで、御大曰く『ホンダとは比較にならない』とのこと。こういった面が功を奏したのか、MTではあったものの、クリーンディーゼルを国内で先駆けて発売したのは日産自動車でした。

□ CVT
最近小型車を中心に、燃費のよさで人気のCVTも当時から既に注目の技術でした。
この本で紹介されていたトロイダル式CVTは後に実用化されたものの、価格面の問題から現在は中止されていますが、その技術自体はメルセデスベンツに提供されるなどしています。

□ エレクトロニクスの重要性
3章では度々特許に関する話題が出てきますが、今後の時代における自動車産業でキーとなるのはエレクトロニクスによる技術です。
新しい技術に対応していく為には機械より電子を重んじていく必要が出てきます。
こういう時代になった場合、日産は基礎的な技術や研究が進んでいるのでチャンスがあります。

…と、なぜか3章ではホンダが狙い撃ちです。
傘下にエレクトロニクスのメーカーを持っていない為に今後は厳しくなるだろうとの読みです。ちなみにトヨタはアイシンやデンソー、日産はジャトコといったエレクトロニクスを担当するメーカーを持っています。

こうして次世代の技術に対する土台の良さなどを見ていると、日産のポテンシャルの高さが伺えます。
やはり赤字に陥ったのにはマーケティングのまずさなどがあったのかもしれません。



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日産自動車の逆襲 2章 日産復活の処方箋/徳大寺有恒
徳大寺有恒さんが日産自動車のこれまで、そしてこれからの展望を語った一冊です。
二章では日産復活の処方箋として、日産自動車がこれから取るであろう、また取るべきであると考えられるような事、そしてどうして赤字に陥ってしまったのか?を考えます。

□ 車種整理
四年毎の定期的なモデルチェンジを見直し、また多すぎる車種を整理していくべきだと考えています。
まずFRの車種に関しては『せいぜい一車種を残せばいいだろう』と発言。
V8のシーマは廃し、セド/グロがその車種であるべきとし、スカイラインに関しては2リッタークラスはFFでもいいのではないかという考え方によってはスカイラインがセフィーロを吸収するのか、またその逆になるのかという事もありえるとの事でした。
またルノーがFF専門であることを考え、FRの技術は重宝がられるとの展望も見せていますが、それらの車種の売上が芳しくないことを懸念しています。
またFF車種では車がステイタスではなくなってきていることを踏まえてマーチとサニーという小型車種が日産の主力になっていくであろうと考えています。

□ イメージ戦略
御大が『意味が理解できない』としたのが、日産が検討していたフェアレディの廃止です。世界的に有名でコアなファンを持つフェアレディだけに驚いたようです。(この本の後、二年弱実際に絶版車になった)
また過去にも日産はアメリカでダッツンの愛称で親しまれていたブランド名、ダットサンを日産に統一することで、それまで築いてきたイメージを損なってしまったという前歴もあり、マーケティング戦略の弱さを露呈しています。
また御大のお気に召さなかったようなのがS15シルビアの存在です。
当時の日産は非常にフロアパネルを多く持っており、ルノーの8に対して26も持っていたそうです。
シルビアは2000ccクラスでは唯一のFRで、専用のフロアパネルを持っています。
大きな借金を抱えた会社がこんな事を…と、車評論家とは思えない意見を掲げています。
車好きに取ってはスポーツカーの低迷期の比較的後期まで頑張ってくれた車種ですが、経営という目線で見ると日産が抱えるべき車種ではなかったと判断したようです。

□ ルノーとの提携
ルノーの子会社になった事で、ルノーが日産から利益を上げるというイメージがありますが、同時に日産もルノーから得るものがあります。
まず部品やフロアパネルの共有化とコストダウン。
実際にこの本で触れられている『次期マーチ』となるK12型マーチが採用した日産・Bプラットフォームはルノーの車種はもちろんサニーやセグメントでは上位に位置するブルバードなどにも採用される、日産でもっとも多く採用されるフロアパネルとなりました。
またマツダもフォードグループに入ることで開発費を抑制する事に成功した例としてよく知られています。(『マツダはなぜ、よみがえったのか?』より)
ルノーはもちろん自社が持っていないFRの技術やハイブリッド、CVT、そして生産技術といったものを得ることが出来ますが、日産はマーケティングやデザインなどをルノーから得ることが出来ます。
こうして足りないものをお互いに補っていくことが日産復活の鍵になっていきそうです。


10年たって読み返してみると、結構実現している事も多いですね。
ハイブリッドに関しては日産はまだ余り動きがない状況ですが車種整理で言えば、御大が思っていたよりはFRが少し多く残っているのかもしれませんが、代わりにセド/グロが二車種から一車種でフーガになりました。またセフィーロと統一されたのはスカイラインではなく、兄弟車種であるローレルで、二つで一つ、FF形式を主とするティアナになりました。
そしてシルビアも終了してしまい、車種の整理は確かに進んだようです。
また販売の要としてミニバンのセレナが台頭した他ではやはりサニー(現・ティーダ)とマーチ、その派生車種であるキューブあたりが主力になっています。

また本文中で触れられていたメガディーラー(多くの車種を一度に全て見られるディーラーで、御大は理想としてはメーカーの垣根まで超える構想を持っていました)に近い形として、販売店で取り扱う車種の統一も行われました。

イメージ戦略としては一旦終了したスカイラインGT-Rが新たに日産のイメージをになうフラッグシップ、NISSAN GT-Rとして再生するなど、ダッツンに変わる新たなイメージ作りが進んでいるようです。
フェアレディも復活、日産のイメージリーダーとなっています。
ただ反面、統一されたフロアパネルの効率の陰でシルビアのような個性的な車種が消えていってしまったことは残念でありません。



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ウケるブログ Webで文章を”読ませる”ための100のコツ/高瀬賢一
今、僕が一番参考にしている本を紹介します。

□ 読みたくなるブログは読み易いブログ
この本はブログの書き方のガイドのようなものです。
どんな文章が読み易いのか、どんな内容が人を引きつけるのか、どんな風に工夫をすればいいのか。
単純な事ですが忘れがちです。
例えば少し前に流行った『ちょいワル』なんかも、一つの手法です。
優等生の文章より、少しひねくれてた方が面白いですよね。
人気のブログや個人サイトを調べてみると、確かにちょこっと毒舌な感じがウケているようです。
元々がひねくれてるのでこれは得意です。
また文章の長さなども含めて、読み易い事の重要性を解いています。

□ これも手法。
最近、ブログを書く際にこのように幾つかの段落に分けて書くようにしています。
これはこの本で学んだことで、やはりモニターの前に座ってブログを読むという作業は疲れます。
その為には例えば効果的な改行をすることであったり、長い文章を少しずつ区切ることで、全体を読み易いようにすることが有効です。
また強調したいキーワードを『このように』囲ったりする事でより強調がわかりやすくする事が出来ます。
ブログによっては一行ごとに空白の行を挟んで独特の間を作り出すような書き方もありますが、あのやり方も文字が大量に並んでいるという圧迫感を減少させるのには有効な手段だと言えそうです。

□ 書き方で要点を押さえる
引きつける書き方として、例えば『これはどうなのか…』などと引っ張って、うちのブログでいえば『ネタバレ等は続き以降で』として追記に誘導するというような形をとっていますが、書き方のテクニックはもっとたくさんあるようです。
まず大切なのが書き出し。タイトルのオウム返しはやはり避けた方がいいようです。
ただやっちゃうんですよね。タイトルが○○なら、どうしても『○○を読んでみました』みたいな切り出しが楽です
でも確かにそんな書き出しでは、他のブログでもいいや。と思われてしまいます。
引きつけるような書き出しというのは難しそうです。
またですます調だったりタメ口だったり、あえて短文にしたり、長文にしたり…という選択肢で文章のイメージを決めることも出来るのです。

