本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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カルロス・ゴーン物語/作・富樫ヨーコ、画・戸田尚伸
日産とルノーが提携した際に日産にCOOとして来日した『コストカッター』こと、カルロス・ゴーン氏。
ミシュラン~ルノー~日産と再建計画を次々に成功させた経営者で、経営上の無駄を一気に枌落としていくことから上記の様に呼ばれます。
彼の人生をまとめたのがこの漫画です。
日本での漫画人気が高いことを知っていたカルロス・ゴーンさんはこの企画にも快諾し、2時間のインタビューを3回という予定を更に1回分延長して4回も受けたそうです。

□ 車好きとしての一面
幼少期からのカルロス・ゴーンさんを見ていて、意外だったのは車好きなカルロス・ゴーンさんの素顔です。
幼少期にはエンジン音で車を言い当てる遊びをし、フランスへ進学するために真剣に勉強へ取り組む傍らで家の車を乗り回して息抜きをしたり…。
タイヤメーカーのミシュラン、自動車メーカーで勤めていた際にも自らハンドルを握ってタイヤの性能や車の完成度を確かめていたといいます。車好きというよりは経営者としての顔ばかりが目立つので、少し印象が変わりました。
確かによく考えればフェアレディZの復活、GT-Rの復活もカルロス・ゴーンさんの発案で決まっています。
また自ら試乗する手法は日産にも移植され、開発者がハンドルを取ることでことで伝聞だけでは判らなかった細かい点を確認し、ユーザーの立場に立って評価する機会となりました。

エリートコースを歩き、徹底的なコストカットで経営の建て直しをする…。
カルロス・ゴーンさんのそんなイメージに、車好きの素顔が見えてきます。

□ コストカッターとしての一面
カルロス・ゴーンさん自身にインタビューをして出版された本なので、悪く書くはずがないのですが、この本から見えてくるカルロス・ゴーンさんのコストカットの手法は明確かつ大胆。
まずサプライヤーの数を絞ること。
ルノーへヘッドハンティングされた際に出したコストカット計画『200億フラン計画』では1,200のサプライヤーを選りすぐりの300へ絞ることで調達コストの削減を実現しています。
また工場の閉鎖は余剰生産の削減の手段として、日産でも行われた手法です。
この辺りのエピソードは、まさに冷徹なコストカッターのイメージそのままです。
しかしこの本を読んでいて感じたのは、意外にもカルロス・ゴーンさんの優しさです。
冷酷なまでのコストカットは確かに理論上は必要なものですが、中にいるのが人間である限り理論だけでは破綻してしまいかねない。企業は人です
それを実行するためにカルロス・ゴーンさんは誠実な対話を持って接しています。
時にはその必要性を徹底的に説き続けることで、また日産の村山工場閉鎖に際しては他の工場へ異動することで、単身赴任となる従業員が増える事から月に三度まで帰宅補助を出し、異動する従業員も村山工場のグループ単位とすることで、異動に伴う不安や反発を最低限に留めています。
この手法はミシュラン時代のユニロイヤルとの合併でも用いられ、強い立場だったミシュラン側のカルロス・ゴーンさんは『ユニロイヤルの幹部に疎外感を感じさせないこと』を重視することで、二社のいいところを吸収しあえるように努めたそうです。

この優しさがなければ、人の集合体である企業は動かせない。単にコストが削減できるからこうしましょう…という提案だけでは、コストカットも達成できないでしょう。
カルロス・ゴーンさんは理論を実践するために必要なものが判っているのだと思います。
そこにモチベーションが残らなければ、企業は生き残れないのです。
ただ冷徹なだけのコストカッターは、トップにいられない。コストカットを実行、維持できるからこそゴーンさんは『コストカッター』と呼ばれているのだと思います。

□ 人となり
かなりの地位を築いていたタイヤのトップメーカーであるミシュランから、ルノーの再建計画の為のヘッドハンティングを受け入れたのは、ミシュランが未だに同族経営をしている会社であり、その体制の中でトップに上り詰めることはできないであろうという事実であり、自分の存在がいつか新しい体制を築いていく中で悪い影響を与えかねないという懸念からでした。
その整然とした経営トップというイメージに反して、その胸の内には意外と野心家であったり計算高い一面もあるのかもしれません。
また週に一度は家族と過ごす時間を欠かさないことも、彼の意外な素顔の一つといえるでしょう。

表には見えないこんな人間臭さこそがコストカッターとして、その計画を実行できる最大のポイントなのかもしれません。ただ数字を削るだけのコストカッターではない、人間としてのカルロス・ゴーンさんが知れる一冊です。
特にコストカットばかりに心を奪われている経営者の方は、コストカットと従業員のモチベーションを両立させるためにどのように対処していくことが必要なのかを考えてみてほしいなと思いました。



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SDガンダム公式カタログⅡ/前半
SDガンダムの商品郡を紹介したカタログの第二弾です。
部屋の掃除をしていたら出てきました。
確か第一弾も持っていたなぁと思いますが、このⅡの頃がなかなかバリエーションも多くて盛り上がっていたような気がします。
もしかして結構貴重になってる?このカタログをぼんやり眺めてみました。

前半のカラーページではガシャポン戦士とSDガンダムの定番商品プラモデルのBB戦士、少しリアルな元祖SDガンダム、そしてキャラクターにモビルスーツを着せるという男のための着せ替え人形!?ガンダムクロスなどが紹介されています。
ガシャポン戦士のページで紹介されているのは完全に塗装された状態のもの。
当時の子供達には憧れのこの塗装、なかなか難しく、ジムコマンドやザク改などのいわゆるはずれ人形で練習して、しかも失敗するという非常に難しいものでした。
今になって見てみれば、このカタログの商品の塗装でさえ今のフィギュアの完成度から思えば非常に劣悪な水準にあるといわざるを得ませんが、ゴム人形の塗装は本当に難しいんです
またコアな人気を集めたザクベースのニセガンダム、はれぼったい目をしたはぐれガンダムなども出ていたようです。今見ても素晴らしい!ほしい!と思えども、今購入したらきっと高級品なんだろうなぁと時の流れの残酷さを思い知ります。

