本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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美味・珍味 無用の雑学知識
雑学の本で、食べ物へ特化したものです。
食べ物の起源や、エピソード、世界各国の珍味などを掲載。
特に歴史上の著名人物に関するエピソードが多いです。

初めて納豆を食べたのは誰?
ヨード卵にサイズ表示が無いのは何故?
国会議員の食い逃げとは?


表題だけでもそそる内容が並びます。
但し無用の雑学と銘打っているだけに、実に無用の雑学です。

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伊香保殺人事件
おなじみ浅見光彦シリーズで、今回の事件の発端は家政婦の須美子。
里帰りの為にレンタカーのコルサ1300で出て行く須美子…。彼女がその先で巻き込まれた事件とは!?

…冒頭で一番印象に残るのが、浅見光彦がソアラの貸し出しの提案をする事(理由は少しくらいぶつけても平気だから)や、雪江未亡人が街角を曲がって行ってしまった須美子を、ずっと見守り続けていること。

どれほど心配しとんねん。

そんなおっちょこちょいなキャラクター設定だっただろうか…とか思うものの、トラックの運転もしていたことがあると豪語する須美子は旅先で

しっかり事故をする。

その事故がきっかけで事件に巻き込まれます。
もう帰りますという電話を受けていた浅見家では、事実関係の確認も取れない時点で『事故』を既定路線に慌てふためく。
実にすばらしい流れです。

そこへ須美子からの電話。
坊ちゃん、助けて!

事故を起こしたすぐそばに、殺人事件に関係すると思われる車両があり、浅見光彦の兄、陽一郎の地位を考えて住所をぼかした為に事件の重要な容疑者とみなされてしまった須美子。
彼女を救う為に、名探偵・浅見光彦が事件の地へと足を踏み出す。

火事の寺から発見された男の死体、そしてその直後に発見されるその妻の死体。
二人の過去を探っていくと、やがて政治、金、踊り、そして竹下夢二…。
これらのキーワードが、事件解決へと絡み付いていく。
日陰道を二人三脚で、日のあたる場所まで登りつめた夫婦に、一体何があったのだろうか…。

ネタバレ等は続き以降で。
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WATER PLANET Vol.2 奈良県吉野郡十津川のせせらぎ
読書で大切なのがBGMだ!という方も多いのではないでしょうか?
確かに騒がしいと読みにくいものの、逆に静か過ぎると集中しづらいという方もいらっしゃるようで、特に普段は電車やバスといった通勤時に読書をしているという方は、適度な音があるほうが読みやすいという場合もあるようです。

僕も、意外とそういうところがあり、何かしら音楽を流すようにしています。
ただ歌声が入ると、どうしても集中しづらい。
そこで自然の音を取り込んだCDを愛聴しています。

そこで西村京太郎サスペンスを読む際にお勧めなのがWATER PLANET Vol.2 奈良県吉野郡十津川のせせらぎです。

…なんでって、十津川だから。

細かいことは気にせずにいきましょう。
これは十津川のせせらぎや周辺の鳥の囀りをそのまま録音した物で、午前8時、午後0時、午後3時、午後5時の四つの時間帯に分けて収録。
非常に健やかな水の流れは、思考を妨げることなく集中を増強させ、心地いい空間を作る手助けをしてくれます。

視聴するはこちら

ただ少しトイレが近くなるかも!?
シリーズの全体でお勧めです。



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浅見光彦の謎/浅見光彦の履歴書
現在の旅情ミステリーの代表格、浅見光彦
旅行雑誌のルポライターとして走り回るその先々で遭遇する殺人事件。
そしてそれを解決する…というストーリー。

兄が警察のお偉いさんということで、事件調査中に容疑者と疑われて、だけど兄の身分が判明して解放されるという、ある意味水戸黄門的な王道パターンを確立した作品でもあります。