□ そして読み返す。
あえてここで発表してしまいますが、僕は誤字が多い!
Linuxの変換のせいにはしないけど、ここでちらっと匂わせます
そういった面も含めて読み返しというのは大切だと思います。
一晩でも置いてみて、読んでいて『感情的になりすぎた』と思うこともあれば、内容を詰め込みすぎてかえって判りづらいと思うことや、難解な漢字を使っていたり、ですます調とタメ語が混じっていたり…。
読み返すことで見えてくることっていうのは、やっぱり大切です。
僕のブログは別にアップする日時にこだわる必要がない性格上、よくタイマー投稿を利用します。
一日に複数冊の本を読み終えた時には、例えばアクセス数が増える15:00~24:00辺りを狙って投稿してみたり、内容によってはお昼休みのビジネスマンを狙って12:00あたりでアップしてみたり。
習慣としてブログを書く→タイマーにする→アップ直前に目を通してみる…といった手順をルールにしてみてもいいのかもしれません。

本当に今でも自分に当てはまる悪い例が多くて困ります。
どうにかこの本を通して成長していければと思う次第なのです。



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忠義/芥川龍之介
忠義という言葉は日本人の美徳ですが、その在り方について何が忠義か?を考えさせられる作品が、芥川龍之介さんの『忠義』という作品です。

精神的に病んでしまった主に仕えた二人の家臣。
家の為には何か問題を起こさない内に隠居させてしまった方がいい。
この判断をしたとき、それぞれの家臣の『忠義』はどのように働き、どのような結果を残すのだろうか。
そんな二つの忠義を描いた作品で、一般に『板倉勝該事件』と呼ばれる実在の出来事をモデルにしている作品です。

□ 前島林右衛門の忠義
前島は本家からやってきた家老です。
彼にとっての忠義は、本家から来ているということもあって『家』を守ることでした。
今までこれといった失点のないままに続いてきた名家の名を汚すような事がないように、主を隠居させてしまわなければならない…。そう思い、主には内緒で養子を迎える準備を進めていた。
しかしこの事が主の耳に入ってしまい、彼は追い出されてしまうのだった…。

□ 田中宇左衛門の忠義
前島の後釜には乳人を勤めた田中が選ばれた。
彼は幼い頃から修理をよく知り、主が精神的に病んで癇癪を起こしたりする様子も子供の頃の無邪気さが今も抜けないようにさえ思えるような、とても心やさしい人でした。
そして精神的な病に対する考え方も、『家』に何かがあってはいけないというのではなく、大切な場で取り乱すようなことがあって『主』が罰せられるような事があってはよくないというものでした。
だからついに彼が本家の者ともめごとを起こしてしまい、隠居を言い渡すように命じられた時にも、最後にもう一度だけ『今生の望にただ一度、出仕したい』と、隠居との交換条件に登城を申し出た時にもその条件を飲んでしまった。
そして事件は起こってしまったのです。

前者は『主』を置いてけぼりで家への忠義を追求した為に失敗し、後者の場合には余りに『主』の気持ちを重視しすぎた為に登城を許し、事件を引き起こしてしまった。そして家は断絶、田中自身も縛り首となった。

何を持って忠義とするのか。
どのような忠義が正しいと言うのか…。



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個人でWEBサイトなんてやめておけ/梶 充生
自分への戒めとして読んでおこうと思った一冊です。

個人でサイトを持つことが珍しくなくなった時期に、その頃の個人サイトでよく見られた傾向などに警鐘を鳴らした一冊です。

「こんなwebサイト見てくれてありがとう」というのは謝辞の体裁で居直っているだけだ。
そしてこんな恥知らずな決まり文句を掲載し続ける神経の持ち主が、今後精進する可能性は限りなくゼロに近い。


Webというのは実におもしろい特性を持っています。
個人的な日記のようなものをつけている感覚…単にPCや携帯電話さえあればどこからでもメモできるといった程度の感覚で始めていても、それは日本中、日本語環境さえあれば世界中から見ることが出来る状態にあります。
梶さんの言葉を借りれば『内輪で固まるだけならInternetは要らない』のです。
友達同士でメールの交換でもすれば、いい。

この本は厳しいです、本当に。
いくつかの箇所では僕自身、今でも痛い。

でもこうしてWebという公共性のある場所に文字を掲げる以上、それなりの責任は伴い、そして『個人で書いてる適当な内容ですから』という弁明は許されない。
自分で書いていて、『お前が言うな』といった感じがプンプンするのですが、耳障りの悪い言葉だからこそ、いつでも手の届く場所へ持っておこうと購入しました。




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日産自動車の逆襲 1章なぜ日産はトヨタに敗れたのか/徳大寺有恒
徳大寺有恒さんが経済学者ではなく、自動車評論家の立場で日産自動車が膨大な赤字を抱えるまでの経緯や今後の展望を語るという内容の本です。
出版時期はルノーの救済による子会社化が行われた時期です。
ルノーと日産の生産台数を合わせると四百万台を大きく超え、巷で言われていた『四百万台クラブ』(年間生産台数四百万台が自動車メーカーが生き残るデッドラインであるといわれていた)の仲間入りをしたのですが、この勢いは日産にとって逆襲の契機となるのでしょうか。
御大が見続けてきた日産の歩みから今後の展望を探ります。

第一章は『なぜ日産はトヨタに敗れたのか?』です。

□ 一九五五年体制
たまに目にする言葉で1955年体制といわれる言葉がありますが、これはトヨタと日産が本格的に乗用車の開発を始めた年だった為にこのように呼ばれます。
ここで登場したのがトヨタのオーナーカーとしてのクラウンとタクシー向けのマスターでした。一方の日産はダットサン110型で迎え撃ち、タクシーの業界では中型タクシーのクラウン、小型タクシーのダットサンという図式が出来上がりました。(マスターはなぜかタクシーとして余りヒットしなかったそうです)
すみわけが出来ていたとは言えど、小型タクシーの方が需要は大きい。
この小型タクシーの市場を狙って発表されたのがコロナ(ST10型)(現在のプレミオ)ですが、急遽仕上げただけにダットサンには打ち勝つ事が出来ませんでした。

□ BC戦争
トヨタvs日産の図式を作った競争にBC戦争があります。
BCのBはブルーバードのBです。
日産がタクシー業界のみならずオーナーカーとしても大ヒットさせたブルーバード(310型)。
Cはコロナ(PT20型)です。
先述のダットサン対抗用として開発されたコロナの二代目モデルです。急遽作られた初代に対し、じっくりと開発された二代目は中身は勿論デザイン面でも革新的で今見てもスタイリッシュな印象の一台です。
この二台が販売台数で首位争いを演じ、この戦いは二代目ブルーバード(410型)、三代目コロナ(RT40型)までもつれ込み、そしてついに昭和40年にコロナがブルーバードを追い抜いたのです。
…この本を読むまで、てっきりCはカローラだと思っていました。
時代の変化とともに看板車種も変わっていくのですね。
ちなみにカローラは後で登場します。

□ 自動車に対する考え方の違い
BC戦争の勝敗を決した要因はその後も尾を引く問題のようです。
日産自動車は車のベーシックな部分にこだわっています。
コロナが装飾品や太いタイヤの採用など、判り易く目を惹く部分に力を入れていたのに対し、日産が反撃のために作った新型の三代目ブルーバード(510型)は全輪立懸架のシャシーを与えられ、乗り心地や直進安定性を重視した細いタイヤを装着する事で、明らかにコロナを凌駕した車でした。
しかし、結果はブルーバードが敗退したのです。