またBB戦士は、まだこの時期は本当にBB弾を打てるギミックが付いたものが販売されていました。
全身金メッキの武者百士貴や豪華絢爛、頑駄無大将軍(豪華版もあり)に闇皇帝といった商品郡は、クリスマスや誕生日でなければなかなか手に出来なかった思い出があります。
そういえばサタンガンダム…これって実はDQの竜王がモデルだったのでしょうか?当時とは違う少し冷静な目で見ているとどことなく似ているような気がします。ローブが羽になるギミックは子供ながらに感動したものです。
また可愛げでは少しかけるものの、リアルさを帯びた元祖SDガンダムシリーズは際物とも表現できそうな変わったものが数多く出たシリーズでしたが、このカタログでも『武者頑駄無活動絵巻つき』というビデオつきのどちらがメインだか判らないものや、スイッチを押すと額が光って音がするというCガンダムなどが紹介されています。
つくりがBB戦士よりもしっかりしている為、BB弾を使ったギミックのほかにどこかを動かすと何かが動くといったギミックなども施されており、今見ても結構手が込んだつくりになっていると思います。

そして当時のクリスマス/誕生日プレゼントの定番だったガンダムクロス!
キャラクター人形+ガンダムなどの外装というつくりになっています。
ちなみに顔の部分はマスクを外すことで機械の外装を纏った状態で人間の顔にすることも出来ましたが、当時この機能を喜んでいた友人の記憶というのは全くありません。
たまに遊んでいる途中にマスク部分をなくしてしまったために人間の顔が出ているという切ない話は聞きましたが、いい時代だったのでしょう。
そしてカラーページのラストは限定版商品です。
ガシャポン戦士からはあたりとしてたまに手に入ったダイキャストで出来たガシャポン戦士が紹介されています。
これ、投げられると非常に痛いんです。そんな記憶が残っています。
また限定販売された黄金豪華頑駄無大将軍は全てがメッキ塗装という商品で、武者百士貴のように目やパーツの一部がメッキ以外の塗装が施されているというメリハリは一切排除された、本物の黄金です。
…正直、そこにかけられたコストほどの人気は集められなかったような気がします。
またプレゼントとしてはカードダスのファイルを購入すると応募できた壁掛け時計が憧れを集めましたが、ファイルだけでカードダスが何枚も買える!という事実に、余り子供達の食指は伸びなかったような気がします。

では前半は以上。
モノクロページでマニアック度が増す後半は別の機会に。



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H2 ②/あだち充
タイムアウトのない試合のおもしろさを教えてあげますよ

第一巻で時代遅れの野球に対し人気絶頂のサッカーという対比図を描いたあだち充さんからの逆襲がこの巻から始まります。
もう作者自身も耐え切れなかったんじゃないかと思ったりして(笑)。
さぁ、スカッとしましょう!

試合に慣れていない野球愛好会を弄ぶような試合展開を進めたサッカー部に苛立ちを覚え、野球愛好会に参加して試合をすることを決めた国見比呂、そしてたまたま見物していた女房役の野田 敦。
8-1の試合展開にも比呂は『決まらないんですよ。野球ってヤツは』と嘯いてみせる。

そう―。
タイムアウトのない野球は、最後のアウトでゲームセットにならない限りどんな点差もひっくり返す可能性があるゲームである。

この本の後半からようやく高校野球の物語が始まります。
草野球から少しして判明した、二人の致命的な故障が誤診だったという事実。
さりげなく野田 敦の腰のリハビリにバタフライという妙な記述が混じっているので、複線としては予想通りながら、あだち充さんのマンガではそう見られない主人公が野球を諦めざるを得ない心境を描くという展開もなかなか面白かったです。
そして再び野球が出来る事になった二人が出した結論は、名門校への転校ではなく、野球部を立ち上げての再スタート。ゼロからの出発だった。

しかしそこには高校野球嫌いという校長との交渉という難関が待ち受けていた…。



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H2 ①/あだち充
単行本発行部数で2億部というとんでもない数字をはじき出したあだち充さんの代表作の一つ、H2を手にとって見ました。
タイトルの通り主人公格二人を中心に描かれた意欲作で、比呂(HERO)と英雄(英語でHERO)の二人のHが織り成す野球マンガです。

この第一巻の面白いところは、当時のサッカー人気に押されて影が薄くなり始めていた野球というポジションから物語を始めているところです。

中学時代に地区大会で連覇を果たしたバッテリー、国見比呂と野田 敦。同じくスラッガーだった橘 英雄と共に将来を熱望される選手だった。
しかし比呂は肩を、野田は腰を痛めてこのまま野球を続けていくことは無理な状態だと診断されてしまい、高校に進学するにあたっては野球部のない千川高校を選んでいた。
『これからはサッカーなんだよ!』サッカーにプロがあることも、高校サッカーが目指す最終地点が国立競技場であることさえも知らなかった国見比呂はサッカー部で熱くなれる高校生活を目指そうと心に決めていた。

しかしひょんな事から参加した高校の野球愛好会との草野球が彼らの運命をもう一度大きく野球へと結び付けていく…という物語です。

この第一巻はあだち充さんの時代に対するジレンマが出ているような、スカッとさせられる内容です。
持ち前の運動神経で野球愛好会をもてあそぶような試合展開をするサッカー部へ対しての苛立ち、そして目一杯の投球での返球―。
サッカー全盛の時代に、対するあだち充先生の全力投球。

さぁ、第二巻ではゆっくりと熱血野球漫画を楽しみましょう!



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アンブロザ屋敷強盗事件/R・C・レーマン(シャーロック・ホームズの災難 下)
あの男は自分の居場所を電報で知らせてきていたのだからね
探偵:ピックロック・ホールズ 語り手:ポトスン

シャーロック・ホームズの災難、下巻はユーモア作家篇です。
『ピックロック・ホールズの冒険』として八つの作品が出されて内の一つの作品ですが、作品自体の希少性はかなり高いようです。

さすがユーモア作家篇だけあって、たとえばホールズが薄い赤のネクタイをした船頭が横切ったのを見ると『重婚者で、また自分の大叔母を殺害している』という推理を披露します。
理由は大叔母の血は心もち赤さが薄いからだそうです。
それって血の色じゃなくて血縁関係のことでは…。

さてそんなホールズがワトソンの友人宅へ滞在する機会を得たのだが、彼はそこで『強盗が入る』という推理を披露して見せたのです。
そして、確かに強盗は出現したのだが…?