旅情ミステリーという特色からか、設定なども細かく決まっている部分が多々あり、ファンの中ではまるで実在の人物のように愛されるキャラクターで、今作はその謎を解く…というか、細かい設定を一冊にまとめた本です。
ルックス、住居、周辺の人物像、生い立ち、また旅情ミステリーらしく旅先で食べた物、気に入っていた観光地、そしてもう一つの王道パターンである事件のヒロインとの関係…など、多彩に掲載しています。

ラストでは、ファンによるクラブハウスも紹介。
浅見光彦が愛した初代ソアラの写真を掲載!
また、漂白の楽人で登場したワープロの写真も掲載しています。

初版が『浅見光彦の謎』で、9年後に改定されたのが『浅見光彦の履歴書』です。

ネタバレ等は続き以降で。
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一日江戸人
江戸時代の風俗研究家であり、漫画家でもあった杉浦日向子さん。
2005年、彼女の訃報を聴いた際には目を疑ったものでした。
46歳、まだまだ若く新作を楽しみにしていた矢先の出来事でした。

僕の知っている杉浦さんは江戸時代の研究家であり、漫画家としての現役時代は知りません…しかし、今回紹介する一日江戸人然り、他の作品然り…作中には非常に判りやすく描かれたイラストが添えられ、文字ばかりの解説本や、白黒の写真では良く判らなかった江戸時代の風俗が良く判ります。

今作では入門、初級、中級、上級にジャンルを分け、入門では当時のファッションなどを紹介、初級では一年の生活を解説、中級では彼女が生前好んだお酒の話題も含む、生活をもう少し掘り下げた内容、上級は文化についての解説をしており、それぞれにイラストが添えられているので、小説の形を取りながら、大体の事はイラストだけでもわかるくらいです。

ネタバレ等は続き以降で。
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探偵のヒソヒソ話―おもしろ事情通シリーズ
探偵という言葉にあくなき憧れを持つ本の虫は多いと思います。
しかし、実際にはどういう仕事をしているのか?というのは、意外と見えてこない職業でもあります。

そこで、この本。
探偵の実際の仕事ぶりを紹介している本です。
憧れは潰えても仕事の大変さは小説以上?

仕事上で大切なのは電話帳の位置だそうです。
人気の場所は抽選になるとかなんとか。
実際の捜査では、複数の名前や肩書きの名刺を使っていると、今日の自分の名前が判らなくなるとか…。

前半はそういった実際の仕事内容。
後半にいくと、実際にあった感動的な事例、変わった事例や失敗例などになります。

ネタバレ等は続き以降で。
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「松本」の「遺書」
ダウンタウン松本人志さんが週刊朝日で連載していたエッセーを本として発表した『松本』と『遺書』。
どちらも大ヒット作となり、今日まで松本人志さんは様々なエッセーを連載、単行本化してきていますが、その礎となった二つの単行本『松本』と『遺書』を一冊へまとめたのが、そのまんまのタイトルですが、この『「松本」の「遺書」』です。文庫で二冊分¥680の安心価格。

別にタイトルが二つあわせると意味深な事に意味はない様子。

テレビの関西弁そのままで書き綴られるエッセーは、時に世間の噂に、時にゴシップ雑誌に、そして時には大先輩の態度にまで言及する直球そのものの雑誌。
今では大御所のタレントとなったダウンタウンですが、元々は目上の芸能人や文化人にも媚を売らずに噛み付いてきた、その姿勢で人気を集めてきたコンビです。
この本の中には、その頃と相も変らぬ松本人志さんの姿がちりばめられています。
笑える話題が多い中、お笑いや芸人というもののあり方などについては、非常に真剣な言葉が並ぶのが印象的でした。
ネタバレ等は続き以降で。
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消えた文明の謎-面白すぎる雑学知識-
地図上から姿を消した文明の数々について触れた一冊です。
かつて栄えた都市が消えていった原因や、残された痕跡について記載している本で、面白すぎる雑学知識という副題がついているものの、純粋に消えてしまった文明についての歴史が中心になっています。
興味深いという意味での面白さはあるものの、笑いながら読むという面白さはありません。