□ CS戦争
BC戦争よりもつい最近まで競われていたCS戦争の方が日産vsトヨタという構図が判りやすいかもしれません。
CSのCはカローラ、もトヨタの誇るベストセラーカーです。
そしてSはサニー。現在はティーダの名前で販売されている日産の看板車種の一つです。
この争いは上記の二社の考え方の違いがはっきりと出ている争いで、まず先に発売されたサニー(B10型)に対し、後発のカローラは1000CCのサニーに対し1100CCで発売、有名な『プラス100ccの余裕』というキャッチコピーでサニーを圧倒しました。
この次のモデルでも1200ccのサニーに対し、直後にモデルチェンジをするカローラは1400ccで登場しました。
ただし車の性能でサニーがカローラに劣っていたのか?というとそういうわけでもなく、初代サニーとカローラに対しては車の基本構造がサニーの方が上回っていた事や、エンジンは大きくてもそれほど性能に違いもなく重量が増したカローラの方が『ダルな感じの乗り味だった』としています。

□ 「販売のトヨタ」、「技術の日産」
社内で技術者が強かった日産と、販売を優先してきたトヨタ。
勝敗はどうやらここにありそうです。
良い車を作れば売れる。これは間違いないはずですが、やはり僕も含めて一般の人にとっては『よさそうに見えるものを買う』しかありません。モータースポーツを楽しむような方は別として、車を購入する際にはスペック表を見て軽く試乗して決める人が殆どで、設計図まで目を通すような方は余りいないでしょう。
これは御大が綴った日産のホンダ車へ対する評価(の予想)に現れています。
『うちのクルマとホンダのクルマをバラしてみろ』
残念ながらクルマを買うときに解体してまで比較する人は稀有です。
ハード重視でマーケティングを後手にまわしてしまったことがクラウンに対するセドリックを除けば常に先手を打ちながら、後出しでマーケットを奪われる結果になってしまったのではないか…。


ところでこの本の中で車評でトヨタ派に見られていることに対して、一言あります。
『(日産に厳しい評価を下す事に関して)それは本当にクルマが悪いからで、誉めるクルマはきちんと誉めている
御大、フォローなのかどうかよく判りませんっ!

この他、第一章では歴代の名車やプリンスとの合併など自動車ファンには楽しい話題が充実しているのでお勧めです。


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旗本退屈男第四話 『京へ上った退屈男』/佐々木味津三
前作で『退屈じゃ、退屈じゃと思うていたが、今となって思い返してみると、やはり人が斬りたかったからじゃわ。?しかし、もう斬った。久方ぶりにずい分斬った。そのためか、わしはなんとのうこころ寂しい』と言い残し、江戸の街を去った退屈男は京都を訪れました。

しばらくは観光したりと気ままに過ごしていたのですが、やはり退屈男でも一人旅が続くとわびしい気分になるようで、思い立って島原を訪れています。
そこで見かけた易者に占いを頼むのですが、ここでちょっとファニーな退屈男の一面が見えます。

散々剣難はどうだ、女難はどうだと喚き、それでも易者が何も喋らないとなると『なぜ返事を致さぬ!』とちょっとヒステリックになったりと、そんなに自分の未来が気になるのか…というシーンですが、何のことはない相手は耳が不自由だから筆談にしてくれと看板にかかげてあったとさ。
ちなみにそれをみた退屈男は照れ隠しなのか、もうここまできたら勢いなのか『面白い面白い、ずんと面白い。然らば、筆問してつかわすぞ』と言って筆談にて占いを始めています。
最初からそうしろと書いてある。

ちなみに占いの結果は以下。
金運は無し。
女運は有り。西から綺麗な奥さんがやってくる。
子宝も上々で夫婦仲がよければ男が11人生まれる。むさ苦しい家庭だ。
剣難はない。ただし喧嘩をふっかけらるから気をつける。


ちなみに『右神易ノ示ストコロナリ。疑ウベカラズ。見料モ亦忘ルベカラズ』との事、しっかりしています。

この自分には似合いそうもない結果に声高らかに笑う退屈男。
しかし、この直後…占い結果の一部はいきなり実現してしまうのだった。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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完全探偵マニュアルBest+/渡邉文男
言わずと知れた有名サイト『探偵ファイル』。そのオーナーであり、同時に総合探偵社ガルエージェンシーのオーナーでもある渡邉文男さんが過去に出版した完全探偵マニュアル1~2を一冊にまとめて再編した本です。

歯に衣着せぬ発言と突飛な企画でインターネット普及の時期に絶大な人気を誇ったサイトの雰囲気そのままに実際の探偵としての仕事を通して身につけたノウハウや、逆に犯罪から身を守るための手立てなどが紹介されています。

すごく個人的な感想を一つ。
やっぱり探偵に頼もうという人って、頼む側も調査される側も変わってる気がする。

おもしろそうなところばかり抜粋しているからなのかもしれませんが、そんな風に思いました。

ただやっぱり大変な仕事だと思います。
やはりゴミの調査は『宝の山』だし、話術や観察眼、そして推理だって必要。
推理小説で見るほど綺麗な仕事でもないし、ホームズがワトソンに何度も話していた『観察』は、実際にとても重要で、一つ落とせば仕事がパーというシチュエーションもあるようです。

ただ一つ納得できなかった事が。
前書きに続き最後でも触れられていた『金を貯め込む探偵に未来はない』。
説明を読んでも判らないよ、BOSS!

ちなみに金を貯め込まない為にBOSSは『正直、印税が欲しい』とのことで、立ち読みをせずに買ってほしいとの事ですので、中身には余り触れずにおきましょう

関連記事:女探偵の事件簿(元奥様の著書)





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LINUX100% Vol.6
えっ、まだVistaなんか使ってるの?

このフレーズ気に入った(笑)。
Linux100%がVol.6で収録したソフトは、今後Linux界の伝説になっていくと思います。
というのも人気のUbuntu最新型を加工して作り上げたOS、Linux7が収録されているからです。

Windows→Linux完全移行のススメ!!!と題された今号は、Ubuntuが目指すウィンドウズユーザーの移行を徹底的に目指した内容になっています。
その目玉として用意されたのが先述のLINUX7です。
GNOMEというのは実に柔軟にデザインやレイアウトを変更できる機能を有しており、多くのユーザーは自分一人だけの画面を追求しているものと思いますが、Linux7はそこで『じゃぁ既存のOSのレイアウトに近づければもっと移行し易いじゃん』という結論にいたったのです。
用意されている外観は二つ。
一つはOS名からも想定できるように、Vistaや次に登場する予定のWindows7のレイアウトを模したもので、Linuxの上下のツールバーが下に統合され、左隅をクリックするとメニューリストが出てき、そしてガジェットが配置されている…という、まさにWINDOWSレイアウトです。
そしてもう一つは、なんとマッキントッシュ
Macユーザーまで取り込もうと言うのか、Linux7!!
別の記事で紹介されたWbarによるDockまで完璧に再現されており、Windowsバージョンよりも忠実なんじゃない?といった趣きで、なんとFirefoxまでSAFARI風にアレンジされ、なおかつDashboardまで用意されています。
Linux100%のコメントが粋で『Macでは少ないDVDリッピングなどのツールも揃っているので、Macより使えるかも』との事。
ちなみにこの二つ、もちろん標準のUbuntuと同じくライブCDとしても使えます。
ログインの際にユーザー名をLinuxとするとWindows7風、macとするとマック風にレイアウトされたページへ入ることができます。(パスワードは共にlinux100)
そしてこれはHDDへインストールしても有効で、今まさに僕はマッキントッシュの雰囲気を味わいながらこの記事を書いているのです