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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BAND SCORE ZOO&RUBY/ZIGGY
森重樹一さんと戸城憲夫さんのユニットになっていた時期のZIGGYのバンドスコアから、ZOO&RUBYです。
アルバムとしては非常にポップな楽曲がそろい、往年のZIGGYから大きく路線を変更したアルバムで、ファンには賛否両論を呼ぶアルバムですが、この頃の森重樹一さんは歌い方に癖がなく、またボーカルとベースのみという特殊なメンバー構成から、アレンジにおいても非常に自由度の高い内容になっています。
フルメンバーが揃えば、おそらくもっとギターを、もっとドラムを…と、違う感じになったのかもしれませんが、この辺りでメンバーの器用さがよく出ていて、僕はすごく大好きな一枚です。
またアルバムの雰囲気に同調するようにメンバーの服装もカジュアルな感じで、戸城憲夫さんの珍しい二重が確認できる写真や、軽く微笑んでいる(しかもさわやかに!)写真などが見れるので、戸城紀憲夫さんのファンにとっては外せない一冊です。

それぞれの楽曲に解説が付き、パートごとの解説や演奏上の注意点が記されています。
余りライブ向きの楽曲たちだとは思わないのですが、ライブ演奏時の注意もいろいろとあります。
ちなみに楽曲の大部分で『一貫してディストーションサウンドでのプレイ』といった記述があり、余りエフェクターを持っていない貧乏バンドマンにもやさしい内容になっています。
またMAYBE TOMORROWではギターが三本必要になる場面(最初のサビの後の間奏部分)があるのですが、この辺りは三人のギターを集めるのは困難と見てか『弾いているフリをしてごまかすしかないだろう』と実に実際的なアドバイスをしています。

解説はどなたなのか名前を見つけられなかったのですが、非常に優しい感じの方です。
天のくれたメロディなど、結構楽器が長く演奏されなかったりするシーンがあるのですが、そのたびに出てくる表現が『お休み』。うぉ、なんか軽音のノリじゃない!
また星のない街の子供達ではセーハを多用したコード進行に対して『がんばってもらいたい』とやさしい応援の言葉までかけてくれています。

全体的な難易度で言えば低め。
結構色々な音が盛り込まれているので、シンセでも入れないとそれらしいコピーにはなりづらいという点はありますが、技巧のみでいえば初心者にもお勧めできるレベルで、前述にもあるようにアコギになれていない方にはしんどいかもしれない…というくらいだと思います。
ただそれだけに楽曲の雰囲気やリズムをしっかり頭に入れておかないと、上手くコピーできないかもしれません。このアルバムは実際に演奏してみようとすると、むしろ他のアルバムよりもコピーが難しいような違和感にとらわれるかもしれません。



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野鳥図鑑/ダイソー動物シリーズ23
前回からの勢いそのままにダイソーの今度はどうぶつシリーズの23弾、野鳥図鑑を手にとって見ました。
23冊も出ている事に驚きつつ。

野鳥というと可憐な姿に涼やかな泣き声…と思いきや、最初から唐突に現れるオジロワシ/オオワシ
立派で精悍な姿ではあるものの、いきなり圧倒されてしまいます。
確かに野鳥だけど、表紙には可愛らしい鳥を持ってきているだけに意外な展開です

タカ目から始まるのですが、上記二種は体長が一メートル近くあります。
そして両者ともカモメを食べることもある
この時点でこの本を手に取った人の目的とはかなり外れている気がする。
そしてページをめくってもまだまだ強気なダイソーのどうぶつシリーズ!
イヌワシ:野うさぎや蛇を食べる。
ハイタカ:中型~小型の鳥を食べる
オオタカ:キジ、カモ、野うさぎを食べる。
トビ:動物や魚の死体を食べる。

…優雅に見える鳥の世界もなかなか甘くないことを思い知らせてくれます。
その意味での資料的な意味は強いのかもしれない。
ちなみにハヤブサもタカ目。急降下する際の最高時速は400kmを超えるそうです。

キジ目へ続いてようやくひと段落。
鳥を食べる鳥が減ります

さてこの本、野鳥の醍醐味である鳴き声にも詳しいです。
コジュケイの「ちょっと来い」とも聞こえる鳴き声といったように砕けた表現をしてくれるので、この本を一冊もって山に入ってみるのも一つの楽しみ方かもしれません。この価格なら滑ったりした際に破けても痛くない!
もちろんツバメの鳴き声が『虫食って土食ってしぶーい』と聞こえるなど、一部納得いかないような部分もあるので要注意です。

ちなみにブッポウソウという鳥は鎮守の森などで見られる美しい鳥で、ブッポウソウと聞こえるような鳴き声を持つ鳥としてその名前を与えられましたが、この鳥自体は『ゲェゲェ』といった奇妙な鳴き声の持ち主で、ブッポウソウと鳴いているように聞こえたのはコノハズクの方でした。
また行動が興味深い取りには、捕まえた動物を木の枝に突き刺しておいておくと言うはやにえを行うモズや他の鳥の鳴き声を真似るカケスがいます。

そして意外!?
はたまた野鳥としては一番の知名度!?
カラスも紹介されています。
ちなみに自然が多いところへ住んでいるのが、林を巣にするハシボソガラス。都会にも生息するのがハシ部とガラス。名前の通り前者のほうがくちばしが少し細いようです。
余り注目することのない鳴き声は、後者のほうが澄んだ鳴き声との事。どうでもいい…。

その対極に存在する優雅な鳥の代表格、ハクチョウはカモ目最大。日本の鳥の中でも最大級に属するそうです。その重さがたたって、飛行する際の助走が必要になったそうです。こういう鳥は余り詳しく知りすぎるとイメージが壊れますね。
こうしてみていると普段は気にしていない中にも色々な取りが存在することに驚かされます。
ちょっと知識を増やしてみるだけで、窓の外の景色が急に楽しく思えてくることもあるかもしれません。
その為の投資、¥105。

これはお買い得。



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動物園の動物たち/ダイソー動物シリーズ8
以前、熱帯魚・金魚&水草の楽しみ方を読んで、意外と充実した内容に驚いたものですが、今回は『動物園の動物たち』を手にとって見ました。
タイトルや紹介の仕方はあからさまに低年齢別ですが、目と科で分け、大きな写真と体調や体重、分布などを掲載している内容は大人が読んでも充分に楽しめる一冊です。

子供の頃には何度か行った記憶があるものの、今や懐かしの動物園。
最近の動物園事情はどんなもんでしょ?と開いてみれば、百獣の王ライオン!トラ!チーター!ヒョウ!
続々と登場する大物たちに思わず胸躍る僕!