数百年単位で栄えた都市が、消える。
その大半はやはり軍事力による衝突です。
アトランティスやムーのように神秘的な謎につつまれたものではなく、人間同士が衝突し、そこにすむことができないほどに破壊しあった結果として、都市が消えてしまったに過ぎません。
知れば知るほどむなしい歴史です。
跡形も無く破壊されつくされた都市もあります。
残された住民達が奴隷にされたりと、苦しい余生を強いられたという事実もあるそうです。

歴史を振り返れば振り返るほど、人間というのは残忍な歴史を背負っているのだという事を再認識させられます。
こういう勉強から、武力ではないほかの解決方法の模索の必要性を感じていきたいと願います。

歴史の授業では習わない。
でも、歴史の授業よりも大事な教訓が込められた一冊です。
歴史を知る事、それは失敗を繰り返さない事だと、僕は思います。



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シャーロック・ホームズの叡智/コナン・ドイル
新潮文庫から出版された『シャーロック・ホームズの叡智』。新潮文庫以外でホームズシリーズを踏破した方が戸惑ってしまうであろう一冊です。
実はこれは日本オリジナルの短編集なのです。

オリジナルの短編集は一冊に収録する作品数が多い為に、新潮文庫で文庫化される際に、八つの短編事件を割愛しており、それらを集めて生まれたのが今作です。

割愛する作品の選出基準は不明です。
収録作品も決して不人気作ではなく、翻訳者の延原 謙さん自身もそれを否定しています。

割り振りは、『シャーロック・ホームズの冒険』から技師の親指緑柱石の宝冠、『シャーロック・ホームズの回想(思い出)』からライゲートの大地主、『シャーロック・ホームズの帰還』からノーウッドの建築士三人の学生スリークォーターの失踪、『シャーロック・ホームズの事件簿』からショスコム荘隠居絵具屋で、『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』は短編集に全て収録された為に、叡智への収録作品はありません。

よく判らない選出基準で原作を崩した!と考えるより、日本独自の選出による楽しみが増えた!と前向きに考えて楽しみたい作品ですね。

確かに他の出版社から出ている全作収録のシャーロック・ホームズの冒険/回想は辞書ばりに分厚いですから、外出時のお供にするなら、こういう配慮もいいのかもしれません。



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ビートたけし殺人事件/そのまんま東
□ 作家としてのデビュー作
現在では東国原 英夫として宮崎県知事となったそのまんま東さん。
そもそもはビートたけし率いる武軍団の兄貴分であり、また文学の才能でも知られる存在でした。

そんな彼が世に出した『ビートたけし殺人事件』は、そんな彼の処女作であり、ドラマ化までされた出世作でもあります。
実はこの作品、不祥事に伴う活動休止期間に作られたというもので、人の人生と言うのは何がどのように影響するのかわからないなぁと思わせます。

□ あらすじ
物語はビートたけしが失踪すしたというところから始まります。
次に見つけられた時、彼は変わり果てた死体になっていました。
そして次々に起こる連続殺人。
たけし軍団の長兄であるそのまんま東は、軍団を引き連れ事件の解決に挑むのだった…。

□ 感想
文章は拙いと思います。
特に今の知事としてのイメージがあると、びっくりするかもしれません。
たださすがタレント、抜群に面白いです。
意外と推理の部分もすっきり作られているものの、結構たけし軍団のドキュメンタリーのような読み方でも楽しめる作品だと思います。
最近では軍団のメンバーのテレビなどでの露出度が下がり気味のきらいもありますが、当時を知る人なら「いた、いた!こんなやついたなぁ」と楽しめる筈です。
メンバー各人の動きや個性に関しては、言うまでも無く非常に詳細に再現されています。

ネタバレ等は続き以降で。
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探偵になりたい/パーネル・ホール
探偵』という言葉へ対する人々の意識は様々だと思います。
やっぱり虫眼鏡?とか、警察を出し抜いて事件解決、もしくは行方不明の人を探し出して劇的な再開の演出…。
ハードボイルドな探偵の活躍を思い浮かべる人も多いと思います。