標準搭載のソフトも非常に多いので、導入後に必要となる作業は追加インストールよりも選定した上でのアンインストールの方のような気がします。
マルチメディアやインターネット、オフィスに関連するソフトは王道が一通り揃っていて、たとえばTotemの他にMplayer、VLCのような使い方次第で加えていたソフトまでカバーされているので、厄介なインストール作業は省かれ、これはまさにLinux入門に最適な仕上がりです。
こんなLinuxマニアしか読まないような本じゃなくて、もう全世界へ向けて配布してほしいぞ!
ちなみに2chブラウザまで標準搭載。なんちゅう完備っぷりじゃ。

ちなみに環境面。
本家のUbuntuより少し要求するところが大きく、メモリは512MB以上、HDD10GB以上、CPU1GHz以上を要求します。
僕はメモリ768MB、HDD30GB、CPU2.0GHz(celeron)で導入、この環境での動作は余裕でした。
実際は1Gほどあればサクサクといった具合ではないでしょうか。

Linux7に搭載されているソフトも多いのですが、Windowsからの移行をテーマに掲げているだけあって、Windowsのソフトの代替となるソフト(例えばガジェット→Screenlets、iTunes→amarokなど)を紹介したり、Linuxの初歩的な知識まで解説するなど、手取り足取りになっています。
これにwineを使えばWindowsが無くても大丈夫という感じは、確かにします。
ただリナックスユーザーって変わってるのかなぁ、この充実具合がかえって退屈だったりして。
後、逆にそこまでWINDOWSチックにするなら、WINDOWSを使えば良いと思ったり、思わなかったり(笑)。WIN風だと上のバーがなくなるし、Mac風だと下のバーがなくなるし
今WINを使っているユーザーにとってもUbuntuが求めるスペックが高いだけに、メリットが意外と見えにくい部分はあるかもしれません。(僕が使った感想としてはWIN XPとほぼ同じ、もしくは少し重たいかもしれないかな、ぐらいです。メモリの最高が712MBのPCを持っている方にはお勧めかも。)
まぁLinux7とは言ったものの、実際はソフト類を完備したUbuntuの特別バージョンにWIN風レイアウト、Mac風レイアウトを追加したものなので、Ubuntuユーザーの方は気楽に試してみてはどうでしょうか。
《追記》
当然UbuntuなのでそのままアップデートしてUbuntu8→9にグレードアップできました。

ちなみにこの号に最新版Feodoraの記事も含まれています。
扱いが小さすぎてよく判りません。



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醜形恐怖症~人はなぜ「見た目」にこだわるのか~/町沢静夫
外観にこだわりがある人は非常に多いと思います。
僕も上さんのちょっとしたメイクの変更や髪の長さなど見落とさないように細心の注意を払いながら毎日を過ごしています。
また余り気にかけない方でも、腕時計は良い物を、靴は高級な物を…と、ちょっとしたこだわりを持っていたり『おしゃれ』さんは少なくないようです。

しかしそれが行き過ぎてコンプレックスになったりするケースもあります。

 醜形恐怖という精神障害
この本のタイトルで初めて知ったのですが、それが過度になってしまい、自分の外観に極度の嫌悪感を抱くような症状を醜形恐怖と呼び、これは精神障害の一つに数えられるのだそうです。

それはたとえばおでこが広いから髪を下ろそうとか、ちょっと目がきついからメイクで柔らかく見えるようにしよう…といったことではなく、不登校になったり引きこもったりと、人前に出ることが出来なくなってしまうような事態を引き起こすそうです。
このコンプレックスを持つ部分というのが非常に興味深いのです。

□ コンプレックス
大抵の人はアイドルやモデルのように完璧なルックスでは有りません。
もうちょっと鼻が高ければ国際的にもてたのに!と思う方や、もっと目が大きければ稀代のアイドルになれていたかもしれないのに…!と思う方もいる事でしょう。
…勿論、アイドルやモデルといった方でもインタビューを読むとやはり僕たちと同様に何かしら『ここがもうちょっとこうだったら、もっと綺麗だったのにナー』という部分はあるようです。
それが醜形恐怖に陥っている方の中で、たとえばある女子高生は自分の脚が長い事をコンプレックスに思い、学校に通うことができなくなったのです。
僕や、恐らく多くの人から見れば非常に羨ましいことなのですが、当人にはそれが醜いと感じられたのでしょう。
そしてそれはやがて自分の中で上手くいかないことが自分の外見の不満点に集約していくようになるようです。

 三段階の症状
この症状を著者は段階を分けて考えています。
・恐怖症
・強迫観念
・妄想
この内、二つはある程度治療が可能だそうですが、妄想レベルになってくるとなかなか難しいようです。
症状の基準の中にも『自分の想像上の身体の欠点に強くこだわる』という部分があるように、外から見て大した事が無い、又は先述のようにとても欠点とは思えないような部分でも自分の中で致命的な欠点として思い込み、そして自分を追い詰めてしまうようです。
そしてこの症状に前後してうつ病を発症しがちになるそうです。

 治療
こういった症状に対して、外からのフォローは余り有効にならないようです。
著者もとりあえず診察をする事を勧めています。

勿論この本ではそういった症状に陥るメカニズムや実際の症状、治療の例なども紹介されています。
内容を読んでいるだけで、もしかするとある人は落ち着いたり、気分が楽になる事もあるかもしれません。
心当たりのある方、お悩みの方は一度目を通してみるといいかもしれません。


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「理系の話題」がスッキリ!!わかる本/不思議大好き研究会
□ 人類を置いてけぼりにする理系
皆さんは理系のニュースってどれくらい気にされていますか?
温室効果ガス、Co2、化石燃料の減少…。
最近よく耳にする環境問題の話題でさえ、僕も含めて多くの人には『なんだか知らんけど、けしからん。クリーンにしなきゃいけないような気がするぞ!』といった程度の認識なのではないでしょうか。
危機なのは判るし、色々なエコと名づけられた商品が出るから予防の為にそうした商品を選べば尽力できているのだろうと思うのですが、問題の本質的な部分に触れることに関しては一種の畏怖のような感情で拒んでしまいます。
その理由はきっと、僕のそれと共通する人も多いのではないでしょうか。
聴いてもよく判らん

□ 砕いて、砕いて!
そんな恐るべき理系の話題を簡単に説明しようというのがこの本です。
身近にある様々な理系の話題に焦点を当てています。
そして説明はシンプル。
先述の通り、細かいメカニズムなどを説明されても僕らはチンプンカンプンです。
それを理解するために他の参考書を開いて一から再スタートを切らなければ追いつけないでしょう。
なので小難しい部分はひとまず避けておいて、環境問題では何が起こり、それが何を引き起こすのかを説明してくれます。
たとえば温暖化で生物が北上する理由。

温度上昇→森林が弱る
理由は植物が温度変化に合わせて移動できるのは100年で20m程度だから適応できないから。
また森林が森林が温暖化によって乾燥化→イモムシ大量発生→森林が立ち枯れる。
草食動物が森林が生き残っている寒い北へ向かう→肉食動物もそれを追う。


この程度なら文系脳でも着いていける!!