…で、あれ?
ベンガルヤマネコ…?カラカル…?オセロット…?
最近の動物園はなかなか珍しいものを用意している様子。
ちなみに一番感動したのは真っ白な体に黒の斑点を持つユキヒョウ。
寒いエリアに住む動物は比較的大きくなる傾向にありますが、こちらはヒョウよりも少し小柄です。
住んでいるエリアが岩場や森林だから動きやすい体格になったのでしょうか?

話題のパンダを横目で見つつ、クズリの人でも殺しそうな形相に思わずページをめくる手を早めたり。
この一冊、なかなか動物園疑似体験っぽくて良いぞ!

イヌ科にはイヌ科最強と紹介されるハイイロオオカミがいます。
日本で絶滅したエゾオオカミもこの仲間。
体長は1000mm~1600mm。でかいです。こんなの追いかけてきたら死ぬ気で逃げるなー。
仕事でよく田舎道を走るのですが、その時に出くわす定番といえばキツネやタヌキ。
両方とも動物園にいるようで、驚きました。自然が減ってきてるんだなーと妙に納得。

象はアフリカゾウとアジアゾウ。
ちなみにアジアゾウの方が一回り小さいようなのですが、アフリカゾウが4500~7500kg、アジアゾウが4000~5000kg。どっちもすごすぎてピンときません

読んでいて思ったのはウシ科の動物が意外と充実していること。
珍しい動物が多いです。
そういえばニホンカモシカも牛の仲間。どう見ても毛深いウシです
カモシカのような足という褒め言葉がありますが、これを見る限りカモシカのような足は太くて毛深い足だと判断せざるを得ませんが、実はこの用法のカモシカが指すのはレイヨウの足だそうです。

我らがサルの仲間も充実していますが、ニホンザル、シシオザル、キンシコウと立て続けに物悲しそうな顔
特にキンシコウは親子で抱き合いながら悲しい表情を浮かべているので、なんだかこちらが罪悪感を感じます。もう少しいい写真はなかったのだろうか。
また『頭のいいサル』という紹介が添えられたチンパンジーはコブシを作り、歯をむき出しにしているなんだか頭の悪そうな顔をしています。

子供向けの内容らしいことは先述の通りですが、意外と面白いです。
子供の頃ならこういう本を読んでも写真や大きさばかりに目を奪われていましたが、今こうして大人になって読んでみると色々な解説文にその動物の暮らしぶりなどが出ていて、今まで知ったつもりでいた動物の別な表情が見えてきて面白いものだなぁと気づかされました。



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珍客到来/アガサ・クリスティ(おしどり探偵)
さっきもいったように、ねぇ、あんた、ほんとうに古典を読むべきだぜ

トミー&タペンス夫婦が様々な探偵のやり方で事件に挑む『おしどり探偵』。
今回演じるのはオークウッド家の兄弟
ちなみにトミーがデズモンド、タペンスはフランシスです。


さていつもどおり楽しく過ごしていたトミー&タペンス夫婦の下へ青い手紙が届いた。
実はこれこそがトミー&タペンス夫婦に探偵事務所を告ぐことを勧めた局長が彼らに伝えていたもので、イギリスへ亡命してきた妻を捜すハム職人からの手紙で、ロシアの切手をはがすと16の番号が打ってある…というものでした。
その16の番号があるかないか…そんな話をしている時、不意に依頼人が立ち聞きしていることに気づいた。

依頼人は医者で、最近急患だというでたらめの電話で呼び出され、そして戻ってきてみると部屋の資料が動かされた形跡があるということが二度続いていたという。
依頼人はアルカロイドの研究をしており、その研究成果を狙っているのではないか?と思い、三度目…今度は遠方に療養へ行かせた患者の診療を求めるようなでんぽいyが届いているので、行ったように見せかけて、家を探そうとしている犯人を捕まえたい…という内容の依頼を持ってきていた。

これに対するタペンスの感想は『えび足』。
依頼人の男が何度も青い手紙に目をやったことや、依頼内容の怪しさに罠と決め込んだ。
そしてトミーは『目を開けて罠にかかる』といい、あえて相手の求めるように自宅へ行こうとするのだが、その時訪れたマリオット警部の友人を名乗るディムチャーチという警部がそれを止める。

依頼人の狙いは手紙であり、彼らが事務所を空けた隙に…まるで依頼人が相談していた内容に沿うように手紙を奪い取ろうとしているもので、彼らはその現場を押さえるために事務所にとどまるべきだというものだった。

ちなみにこのとき、普通どおりに事務所から帰る役割を負ったのは
辛辣で激しい議論に降伏したタペンス。
尚、捨て台詞は『いつかは仕返ししてやるわよ』。もはや夫婦とは思えない恐ろしい捨て台詞でした。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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最後の乾杯/スチュアート・M・カミンスキー(シャーロック・ホームズの新冒険)
その晩、ホームズはいつもの彼ではなかった』という意味深に思えるフレーズから始まるパスティーシュです。
トビー・ピータース のシリーズで知られるスチュアート・M・カミンスキーが、シャーロッキアンをニヤニヤさせるような作品に仕上げているので、要チェックです。

実はホームズは自分を演じる役者を募集するという広告を見つけ、その陰にある思惑を解き明かすために自分自身を演じるという作業に打ち込んでいたのです。
この際、全く自分自身として行ってしまうと相手にばれてしまうということを懸念したホームズは、普段の自分から少し違和感を持たせるという手法を用いています。
それはホームズを偽者だと勘違いしたワトソンの発言に現れています。

シャーロック・ホームズは決して私をジョンとは呼ばない。シャーロック・ホームズは給湿タバコ容器じゃなく、石炭入れの中に葉巻をどっさりしまっている。シャーロック・ホームズは卵が大好きだ。シャーロック・ホームズは事件にかかわっているときは、差し出されたシガレットを決して断らない

ちなみにホームズはジョン・ワトソンをジョンとは呼ばないが、ジョンの奥様はたまに旦那をジェームスと呼ぶ

文章にしてしまえばこれだけの事ですが、この人もなかなかのシャーロッキアンとみた

自分自身を演じるということに関して『至難の業だった』と語るホームズ。
『僕は僕自身に似せなければならないけれども、僕そのものであってはならないのだ』というとおり、自分自身をほんの少しだけ変えるというのはなかなかに難しいものです。
そうしてホームズはまんまと自分を演じる権利を手にした。