しかし今作『探偵になりたい』の主人公、スタンリー・ヘイスティングスは事故調査専門。
訴訟大国アメリカ独特の探偵のあり方で、事故(転倒なども含む)が起こった現場を調べ、それを原因として訴訟を起こして損害賠償を求めるという裁判の調査をする探偵です。
時給10ドルに、僅かな移動手当て。
名ばかりの探偵免許を持つ彼の本職は小説家。
しかしそれでは食べられない…そんな探偵です。

また、探偵の割には(!?)幸せそうな家庭を持ち、こんな旦那を持つ奥さんは、旦那の才能を信じて疑わない…それなりに、幸せそうな職業探偵。

そこへ舞い込んできた依頼人。
先述のような一般的なイメージを持つその男性の口から出た言葉…。
殺人、麻薬、運び、ギャンブル。

ちなみに文庫の表紙に色々なディズニーキャラクターの名前が書いてあるのは、彼が事件に巻き込まれずに男の依頼内容を聞こうとした際に用いた仮名。
ダンボ、プルート、バンビ…。

ディズニー…。

事故調査専門探偵が事件解決へ挑む。

ネタバレ等は続き以降で。
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おどろき日本史249の雑学
なんで249('д'*)

それだけの理由で購入しました。
250じゃ駄目な理由は、未だに判りません。

日本史の授業で習う、様々な出来事。
その裏にある事情を紹介するのが本作です。

クレオパトラの鼻がもう少し低ければ…なんて話もありますが、実際読めば読むほど歴史的な出来事というのは、些細なきっかけで起こっているものだなぁと実感します。

内容は原始時代、古代、中世、戦国時代~江戸、明治、近代といった分類。
原始時代のジャンルだけは、少し毛色が違うかなぁ。
子供に説明してる吉村先生みたいな。

後は雑学という感じに仕上がっています。
歴史を動かした人の性格、人と人との関係。
江戸時代以降が特に雑学っぽい流れになるのは、やはり資料が豊富に残っているからなのかと思いました。

ネタバレ等は続き以降で。

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見学ノススメ/原田宗典
原田宗典さんのエッセーは、僕にとって空き時間を利用して読む本というイメージがあります。
誰かとの待ち合わせ、病院等の待ち時間、電車やバスでの移動中…。
一項目が数ページで構成されるエッセー集であれば、

思わず気合が入って全てを放棄して読破

とか、そういった本の虫にありがちな事態に陥らずに済むので、短時間で読むのによく利用しています。

今、読みかけているのは『見学ノススメ』。
色々な珍スポットを訪問してみようという雑誌の企画の文庫化されたものです。

読書記録は続き以降で。
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大人の参考書 3分間でわかる!「日本国憲法」
改憲論などが飛び交うご時世ですが、意外と現行の日本国憲法を良く知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

改憲の議論も中心は9条へ集中しがち。

しかし憲法は全ての法律の根源。
そしてありとあらゆる義務と権利の根源。
日本国民の基礎的なルールなのです。

そういった憲法を優しく解説しようという本は何冊も出ています。
その中で、コレが判りやすいなぁと思ったのが大人の参考書編纂委員会編集による大人の参考書 3分間でわかる!「日本国憲法」

憲法の条文を噛み砕いて解説するのに加え、そういった事が定められるに至った時代背景や、憲法のグレーゾーン…古くは自衛隊、ここ最近ではテロ特措法といったものが、どうやって憲法の網を潜り抜けたのかの解釈など、痒いところへ手が届く…特に、改憲議論で憲法へ興味を持った方なら、非常に助かる一冊だと思います。
後半では注目の改憲議論についての解説もあります。



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映像化された三毛猫ホームズ
三毛猫ホームズは過去に何度か映像化されています。
ふと思い立って、DVDで購入できる作品は無いかな?と見てみると、amazonで現在三作購入可能でした。