こんな具合で文系の頭でも理解できるようになっているので安心です。
この本を読めば、明日から少しインテリぶれるかも。

□ 豊富な話題。
勿論こうしたニュースの話題以外にも指の関節がなる音はどこから?や、遺伝子組み換えの食品はどうしてこうも嫌がられるのか、もっと簡単な話題は液晶テレビはどうしてあんなに薄く出来るの?まで、文系では疑問にさえ思わなかった素朴な疑問が沢山出てきます。
僕はこの本で一番判るのは、理系の人ってこんな事が気になるんだ…という事実のような気がします。液晶テレビが薄くてラッキー♪で終わる僕は間違いなく文系です。




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10歳若返る国語練習帳/日本語文化研究所
社会に出ると色々と勉強になることが多くて、自分を高めていけるような気がする半面、それまでの人生の大半を染めてきたいわゆる『勉強』をする機会は本当に少ないものです。
どこかで気づかなければいつまでも間違いをひきずったまま…なんて危険性もあります。

学生さんとかもしこの記事を見てたら、マジで気を付けてくださいね。
社会へ出るまでにどれくらい覚えているかですよ。

さて年をとってしまった僕は自力でどうにか補います。
そこで手に取ったのが『10歳若返る国語練習帳』です。
国語の授業から慣用句や四字熟語、敬語などといった普段の会話に必要になる知識のみを引っ張り出してきたような内容になっています。なので文章から主人公が何を思っているのかを抜き出しなさい…のような問題は解かずに国語の復習をすることが出来ます。
読めそうで読めない間違いやすい漢字なども掲載されています。

ここからかなり自画自賛します。ご了承下さい。
やってみて、意外と点数はよかったです。
特に敬語/謙譲語はほぼ満点でした。どれだけへりくだった人生を送っているのかがよくわかる結果が出てしまい、自分でも非常に微妙な気分になりました。

無駄なく効率的に覚えるのには手軽で読み易く、非常に便利な一冊だと思います。
色々な表現を覚えることは様々な相手と接する社会生活では必ず役に立つことでしょう。僕もこの本で幾つか『あの人だけが使うけど、どういう意味なのかイマイチ判らない』という言葉を見付けたりと、意外と収穫がありました。

タイトルはもちろん頭を活性化させることで頭が若返るという事なのでしょうが、個人的にはこの本で覚えた表現を普段の会話へ取り入れていくと、周囲からのイメージは10歳ほど老け込んでしまうのでは無いだろうかと思ったりします。



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だれでもわかる店舗経営/折戸 功
この本はタイトルにもある通り、店舗経営に関する内容なのですがもうひとつ変わった特徴を持っています。
それは生協の経営に特化された部分があるというものです。

もちろん普通の経済の本として様々な企業の店舗運営に関する知識を蓄積することもできるのですが、二部構成の後半が『生協の店舗事業成功のカギ』となるなど、かなり特化されています。

ちなみに生協とは何ぞや?と思い、調べてみました。

生活協同組合(せいかつきょうどうくみあい、略称・生協、コープ、CO・OP)とは、一般市民が生活レベルの向上を目的に、各種事業を行うために結成された組合組織。(wikipedia)



判るような、判らないような…。

その生い立ちにおいて、他の民間企業とは異なる部分もあるようですが、この本を読んだ感じとしてもベーシックな部分はスーパーマーケットなんだと思います。
そもそもの成り立ちはイギリスの労働者が余り裕福ではない暮らしの中で、余り良い商品を提供せずに高額な商品を売りつけてくる商人に対抗するために自分たちで資本金を集めて設立したというものだそうで、この本によると今でも発祥の地であるイギリスにおいては生協が小売店の上位五位に入る存在なのだそうです。
なるほど、生協には暮らしを安定させる目的があったようです。
確かに激安に走ったり高級感を売りにする生協というのは聞きません。

組織力があるのでマーケティングのための情報はさすがに強靭です。
全国の生協のデータを参照できるので、例えば大規模小売店舗立地法の規制にかからないために作りやすい300坪規模の店舗が多く新設されていることに対して、『三〇〇坪の店舗は大変苦労しています』というデータをすぐに持ち出せるのは強みでしょう。
ちなみにその理由は、その規模の店舗では生活に係わる一通りの商品を充実させることが出来ずに競争力が落ちるからだそうです。

実際にどれくらいの繋がりがあり、どれくらい協力し合ったり参向し合ったりしながら生協という組織が運営されているのかは判りませんが、こうしてみてみると繋がりがあることの強みを持っているんだなと思ったりします。

それにしても僕が住んでいるあたりでは少し生協の弱体化が進んでいるようです。地域によってはとても賑わっているところもあるようで、一概には言えませんが大きなチェーン店の出店などで苦戦している実情もあるようです。
この本でも徐々に上位の店舗に売り上げが集中し、最終的には寡占(少数の店舗のみで市場が支配されている状態)に近い状態になっていくでだろうとの見通しを立てています。
アメリカの方では生協の破産という実情もあるそうで、生協も生き残りの時代が来ているのでしょう。
この本からはそんな生協の姿が垣間見えます。



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Linux Perfect Vol.2
リナックスのムックを買えば必ずubuntu特集という状況に少々食傷気味になってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

□ UBUNTU8.10
このリナックス・パーフェクトのVol.2が出たのもUBUNTU8.10が出た時期なので情報満載。
動作環境で言えばCPU700MHz~、メモリは最低192MBで推奨は348MBを要求するだけに内容は実際、かなり豪華仕様になっています。USBメモリーへのインストール機能の復活、ネットワーク機能のモバイル対応度向上、WINDOWSとの親和性向上など、ぱっと見た感じでは求められている事にかなり答えている内容といえそうです。
動作を調べるのにCPU2.2GHz、メモリ256MBの環境で試してみたのですがこのメモリだと、最低は満たしているものの少し重たい。ただ不思議と旧バージョンである7.10よりは良かったような気もします。
単に相性の問題でしょうか。
これだけ動くならこの本ではありませんがLINUX7というUBUNTU8.10をチューンしたディストリビューションも気になるところです。

□ ディストリビューションカタログ
扱いの小ささは否めないものの、人気ディストリビューションの特集もあります。
定番のFedoraやUbuntuベースでグーグルのサービスが充実しているgOS、安定志向のopenSUSE、3Dデスクトップに特化したLG3D-LiveCD、そして軽快さでかつてのリナックスのイメージそのままといったslax-ja等が紹介されています。
gOSはネットを使う目的だけで導入するにはいいのですが、メイン機としてはどうかな?といった具合で、LG3D-LiveCDはとにかく求めるスペックが高すぎです。3D環境を体験してみるのには良いディストリビューションだと思います。
それぞれに特性や画面などが紹介されているので、Ubuntu以外に興味がある方にはきっと参考になる事でしょう。
こういう場で既にVINEが消滅している事が悲しい…。

□ デスクトップのカスタマイズ
しかしこの本で一番注目したいのはビジュアル面での操作です。
テーマ設定によるデスクトップのカスタマイズは、UBUNTUに限らず今回で言えばGNOMEを採用しているなら一通り流用できます。
アイコンを変更したりCairo-DockやWbarを用いたMac OS X風のランチャーを採用したりすればあっという間にオリジナルのデスクトップの出来上がりです。この本では上手い具合にマック風に仕上げた画面も紹介されています。
Cario-DockよりはWbarの方が軽いのですが、別途コントロール用のソフトが必要になります。
Vineでも使えましたがなぜか設定用のソフトの方が動きませんでした。
また少々スペックを問われますがCompiz Fusionのような機能も紹介。

□ 最強フリーソフト100
元々がフリーソフトが多いOSですが、それでも把握し切れていないソフトも多いはずです。
なかなか調べる機会や場所も限られてくる事を思えば、こういったリストアップは嬉しいものです。
仕事に使えそうなソフトから、ゲームにエミュレーターまで充実しています。そしてこういったソフトも当然Ubuntu以外でも使用可能です。
ただしUbuntuならアプリケーションの追加/削除であっさり導入できるものも多く紹介されています。
意外とリストアップされているだけでは選びにくいものなので、これは便利ですね。

□ ソフトからインストールまで安心サポート
付属のDVDに(フリーソフト100以外は)一通りのソフトとUbuntu8.10が封入されており、インストールに関しても逐一細かく解説されているので、初めて使うような方でも安心して作業が出来ると思います。