そんな彼に与えられた役割とは、ホームズの手により投獄され死刑を待つ身となったマルコム・ベルへ小さな薬瓶を届けることだった…。

この物語も手が込んでいて、なかなか面白いです。
むしろ贋作ホームズというベールがあるがゆえに、正当な評価を受けられないのではないかと思ってしまいました。
ホームズが手渡すはずだった無害なクラレットが入った薬瓶を使っての、死刑囚からの最後の復讐の計画…。
復讐の是非がどんな形になってでもホームズを出し抜く為に懸命に練られた作戦―。
ホームズは更にその裏をかくことで死刑囚の勝利を奪って見せたが、彼の筋書きには決して敗北は存在しなかった。

ホームズは、好敵手との別れを乾杯で見送ったのだった―。



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美味しんぼ 豆腐編/作・雁屋 哲、画・花咲アキラ
美味しんぼにとって豆腐という題材には特別な意味合いがあるように思います。
長い歴史を刻む第一歩となった、第一巻のテーマが豆腐であり、そして雁屋 哲さんが作品中で何度も問いかけてきた素材自体の作られ方が色濃く反映される食べ物だからではないでしょうか。

豆腐料理にスポット当てたブルーコミックのアンソロジー、美味しんぼ 豆腐編でも、そうした考え方は色濃く反映されています。
特に『豆腐勝負!!』では、アメリカから来た豆腐料理の研究家である快楽亭ブラックの発案した様々な料理に対して豆腐を何かの代用品として使うのではなく、『豆腐の味を極限まで追求した料理』に対するこだわりを口にしています。
そして、このエピソードの中で究極の豆腐料理として提案したのも、豆腐の調理過程で固める前の段階の豆腐をくみ出す事で大豆の味を全て味わいつくす『汲み出し豆腐』でした。
またこの物語の続編に位置する『新・豆腐勝負』では、更に踏み込んで豆腐の製造過程、水の抜き方や投入の温度などを作る料理の目的にあわせて調整するという方法を用いてそれぞれの料理に合った素材としての豆腐を作り上げ、究極の豆腐に新たな提案をしました。

ちなみに最近、電撃的な和解をしたとYahoo!トップニュースにまで取り上げられた海原/山岡親子ですが、この豆腐を通しての戦いでは海原雄山が山岡に対してヒントを与えたり、逆に豆腐の調理方法の根底を再提案した山岡に対して、感嘆した海原雄山が一人、『こんな日が来るとは……』と感慨深げな表情を浮かべるシーンがあります。
調理に対する考え方は様々にあっても、素材に対する考え方では親子相通じる部分があったのかもしれません。

ちなみにこんな素朴な豆腐の回でも、金持ちの友人に対して『親子代々金持ちという犯罪的な一家』と言い放ったり、毒舌ぶりは健在でした。



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岡山の温泉/石井 猛、圓堂 稔
岡山県の温泉に特化した一冊…かと思いきや、意外と温泉全般にも触れている内容が冒頭に来るので肩透かしを食らわされる一冊です。

温泉の歴史自体はかなり古いものらしく、日本書紀に登場しているそうです。
温泉が医療の目的から離れ、遊楽の色合いを帯びてくるようになったのでさえ、鎌倉時代以後の事だそうで、江戸時代には『温泉図鑑』たるガイドブックのようなものまで作られるようになっていたというのですから、温泉に入って『日本に生まれてよかったー!』と声を上げるのはあながち間違いではなかった様子。

さて一通り歴史を学んで、さぁ岡山の温泉だ…と思いきや、唐突に現れる『温泉とは』。
肩透かしもいいところです。
このコンテンツ、恐ろしく真面目に温泉の定義や成分を語ります。
温泉法だの、科学的組成だのと、恐ろしい言葉が飛び交います。
もはや温泉好き、置いてけぼりの展開に思わず悶絶。

実際、この本…1/3は非常に専門的な理系の内容が占めています。
途中から岡山県の温泉が登場し始めるのですが、最初はそれぞれの温泉の成分やらなんやらに触れるばかり。

そうこうして頭もすっかり付かれきった頃、ようやく温泉の紹介が始まります。
ボクは有名な三湯などの大御所しか知らないような頭だったのですが、この本で気づかされたのは実は大小さまざまにかなりの数のおんせんが存在することです。
この本だけでも40近くの温泉が紹介されているのです。
ちなみに湯谷温泉のように『今はあまり振るわない』と寂しい解説をされているものや、大釣荘のように温泉旅館廃業後『猿のすみかに変わっているそうである』など、淡々とした文章ゆえに妙に笑いを誘うのがこの本の最大の特徴。
見える町並みがやたら古いので出版年を調べてみると、昭和50年の本。
僕よりも年上の本でした。



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鷲羽山/山本慶一、西田正憲
岡山文庫に鷲羽山がないのはおかしいんじゃ、ぜひ書こう


岡山県倉敷市にある鷲羽山の過去、現在を一冊にまとめた本です。
さしもの岡山文庫でも一つの限られたエリアに絞って一冊へ仕上げるのは意外と少なめ。
このほかだと旭川や由加山、児島湾、藤戸といった顔ぶれが並ぶ中、鷲羽山で一冊というのは、内容的にどうなんだろう?と思ってしまいましたが、その歴史を紐解けば思わず語るべきポイントにあふれていて、気づけば一冊をあっという間に読み終えてしまいました。

歴史という意味では著者の山本慶一さんが鷲羽山展望台のビジターセンターの所長を勤められていたこともあり、採集された化石などからナウマン象などが住んでいたような時代にまでさかのぼっていますが、興味深いのは国立公園として指定される前夜の鷲羽山の詳細でしょうか。
今では瀬戸内海国立公園の一角として、瀬戸内海の島々や新しく加わった瀬戸大橋の風貌を眺めることが出来る展望ポイントとして知られる鷲羽山ですが、大正時代に国立公園を制定しようという動きが出た当時、瀬戸内海の国立公園として候補に挙がったのは小豆島/屋島でした。
しかし国立公園制度を創設した『国立公園の父』こと田村 剛さんが故郷の岡山へ戻って、その時に初めて鷲羽山の展望のよさに気づいたそうです。

山本慶一さんの記述どおりに読むのであれば、倉敷市に生まれた田村 剛さんはこのときまで鷲羽山の存在を知らなかったそうです。
…国立公園の父は意外に地元に疎かったのだろうか。