二作は陣内孝則さんが片山義太郎役のシリーズ。
妹役は葉月里緒奈さんと宮沢りえさんがそれぞれ担当。
もう一作はモーニング娘。の企画で作られた作品で、片山義太郎役は原田龍二さん、妹役が当時モーニング娘。在籍の飯田圭織さん。

原作は順に三毛猫ホームズの推理、三毛猫ホームズの黄昏ホテル、三毛猫ホームズの犯罪学講座。

原作でも三毛猫ホームズの推理には石津刑事は出てきませんが、三毛猫ホームズの犯罪学講座でも出てきません。
……あれ、原作でも出てなかったんでしたっけ?

黄昏ホテルの方で石津刑事は竹内 力さん。

兄貴じゃないですか!!

Vシネマでは強靭な男として流暢な広島弁を口にする竹内 力さんが、この作品の中では気弱で片山晴美嬢と猫にめっぽう弱い石津刑事を演じます。
似合わねぇ…という事なかれ。
意外とマッチしています。さすが演技力の人。

まぁ、赤川次郎さんが思い描いていたキャラクターとそぐうかどうかは別にして

ところでもっと過去には石立鉄男さんまでもが片山義太郎を演じていました。
三十代後半から四十代前半に掛けて演じていましたが、アフロヘアーの片山義太郎のインパクトを忘れられない人もいるのではないでしょうか。

ネタバレ等は続き以降で。
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十津川警部、沈黙の壁に挑む
乗り物ばかりが十津川警部の全てじゃない!
という事で、本作は西村京太郎さんの筆による、トラベルミステリー以外の作品です。

タイトルはダブルミーニングです。
ある事件の容疑者は黙秘を続ける…という事と、その容疑者は聾唖者だったという事。
この作品に出てくる、いつもと少し毛色の違う登場人物たちに、同じく聾唖者の弁護士、そして手話による翻訳家といった人物があります。

障害を持つ人々の生活、親の愛情。
そして、政治的陰謀。
多方面から鋭く世相を描く作品です。

この作品は日本ろうあ連盟の機関紙『MIMI』へ連載された『海の沈黙』という作品を文庫化するに当たって改題した物で、2001年にドラマ化された際には、再び『海の沈黙』のタイトルで映像化されました。

ネタバレ等は続き以降で。
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京都花の密室殺人事件/FC
山村美紗の人気キャラクター、キャサリンを登場させたアドベンチャーゲームです。

主人公は生け花を通じてキャサリンと知り合った人物です。
キャサリンの紹介によって連れて行かれた展覧会で事件は起こります。
そしてキャサリンと主人公がその謎を追っていく先々で起こる連続殺人。

生け花のプロ集団を巡って起こる事件、複雑に絡み合う人間関係。
京都を舞台に、その風土を活かしたトリック、そして密室殺人。


主人公はキャサリンと協力して事件を解決していきます。
ゲームはオーソドックスなアドベンチャー。ファミコンのプラットフォームで作られている割にはリアルな画面や人物が特徴的です。
その日の内にこなしておくべき行動をこなすと時間が進み、日付が進んでいくシステムになっており、基本は主人公による単独行動で、たまにキャサリンと落ち合い、また時々ではあるものの、キャサリンの婚約者である浜口も登場し、彼らと会話をすることで事件解決の鍵を手にする事が出来ます。
そして警察側には狩谷警部も登場します。

この作品では主人公はキャサリンではないのもミソですね。
正直、二人がどこでラブラブしているのかどういった捜査をしているのかがわからないのは物足りない部分もあるのですが、だからこその楽しみ方もあります。

特に最後の推理の場面であえて間違えた解答をすることで、

キャサリンに突っ込ませる

というのも一興かも。

ネタバレ等は続き以降で。
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シャーロック・ホームズの冒険-THE ADVENTURE OF SHERLOCK HOLMES-
シャーロック・ホームズの冒険とは書いた物の、実は少しだけ異なります。
日本の講談社から出版された、全編英語のシャーロック・ホームズの冒険です。