別にUbuntuが嫌いなわけではないので、こうして人気を集め、他のOSを使っている方にも充分にアピールできるようなディストリビューションの存在は頼もしいものですが、雑誌の解説自体がUbuntuを中心になるのは、少し寂しいような気がします。
Ubuntu以外でも大丈夫!なものの方が多いはずなのにね。



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いま流行のWEB制作ルール&テクニック総学習
少し前に紹介したWeb Design100を最近になって読み返してみると、逆に新鮮だったりする反面、『今の技術ならここをもうちょっとこう…』とか、『ここはこうした方が使いやすそうだな』という部分が、多少見られます。

あの頃を思い返せばテーブルで間隔を取ったり、全ての作業をhtmlでこなしていたものです。
勿論どうにか理想の形に仕上げようと四苦八苦していたあの時期も楽しかったし、そこから奇抜なアイディアが生まれたり、言語を覚えるきっかけになったということも否定できないのですが、でもよりよい形があるなら、それがいいに決まってる。

僕は過去にこだわらない男です。

この本はまさにタイトルそのまま、今の主流である方法を掲載した本です。

□ 特徴
こういった解説の本というと、ビジュアルメインで作り方には余り触れていない本だったり、逆にページを開いたら目くるめくソースの世界、日本語の方が少ないです!といった両極端に分かれがちですが、この本はその辺りのバランスが非常に良い内容になっています。
どういった記述や操作をすればどういう結果が出るのか、そしてそれが見た目にどのような影響を当たるのかがイラストと文章、そしてタグで紹介されています。
また配色等にも細かく触れているので、初心者の入門編には向かないまでも、ある程度作った経験のある方にとっても非常に使いやすい参考書です。

□ Web制作
使用するソフトはDreamweaverです。
ただし一部にソフトが無いと判りづらい…と思うところが無いわけではありませんが、本文中の多くはDreamweaver無しでも問題なく作業が出来ます。
全体的に使う色を極力抑えたシンプルで見やすいレイアウトが紹介されています。
これが最近の流行の傾向なのでしょう。
確かに凝ったレイアウト…という意味では古いWeb Design100の方が細かく作りこまれている感じです。
それ故にマジックナンバーの概念や黄金比、白銀比などにこだわった内容になっています。
(語句注:①マジックナンバー・5~9までが人が見て瞬時に理解できる数字だという考え方。②黄金比、白銀比・前者は世界的に美しいとされる配置の比率で、後者は日本人の美的感覚をくすぐる配置の比率の事。それぞれ5:8、5:7くらい)

□ 画像加工
配色や画像の加工などの技術も数多く紹介されていますが、用いられるソフトはフォトショップ、Fireworksです。
ただしこれらじゃないとどうしても駄目ということはなく、自分の持っているソフトでどのように作業すればいいのかさえ判ればペイントショッププロGIMP等で充分に代用できる範囲で、それほど高い技術は要求されません。


一通り見て、感じたのはやはりシンプルになった事です。
勿論中で使われている技術などは相当に進化していて、訪問者をひきつけようという工夫においては今も昔も変わらないように思うのですが、色々なサイトが出てきて、FLSHAなども流行って、最終的にはこういう形に落ち着いていくんだなというのが、非常に興味深かったです。
反面、昔のようなやんちゃなサイトはもう流行らないのかと思うと寂しい気もします。

今後もどんどんと変化を続けていくであろうジャンルですが、ゆっくりでも少しずつ勉強してついていければなぁと思います。



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SDガンダム  Gジェネレーション クロスドライブ
こんなに色々豪華でおなかいっぱいになったゲームは初めてです!
胸がいっぱいになったかどうかは別にして。

Gジェネの愛称で知られるガンダムのシミュレーションゲームシリーズから、クロスドライブをやってみました。アマゾンでは
なんだか香ばしい評価
を食らっている作品だったので戦々恐々でしたが…。

□ タッチパネルによる操作
NINTENDO DSでプレイするのは初めてです。前作であるその名もDS(そういえばアドバンスの時はADVANCEだったなぁ…)は未プレイなのでタッチパネルでの操作にまず感激しました。
小隊を組んだり画面上でMSの操作(配置)をするのにはタッチパネルという機能は非常に便利ですね。
反面、タッチパネルでしか出来ない操作も出てきた為に、たとえば機体の改造に関しては寧ろ面倒になりました。
機体の改造は主に機体を上位機種へ変化させるアップグレードパーツと機体を強化させるカスタムパーツで行うのですが、この操作がタッチパネルだと少々きつめで、後半になるとあまり数値を上昇させないレベルの低いパーツが溜まり始め、気がつけば99個でいっぱいになっており、だけどそれを使い切るには非常に時間を要する…という悪循環へ陥るようになりました。
ステージとステージの間で黙々とタッチパネルを突付き続ける時間が必要です。少し気持ちが沈みます。
この辺りはもう少しボタン操作でも可になるようにして欲しかったなーと思ったりします。

□ オリジナル要素を盛り込んだストーリー展開
さて物語は一年戦争(恐ろしいほど少しだけ)から、Z、ZZ、そして逆襲のシャアまでの宇宙世紀のストーリーを追いかけながら、最終的にはオリジナルストーリーにつながっていきます。
そしてそこへ物語の核となるフィオ、ニケア(どちらかを選ぶ。フィオ編、ニケア編へゲーム序盤で分岐)といったオリジナルキャラクター、そしておびただしい数の他シリーズのキャラクター達が割り込んでくるという形になっています。
宇宙世紀が好きな僕にとっては大満足の仕上がりですが、他のシリーズには疎かった事や、宇宙世紀以外のキャラの多くはエピソードを割り込ませる程度でしか展開しない為に、どちら様なのかがよく判らず、クリアした頃には『色々あったけど、気がついたらガンダムだらけだね』といった感じでした。

□ ボリュームあるステージ数
ステージの数も相当なもので、フィオ編、ニケア編ともに本編が40超、そしてクリア後にフリーステージを幾つか攻略するたびに出てくるエクストラステージをあわせると50超のステージが用意されているので、二つをクリアする頃には100超のシリーズを攻略する事になります。但し物語の分岐による会話の違いが生じるのみで基本は同じステージというケースが大半です。
僕は途中で他の事をしたりしながらのスローペースだったので参考にならないかもしれませんが、僕は最初に着手したニケア編で80時間を要しました。どちらか一方を攻略すると、戦闘時のアニメーションをカットできるので二度目は短縮できます。

□ 新機能クロスドライブ
特筆する機能として、タイトルでもあるクロスドライブがあります。
これは物語り上で特定の係わり合いの深いもの同士が戦闘画面上で近くに集合すると強力な必殺技が発動するというもので、たとえばアムロ、カミーユ、ジュドーで発動するといった具合です。
微量のSPを消費するのみで使用できる上にちょっと強力すぎない?という破壊力を持ち、MAP兵器が無い分、この技には非常に助けられました。
ただ反面、この技が強力なのでほぼ全員が作品の壁を越えずにそれぞれの派閥で固まっているという現象が起こりがちです。これだけ出るのに夢の競演…みたいな楽しみ方をした覚えが無い

ただステージ数も多く、グラフィックもアドバンス時代と比べると非常に綺麗ですし、僕の呑気な性格に合っていたのか、それなりに楽しめました。何よりもアムロですよ、ア・ム・ロ!
このゲームはフリーステージでパーツを集めれば、比較的初期からVガンダムなどの強力なMSを手に入れることができるので、アムロ大活躍でウハウハでした。



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はじめてのカフェのひらき方 人気カフェ17店の開業ストーリー 2
前回の店舗の実例にひきつづき、後半は実際に設立するための準備に関してです。
もはやブログのデザインからは遠くはなれたところにやってきてしまいましたが、せっかく買ったのが勿体ないので読みつづけます。
後半はところどころにチェック欄やメモ欄があり、実際に記入しながら自分が作りたいカフェのかたちへ近付いていくような内容になっています。