田村 剛さんは小豆島/屋島のみで瀬戸内海の国立公園とするには少し足りない部分があると感じていたそうで、この鷲羽山の展望の再発見は現在の瀬戸内海国立公園というものの誕生そのものだったのでした。

尚、この本では鷲羽山を景勝地として世間に広めた人物として田村 剛さんの他に史蹟名勝天然記念物の調査に訪れていた脇水鐵五郎さん、そして田村 剛さんと脇水鐵五郎さんの双方を鷲羽山に案内した当時の下津井町役場の土木観光担当だった高本恭夫さんの存在が紹介されています。
それぞれに鷲羽山を再発見し、そして広めていった人物です。

作中で白黒写真なのが惜しいほどの美しい展望は、瀬戸大橋が架かり人々の生活が多き変貌した今も変わらぬ価値観で人々に感動を与え続けています。
その瀬戸大橋についても触れていますが、瀬戸大橋の大半部分が香川県にかかるためなのか、余り詳しくは触れられていません。岡山文庫の『瀬戸大橋』の巻が既に手に入りにくくなっているだけにこの点が非常に残念でした。

ところで、この本は著者である山本慶一さんにとっては遺稿となった作品です。
共著として名前を連ねている西田正憲さんのあとがきによると、企画を受けた後にガンである事が発覚し、病魔と闘いながらの執筆だったそうで、最後は病院で原稿を書いていたそうですが、結局最後まで仕上げることは出来ず、遺された原稿を西田正憲さんが補足して仕上げたそうです。
自らの最後の作品となることを覚悟して仕上げた一冊、どうぞ存分に楽しみ、下津井に生まれ、下津井の研究に半生ささげた山本慶一さんの見てきた鷲羽山の歴史を感じてください。



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環礁(南洋通信)/中島 敦
中島 敦さんが南洋庁の官吏としてパラオに赴任した際に見て回った島々での出会いや、目を引いた出来事などを紹介した紀行文です。

冒頭、いきなり『寂しい島だ』というフレーズから始まり、中島 敦さんが見てきた島の中でも特異な寂しさを持つ島の紹介でした。
その理由は子供が居ない事―。
神がその島を滅ぼそうと考えている他に理由が見当たらないが、五才になる子供が最後の一人としているのみで、もはやその島には二十歳を超える成人しか居なかった。

ちなみに中島さんはそんな最後の一人だからたいそう可愛らしいのだろうと期待して、その子供を見にいったそうですが、その時に抱いた感想は以下。

そして、すっかり失望した。

こんな調子で中島さんは色々な島を見て回っています。
最初の記録が上記のようなくらい感じだったので、全体的にそういった雰囲気になるのかと思ったものの、読み進めていると、中島さんの叙情的な表現と、独特のユーモア溢れる文章は、パラオの島々に住む人の生活を如実に表現させてくれ、行ったみたいなーと思わせてくれます。

ただところどころ歴史を感じさせることもあり、たとえば来訪の理由の一つとして中島 敦さんは『近く来るべき戦争に当然戦場として選ばれることを予想しての冒険』とつづっています。

前半は特定の人物…最も印象に残った中では中島 敦さんを『トンちゃん』という謎のニックネームで呼ぶ島の才女『マリヤン』などを紹介しているのですが、後半では島自体の紹介が増えてきます。
それぞれの島にそれぞれの個性があり、たとえばマーシャルの島民は家は簡素そのものなのにミシンとアイロンは各家庭に普及しており、非常におしゃれで中島 敦さんは『宣教師と結託したミシン会社の辣腕に呆れる』と感想を残しています。

この本で興味深いのは、もちろん中島 敦さんが見てきた島々でのそれぞれの生活や文化、そこに暮らす人々の性格などといったことを知る事が出来るという点と、もう一つ当時の日本人から見た島に住む人々の暮らしに対する気持ちというものが垣間見えることです。
『真昼』にはそういった感想が如実につづられており、島での日々に対して、『未開は決して健康ではない』と自分を戒めているような場面も見られます。



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マリンアクアリスト
月刊アクアライフの増刊号として出版されているマリンアクアリスト。
こちらは実は結構数が少ない海水魚飼育専門の雑誌です。

『熱帯魚』を扱う雑誌は多くても、その内容の大半は水草であったり大型魚といった定番の淡水飼育が中心になっています。海水魚の飼育を楽しんでいる人が楽しもうにも雑誌の中に申し訳程度に商品や最近出回り始めた魚が紹介されている程度…。
なかなか寂しい状況ですが、そんな方にお勧めなのがこのマリンアクアリスト。

海水魚だからといって専門的な内容に走りすぎず、月刊アクアライフと同程度の勉強になるのと娯楽としての雑誌を両立させた内容なので、ベテランから飼育を始めたばかりの人まで幅広く楽しめる内容になっています。
特に定番種から珍種に至るまでの飼育方法は色々と手間のかかることの多い海水だからこそ必要なはずなのに、ちょっと調べようにも専門書を手に取ったり、最悪の場合は外国語の本を辞書片手に…といった状況に陥りがちですが、このマリンアクアリストはその辺りも手広くカバーしています。
そしてもちろん広告も海水バージョン。

実際、海水魚や珊瑚の飼育というのは淡水魚と比べても非常に多種多様な装置が開発されている分野ですが、それを知る機会というのは非常に好くなく、ショップでもなかなか手広く扱っているお店が少ないのも事実。
安価で手に入る割には、非常に貴重な情報源となりうる一冊です。



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悪魔のような機械/ジョン・ラッツ(シャーロック・ホームズの新冒険 上)
ジョン・ラッツさんはシャーロック・ホームズに少しいつもとは違う近代的な事件を解決させています。文章自体はかなり正統なパスティーシュであるものの、登場する単語や事件の核となる部分に多少の違和感を覚えるかもしれません。

舞台は、一ヶ月ばかり仕事が途切れて陰鬱にバイオリンをかき鳴らしているホームズから始まる。
ワトソンに文句を言われてようやくバイオリンを止めたホームズの元へ久しぶりの依頼人がやってきた。
なかなかの美男子で、寡黙な(登場しないだけ?)ハドソン夫人とも冗談を言い合いながら部屋を訪れています。