□ コンセプト
この本を読んで一番大切だと思ったのはコンセプトです。
先に紹介した中だと、例えばコルコさんのように女性向けの野菜メニュー、むぎまる2さんのまんじゅう、カフェ フレスコさんのデザインカプチーノなど飲食にこだわりを持ったお店もあれば、飲食にも力を注ぎつつもオーディネールさんのようにジャズ&読書であったり、ハッピーカフェ246.さんのように移動できるカフェのように競合店との差別化を飲食以外の部分で強調するお店もあります。
またコンセプトが決まることで、他の全てが動き出します。
立地にしても、フロムハンドトゥマウスさんのように学生をターゲットにするのであれば学生さんが通る道でしょうし、厳選したメニューで限られたお客さんを対象にするのであればベッカさんのように立地に拘らず自宅のガレージを改築して作っても問題ないでしょう。
内装や備品などもコンセプトが決まっているからこそのものですね。

□ 立地
コンセプトにもかかってくるのですが、立地もやはり重要です。
立地によって客層が決まり、それに伴って内装やメニューなども決まります。
オフィス街の近くなら毎日の食事を楽しむOLさんを対象に価格を抑え気味に、ヘルシーかつ充実したラインナップが求められますし、住宅街に作るのであれば長時間いる事を想定した椅子や、子供づれの対策などが要求されます。
コンセプトに合う建物で、立地も思うようなところで、なおかつ賃貸…という希望では見付けられないということになると、ロジカフェさんのように予算を引き上げて物件の買い取りといった方法もあります。
住宅用の賃貸で、それを飲食業に転用したい…というのはなかなか了承がいただけないケースも多いとの事です。

□ 物件探し
思った立地の中で物件を探しますが、物件の探しかたも人それぞれ。
たとえばアヂトさんは近くにカフェがある場所を選び、棲み分けさえ出来れば幾らかその客を取り込めるだろうと考えて出店していますが、逆にロジカフェさんは近くにカフェが無い事を物件を決めた理由に挙げています。
結果として双方ともカフェとしては成功しているので、どちらの考え方もアリで
ちなみに物件契約時に必要になるのは手付金、保証金、礼金、仲介手数料、権利金、共益費等です。買い取るということになればまた違ってくるのでしょうね。

□ 手続き
まず必要になるのは食品営業許可です。
これを取得するために、まず食品衛星責任者の資格(一日の講習で可)を取り、更に自治体の基準に沿った店舗を作って開業申請を行い、保健所の立ち合い検査を受けて取得することが出来ます。
更に開業申請には、営業許可申請営業設備の大要・配置図食品衛生管理者の証明書水質検査成績証明書が必要になります。なんだかリナックスでソフトの依存の欠如を埋める作業のように、様々な手続きが必要ですね。地道に片付けましょう。

これ以外にもテイクアウト、夜間営業などに伴って追加の申請が必要になる場合もあります。
ちなみに移動式のハッピーカフェ246.さんは移動先ごとに許可が必要との事。ぱっとみた感じ一番手軽そうに思えるものの、意外と難しいんですね…。

この他、売り上げのお金の計算のしかたや、融資などによる予算の工面のしかた、そしてロゴを決めたり接客をしたりと実際的な内容に入っていきますが、それはもう実際に自分の想像が計画に変わって動き初めたら実際に手に取って学ぶところなんだろうと思います。

お金の面は多少の出費があるものの、出店に関する手続きなどは意外と簡単なんだなというのが僕の正直な感想でした。
内装工事の際に、ある程度事情に通じている人を交えればおそらく問題ないのでしょう。
もし何か思っている夢があるのなら、もし後から後悔するかもしれない気持ちがあるのなら、第一歩を踏み出してみてはどうでしょう。実際にお金を動かさなくても、この本のチェックリストのような事を書き出したり、実際に歩き回ってお店を探したりするだけでも、それはきっと大きな一歩になりえるのではないかと思います。



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はじめてのカフェのひらき方 人気カフェ17店の開業ストーリー 1
なぜインスタントコーヒーもろくすっぽ入れられない僕がこのような本を手にしたのか? というと、実はブログのデザインの参考にしようと思ったからです。
僕にとってカフェ=綺麗なおねーさんが読書というイメージが非常に強いので、カフェの店舗づくりを取り入れていけば、綺麗なおねーさんが集まるそれとなく本を扱うブログとしてそれらしくなるような気がしたのです。

じっくりと研究して綺麗なおねーさん皆様に愛され、居心地のいいブログを作っていければいいなぁと思っています。

まずは前半のカラーページ、17店のカフェの実際の開業の話の部分を読んでみました。

□お金
一番気になる費用面ですが、もっとも少なかったのは下北沢にあるコルコさんの150万円で、逆にもっとも費用がかかっているのはロジカフェ(ROJICAFE)さんの1700万円です。
コルコさんの場合は確かに格安なのですが、ROJICAFEさんで費用がかさんでいるのは、理想的な物件を借りることが出来なかった為に買い取りという方法を選んだからです。
実は内装工事では300万円なので、比較的エコノミーに仕上げている方になります。

□準備期間
また本格的に店舗立ち上げに動き初めてからは、一年未満で開店へ至っているケースも多く、やりたいなーという構想を持ち初めてからでも、2~3年で実現しているケースが殆どですが、コルコさんのように『やりたいねー』と後の共同オーナー同士が意気投合して、開店までに4ヶ月というケースもあります。
みなさん思い始めるとすぐに動き出しているようです。
もちろん中にはむぎまる2さんやブンガブンガさんのように諸事情で1号店を閉め、その後再スタートを切ったお店もあります。このご両名はもう一度やろうと思うまでに時間を要したのか、それとも1号店での経験から慎重に準備を進めたのか、2号店の出展には3年ほどの期間が空いています。

紹介されている店舗は続き以降で。
続きを読む…


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岡山の大人のための地域生活情報誌Osera(オセラ)/アス
僕はまだ大人になりきるには修行がたりないんだと、この本が気づかせてくれました。

アスさんから出版されている『Osera』は対象年齢を引き上げた地域の情報誌です。
タウン情報おかやま』との違いを端的にいうと、『スィーツじゃなくてデザート』なんじゃないかな、と。
自分でも何言ってるんだかよくわからないけど、きっとそんな感じです。

確かにタウン情報おかやまがターゲットとしているのは、せいぜい10~40代くらいまでがいいところではないでしょうか。
でもよく考えて見れば、観光地でよく見掛けるのは子育ても落ち着き、ようやく夫婦二人きりの時間を取り戻して楽しんでいるような世代の方だったような気がします。地元でちょっとお出かけ…という情報を求めているのは、むしろそういった世代だったのではないでしょうか。

このOseraはまさにそういった世代向け。
僕が今回手に取った2008年の晩秋号での特集は『現役古民家、最前線』というもので、中で見学が出来たり、食事が出来たりといった現役で使われている古い民家を紹介したものです。
タウン情報おかやまで最新スポットが紹介されているのとは対照的に、史跡や地元の名士など、岡山という町がこれまでに刻んできた歴史を中心に扱っているような一冊です。
食事も和風や、和風のテイストでアレンジされたものが中心に紹介されており、上の世代の方にとっては最適な情報になっているのではないでしょうか。

ただ、おそらく対象年齢から外れているであろう僕が手に取っても充分に楽しめる内容でしたし、もしタウン情報おかやまを見て『あー、もういくところないなー』と思うようであれば、県外へ目を向ける前に、Oseraを開いてみてもいいのかもしれません。
もちろんOseraを対象年齢としている人が、タウン情報おかやまを開くのもアリだと思うし、対照的な二冊の本を通じて、もっと岡山県というものを広く、深く楽しんでいけるきっかけになってくれればいいなぁと思うのでした。

Osera公式HP
http://www.vis-a-vis.co.jp/osera/


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東京オートサロン2009 オフィシャルブック
この本を手に取ると、まだ車が好きな人が入ることを思い出せます。
さて、アメリカ発による未曽有の大不景気の中で開催された東京オートサロン2009。
一年前まで復活R35GT-Rの話題で盛り上がっていたのが、アメリカではビッグ3が潰れそう、国内でもパーツメーカー大手が相次いで民事再生法の申請をするなどと、オートサロンという性格上、もはや時代遅れなイベントになってしまったのではないかとさえ思っていました。

まぁ車は盛り下がっていてもイメージガールは可愛いだろうとこんな今だからこそ、少しでも売上げに貢献しよう!と手に取ったオートサロンのオフィシャルブックを開いてみると満員御礼の文字と、『ドレスアップ&カスタムは永遠に不滅です!』の文字。
パクリじゃんニュース報道に惑わされて、もう日本にクルマ好きはいなくなったような錯覚に陥っていましたが、まだまだみんなクルマ大好きなんじゃん!
そんな風にほっとしました。


□インポートオートサロン

前回を上回った規模になったとのことですが、その立役者ともいえそうなのが新たに新設されたインポート・オートサロンの存在です。輸入車版オートサロンは、スーパーカーのイメージそのままな車などがならび、華やかなブースになっていたようです。
ちなみにカスタムカーコンテストのグランプリも、インポートから選出されたSL600です。
なんとボディ全体に30万個ものクリスタルを身に纏った超ゴージャス仕様。
照明を反射してひかり輝いています。ちなみに実際に欲しいというオファーまで出ているそうです…。

□注目車両
前回も注目を集めたR35は今回もかなりチューニングされた状態で出ていますが、日本自動車大学校さんが出品したカプチーノをベースにR35を忠実に再現したその名もGT-Kも注目したいですね。ちなみに出力は64ps…自主規制を忠実に守っています。

□幻もこのイベントで実現!
またGT-Rと並んで人気のクルマと言えば、ランサーとインプレッサがあり、どちらも多く出品されていますが、ゼロスポーツさんはアネシスのボディへハッチバック型のWRX STIのメカニズムを移植して、ファンが待ち焦がれるセダンでのWRXを作って見せています。
ひとつ残念だったのは、象徴的なリアスポイラーが装備されていなかった事でしょうか。
またハチロク工房インパルスではパンダのスプリンタートレノAE86を徹底的にチューニングして、NAのままで出力200psを達成、まるで某豆腐屋の配達車両のように仕上げています。
こういうのも、オートサロンの楽しみ方ですね。

□そして女の子たち。
もはやクルマよりも熱い注目を集めているとの噂もあるキャンペーンガールたち。
GIMPのガイドブックでモデルをされていた藤代絵梨子さんもADMIRATIONのイメージガールとして登場されていました。
個人的にはXANADUのイメージガールをされていた桃原美奈さんの真っ白いドレスが素晴らしいなぁと思ってみていました。車に興味が無くても買ってしまっていいと思う。
よく見ていると、この方たちの衣装というのもメーカーのこだわりがあるようで面白いものです。

□もう少し女の子たち A-CLASS編
余り女の子を語るのもどうかと思うのですが、非常に検索のヒット率がいいという現実を踏まえて、オートサロンのイメージガールさんたちも少し御紹介。
以前に紹介した時もオートサロンのイメージガールさんの趣味に車が入っていないのが気になっていたのですが、今回はプロフィールの趣味の欄へ車を挙げた人は皆無

相川友希さん:半身浴
大矢真夕さん:旅行の準備、DS
古崎 瞳さん:DVD鑑賞
永作あいりさん:お笑いDVD鑑賞
高橋千咲姫さん:映画鑑賞、買い物、ダンス
稲垣慶子さん;ゴルフ(最近始めた)


何、このインドア派の集まり。
外へ出る趣味があるの、稲垣さんだけじゃないですか!
大矢さんに至っては準備までだし。

なお、オートサロンへ参加していた女の人達に関してはGALS PARADISEの『2009東京オートサロン編』でどーぞ。

□新世代登場
他、注目したいのがIQやプリウスといったエコの時代に対応した車のオートサロン進出でしょうか。軽自動車やコンパクトのブースはもうかなり前から盛り上がっていますが、各メーカーがハイブリッドなど環境に配慮した車を出す中で、今後はこういった車のドレスアップ/カスタムも増えていくのでしょう。
半面、スバルのWR2008は、WRXを撤退した今となってはもしかすると本当に最後のWRカーだし、HONDAもF1撤退によって最後なったF1カーを展示するなど、不景気の影響もチラホラ。

来年のオートサロンも楽しめますように。



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UbuntuLinux6スターターキット/羽山 博
起動した瞬間、あぁWindowsは無くてもいいかもって思ったLinuxびディストリビューションは初めてです。

最近では日本語環境が充実したリナックスのディストリビューションとして先駆けだったVineを追い越す勢いで普及しているのがUbuntu Linuxです。
日本産のディストリビューションであるVineに負けず劣らず充実した日本語環境を持ち、なおかつ安定指向で更新頻度も低めのVineと比べるとソフトも最新の物が初期状態から配備されている事に驚かされます。

さて、本書はそんなUbuntuのバージョン6でのスターターキットです。著者は先日紹介したVineのスターターキットの著者と同じ方
いまだにこのバージョンのガイドブックを持っているのは、もちろん最新のバージョンでもある程度は内容が通じるという意味合いもあるのですが、最新のUbuntuが多少重たくなっているのに対して、6の頃は比較的低スペックでも動き、なおかつ現在のUbuntuが求められている性能も備えているバージョンだからです。
主だった変更点から言えば、ライブCDでインストール後の動作を確認した上でインストールが出来るというライブCDとインストールCDの統合が行われている事や、フラッシュメモリーなどUSBデバイスへのインストールなどが行われるようになっています。

メモリが256MBで充分に動くので、最初期のWINDOWS XP対応機を転用できます。これは空いたWINDOWSを使えるという、リナックスが抱かれる希望に添えるのではないでしょうか。

この本では基本的な動作が紹介されているので、リナックス初体験という方でも充分に通用する内容でしょう。半面、ある程度リナックスのGUIを使っているという人には退屈な部分も多いのかもしれません。

しかしUbuntuの持つアップデートマネージャは便利ですね。
オープンソースとして開放されているソフトを搭載している性もありますが、ここだけを見ればWindows Updateよりも便利。
この機能がある限り、Ubuntuを使いつづけていれば勝手にソフト類は最新の状態になっていくので、余分な手間は省けます。

この本自体もコマンドの説明が非常に少ないのですが、そのことがUbuntuの目指す方向性を伝えているような気がします。もちろんコマンドでの操作やサーバーとしての使用など、Ubuntuは他のLinuxに劣っているわけではありませんが、それ以上に充実したGUI。
これまでLinuxには通好み、詳しい人が使う…といったイメージがあり、そしてそれを否定しきれない部分も多々ありました。それぞれの得意とするところも違うし…。
しかしここまでデスクトップとしての使用に力を入れていれば、もう後は実力勝負なんじゃないの!?と思ってしまいます。

もちろんUbuntuは最新バージョンで更に性能をあげています。
3D環境などにおいてはWinを凌駕し兼ねない勢いです…が、その基本的なコンセプトは6の時代で充分に堪能できると思います。

ちなみにこの本、CD付きでそのままPCへ挿入すればライブCDとして起動します。



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