最初、椅子を勧めたワトソンをホームズだと勘違いした依頼人にワトソンはそのままいつものホームズのやり方をまねて靴の泥や指輪をしていないことから来た場所や、依頼内容を言い当てて見せた。

…が、見事に撃沈した。

ワトソンは依頼人の反応を『私の明敏な洞察でめんくらっている様子』と表現したが、実際には『何言うとんねん、こいつ』と戸惑っていたようです。

依頼内容は彼の弟へかけられた殺人の容疑を払うこと…でした。
彼ら兄弟はガットリング砲(以下、ガトリング砲で統一)の開発者であるリチャード・ガットリング(実在の人物)の英国代理人として訪れていました。その仕事内容は英国に対してガトリング砲の製造の権利を販売するというもので、既に契約寸前の段階にまで進んでいた。
そして彼の弟はその契約が上手くいけばその軍需会社の令嬢と結婚する事が決まっていたのだった。

そんな時に契約相手だったクライヴ卿が銃殺されているのが発見された。
依頼人やその弟に殺人の動機があるはずはない…それどころか、被害者の死は彼らのビジネスにも悪い影響を及ぼしかねないのだから…。
しかし、一つだけ絶対的な証拠があった。
それはガトリング砲…彼らしかもっていないはずの悪魔のような機械独特の発射音を聞いたという人物が何名もいたのだった…。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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いきなりPDF Platinum-特別版/SOURCENEXT
最近書店でよく見かけるSOUCENEXT社のお手ごろ価格のPCソフト。
実用性の高いものから趣味、遊びに至るまで多様なソフトが揃っています。フリーソフトではイマイチ機能性が…でも、専門的なソフトを買うほど使わないしなぁ…そう思う時にはお勧めです。
安価ではあるものの、有料ソフトらしい機能性。
少し使ってみるのに惜しくない価格帯、そして全ての機能を使いこなせばそこそこの作業が可能になる基本性能。確かに便利です。

さて、最近仕事でPDF形式(Portable Document Format)のデータのやり取りが増えてきました。
テンプレートなど相手の環境に左右されない可搬性の高いPDFへの依存は今後も高まってくるでしょう。
そうなってくるとPDFのデータをエクセルやワードに変換できれば更に作業効率も高いなぁ…と思うものの、自分が面倒だからといって相手に『すいませーん、WORDかEXCELで…』というのもみっともない。
また逆にこちらからデータを送り返すのにも、向こうはPDFの形式にしているのに、こちらから返すのがPDFではないというのも、なんとなく気まずいような気がしてきます。

そこで今回購入したのがいきなりPDF Platinum。
これはSOUCENEXT社から既に出ていたPDF編集用ソフトいきなりPDF Professional3といきなりPDF to Data professinal2を一つにまとめたもので、おまけとしてHPの印刷をスムーズに行うためのソフト、ぴったりホームページ印刷Pro版を一緒に収録したものです。
前者二つのソフトはそのままPDFを作成したり、PDFをWORDやEXCELなどのファイル形式にするためのソフトで、ぴったりPDF Professional3と組み合わせて使用することで、HPをPDFの形に仕上げることが出来ます。

PDFファイルを使っての作業は一通り出来ますし、加えてコピー&ペーストの制限やしおり作成などのついていると、ちょっと格好いい感じの機能も簡単に使えます。

基本的な作業…上記のように、作ったファイルをPDFに変換したり、PDFのファイルをWORDやEXCELに変換するだけであればドラッグ&ドロップで簡単にこなせます。

しかもこれだけ出来て¥3,980。

こういうのは些細な見栄かもしれません。しかしこういうところできちっとした仕事をして返すことで相手の評価を少し高めることが出来るのも事実。全力でお勧めの商品です。



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ここなら釣れる 岡山の釣り
別冊岡山文庫たる響きに惹かれて購入した一冊です。
さすが別冊だけに、少し普通の岡山文庫と違いがあります。

なんといってもタイトルに冠せられた『ここなら釣れる』。
いまだかつて岡山文庫にこんなありがちなフレーズが用いられたことがあるでしょうか!

不思議と他の本なら『またまたぁ』となるのが、岡山文庫の体裁でそう書かれると『…本当かもしれない』と思ってしまうから不思議なものです。
内容は釣り場所と、釣れる魚、その魚を釣るために必要な仕掛けや餌などについて触れている…まぁ、平たく言えば釣り上げてポーズを取っている笑顔の人の写真がいない以外は普通の釣りのガイドブックです。

特に岡山文庫だからといってその地域の特色や歴史に触れるわけでもなく、淡々と釣りと交通、宿泊のことに触れるのみ。実に硬派な内容です。
唯一岡山文庫らしいなぁと思ったのは、魚の名前の対比表。
魚は意外と地域ごとで呼び名が違うもので、この表では岡山地方での呼び方、そのほかの地域での呼び方と表記されているので、県外からの釣り人が来た時のコミュニケーションにも便利です。


僕が持っているのは昭和55年。
元々はもっと古かったのが釣りファンの要請で新版が出たそうで、もしかするとファンの要請によってもっと新しい版も出ているかも知れません。ところどころ地図が現在と異なる部分があることや、写真に写る風景を見比べると興味深く感じられます。

そういえばこの本の冒頭に『釣り人の気をつけたいこと』という釣りのマナーに触れた文章があります。いくつか紹介しましょう。
『一、隣がよく釣れているからといって、さまたげになるほど近寄ったりしないようにしましょう。』
…隣程度ならわざわざ近寄らなくても、ちょっと投げる位置を調整すればいい気がする。
『一、小さい魚が釣れたときは、「大きくなって来年こいよ」と、はなしてやりましょう。』
なんか残酷な一言ついた!!
黙って放流すればいいと思う。
『一、まき餌は原則的には違反ですから、ほどほどにしましょう。』
原則的に違反ならほどほどじゃなくて絶対に駄目な気がする…。

なかなか勉強になる心得でした。



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岡山のライフスタイル提案マガジンLOOP
岡山県で配布されているフリーペーパーのLOOP。
コンセプトは『今のライフスタイル+α』。
年齢層は少し高め、20~40代程度に設定されているようで、基本は仕事をしている方へ向けた内容になっています。
10のコンテンツを岡山県に限って紹介しているもので、雰囲気としてはVision岡山のライト版といった具合です。

トピックスでは岡山県内の主なイベントや交通機関の増減便、取り組みなどが紹介されています。特に出かける際にはイベントカレンダーは便利です。

ビジネスでは岡山県内の企業から様々な従業員の方の仕事のやり方を紹介。
大企業の社長、ベンチャー企業の新鋭…というわけではなく、自分と一緒の目線で仕事をしている方々の仕事の取組み方や工夫の仕方は下手なビジネス雑誌よりも参考になります。もしかすると知っている方が何かを語っているかもしれないという楽しみもあります。
別に岡山の企業である必要はないコンテンツだけど、不思議と岡山の企業というだけで親近感が沸いたり、仕事の効率を盗んでやろうと思えたりするのが不思議なところです。
またここではVision岡山と同様に新設企業も紹介されています。

フードでは岡山県内の旬な特産物や話題のお土産、食事どころ…と、岡山の食べ物を網羅しています。
基本コンセプトは『職場の中においての食』。ちょっとお客様のところを訪れる際や、何か美味しいものでも食べたいなーと思った時には非常に便利。また女性の方には重要な(?)ランチ情報も掲載。

エンジョイではレジャー情報や岡山県内のイベントが紹介されています。
その時期に合わせた観光地や、その観光地の楽しみ方が紹介されているので、休みの日にどこかへ家族を連れて行くことが義務付けられているお父さんには心強い内容です。
有料施設から無料施設まで幅広く紹介されているので、懐具合とも相談しながら選んでみてください。

ファッションではずばりそのまま、ファッションを紹介。
お店の紹介があるのはもちろん、着こなしなどの細かい部分まで紹介されているのは助かります。

ビューティーは思いっきり女性に振った内容です。
女性雑誌に出ているようなエステや化粧、スキンケア…といった、僕には聞きなれない言葉が踊ります。
ちなみにここで解説をしているのも岡山県内にお店を構える方々なので、気になれば休日にでも立ち寄ってみてはどうでしょう。この辺り、全国紙では出来ない小回りのよさがローカルの魅力といえそうです。

ヘルスも同様。
紹介され居ているマッサージ店やジムなどが県内にあるというのが強み。テレビなどで気持ち良さそうだなーと思いながら温泉やマッサージを見ていても、『場所:東京・・・・・・・』などと出てくると、疲れを癒しに向かうだけで疲れてしまうなぁと、諦めが入ります。
これならがっかりせずに済む!!
最新の2008年5月号では『働く人のメンタルヘルス』として、仕事上でかかるストレスから出てくるからだの諸症状と、その対策を紹介しています。ここで該当する項目が多すぎた場合は、速やかにお医者さんへご相談…。

ライフは生活情報を紹介。
言葉のマナーや、その月ごとに特集を組んでいます。
この2008年5月号での特集はマイホーム。
所有率から購入の流れ、マンションとの比較などが行われています。

チャイルドは育児情報。
エンジョイの子供版といった趣で、子供向けのイベント情報や後楽情報が満載。
出来れば大人のエンジョイと引っ掛けていくことが出来ればどちらも楽しめて満足…ちなみに、こちらでも有料、無料の情報がそれぞれ紹介されているので懐事情に合わせてお選びいただけます。

スクールは学習に関して。
いわゆる学校教育というよりは、趣味の学習。定番の外国語講座から楽器、2008年5月の情報には『おいしいコーヒーを飲みませんか』と題した交流会が紹介されています。
思わず予定が空いた日に、何かこうしたイベントが行われていれば参加してみるのも楽しいかもしれません。

ちなみに定期購読の申込もOK。
一回FAXを流せば半年間自動的に送られてきます。
しかも毎月無料。…いいじゃん、これ。

Loop公式サイト

H20.11月号にて休刊となりました。
短い間でしたが楽しませていただきました。


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HANOI ROCKS STORY~ラズルに捧ぐ~/ハノイ・ロックス
かつてドラマーの交通事故死によって突然その歴史に幕を閉じたロックバンドがありました。
そのバンドの名前はHANOI ROCKS。2002年、突然の復活を果たすまで伝説のロックバンドとしてのみその名を知られたフィンランドのロックバンドです。
何事もなければそのままスターダムにのし上がって言ったであろう彼らは、アメリカの地を踏みしめながらバンドの解体という道を選ばざるを得ませんでした。

この"HANOI ROCKS STORY"はHANOI ROCKSの結成から解体にいたるまでの物語を、バンドのフロントマンであり当時解散を主張したメンバーでもあるボーカルのマイケル・モンローが語っているものです。

えぇ…。
本当に語っているんです。 もちろん英語で。
Of course, in English.

これ、そもそもはビデオがあってそのCD盤というポジションの作品です。
一応楽曲~インタビュー~楽曲という繰り返しにはなっているものの、どうにも…。
結局英語を上手く理解できない僕にはこれはジャケットを買ったのだと、これは本なんだと割り切ることにしました。
悔しくなんかないもん。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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家裁の人 遺言検認[ユズ]/魚戸 おさむ, 毛利 甚八
報いが必要なのは本当の罪だけです。その人が一生罪を持ち歩かなくていいように…

まるで本人自身が植物であるかのようにおっとりとした性格の桑田判事が主人公を務める家庭裁判所の物語から遺言に関する遺言認定のケースだけを抽出した話です。

仕事熱心ではあるものの決して出世を考えている風でもない…そんな桑田判事は植物好き…それも観察する事が好きという人物で、物語のタイトルも植物の名前になっており、それになぞらえて揉め事を処理していきます。

彼は町中の植物を熟知しており、どこに家でどんな植物が栽培されているのか?が全て頭にインプットされているという不思議な人物です。
この人物像は家庭裁判所の判事という職を務める彼にとって大きな役割を果たします。
庭の植物を知るということは、その町を知ること。
そして、その町に暮らす人々の心を知ること―。

時には『アケビ』のように、町を見続けた観察眼がそのまま活きる事もあれば、『ユズ』では植えられているユズのが孫の代まで実をつけないといわれている事から、ある遺言状に秘められた故人の真意を読み解いたりしてみせる事もあります。
しかし彼は一つの出来事を解決して見せても、えらぶる事もない。
花を見たかっただけですよ』そんな風につぶやくばかり。

客商売をしていて人と携わる時に大切なのは、その人の生活を知ることだと思います。
それは仕事であったり、家庭環境であったり、趣味であったり、金回りであったり…。
桑田判事は家庭裁判所の判事という仕事をする上で大切なのは町を知ることだと思っているのでしょう。そして町を知ることは花を知ること…。



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