何の目的なのかというと、楽しく勉強するための…ホームズを題材に用いた英語の教科書なのです。
そういうとThe Original Illustrated "Strand" Sherlock Holmesを思い出し、辞書を片手に頑張った若かりし日の自分を思い起こすシャーロッキアンもいるかもしれませんが、この作品は飽く迄も教科書。
英語の教科書にあるように、巻末に難しい表現や独特の表現、隠語(スラング)などについての意味を掲載しています。

収録作品は全てではなく、赤毛クラブ/まだらの紐/唇のねじれた男/ブナの木屋敷の四作を収録。
ホームズシリーズでも人気の高い四作品を英語から読み直せます。
この形式で面白いのは、日本語訳の作品でも翻訳者の違いによって作品の雰囲気や言葉が多少違うのと同様に、一つの日本語の意味でも、どういう表現をしていたのか?を、日本語には無い微妙な同意語の表現の違いを見つけたりする事が出来る事だと思います。
日本語へ訳すと、なんとなくしか判らない隠語の意味を巻末で拾うもよし、シドニー・パジェットのイラストを楽しむもよし。

英語アレルギーになる必要の無い、英語の本。
実は意味も巻末の部分的な翻訳だけで殆ど大事な点はつかめる安心設定。


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シャーロック・ホームズ対ドラキュラ  あるいは血まみれ伯爵の冒険
シャーロック・ホームズ対○○という贋作ホームズは幾つも出ています。
良く話題に上がるのが、同時代に世間を恐怖へ陥れた連続娼婦殺人犯である『切り裂きジャック』の事件を、ホームズは解決できなかったのか?というもので、聖典では登場しないものの、贋作ホームズではシャーロック・ホームズ対切り裂きジャックとして実現しています。

更にファンの期待といえば、当時の仮想の名探偵たちとの対決。
怪盗ルパンとの戦いをルブランが描いた事は有名ですが、贋作ホームズでもそういった憧れを持つシャーロッキアン作家達の手によって、叶わないはずの憧れが現実のものとなっています。

その一つ、変わり種とも言えるのがドラキュラを対決相手へ選んで描いた、このシャーロック・ホームズ対ドラキュラ。

タイトルを見た瞬間に嫌な予感はしたものの、文庫だった事もあり、とりあえず購入してみました。

物語の冒頭で、シャーロック・ホームズ自身の言葉を引用して『ありえない事を全て除けば、そこに残ったのがどんなに信じがたい事であっても真実に違いない』と書いており、その瞬間に嫌な予感は現実の物となったと確信しました。

この作品の面白いところは、ドラキュラというのが単に『吸血鬼』という汎用な言葉で使われているのではなく、ストーカーが実在の人物をモデルに生み出したキャラクターである『ドラキュラ』であるという事です。
なので、双方を知っていればいるほど、この作品の面白みは増えてくると言えます。

ただ、まぁ。
シャーロック・ホームズ自身の持ち味を最大限に活かす相手ではないよな…と、そんな風に思いました。

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貴方には買えないもの名鑑/原田宗典
著者である原田宗典さんが色々な新商品や新発明を製作者への取材を織り交ぜながら紹介する作品。

あ、そんなのあるんだ!と思ったり。
くっだらねぇ~~と思ったり。
読み進めるほどに募る不信感。
この国、もう終末にさしかかってるんじゃないのか…と思って、よく読み返してみると、予想外の事実に行き当たる。

全て、原田宗典さんの妄想による新製品である。

…ちょっと、ほっとしたよ。

でもそれを知らずに読んでも面白い。
原田宗典さんのらしさ溢れる一作です。

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名探偵ホームズ赤毛組合
この記事では赤毛組合の感想とあわせて、子供向けに書かれた『名探偵ホームズ・赤毛組合』の感想も書きます。

ホームズシリーズの中でも、ユニークな設定と奇抜なトリックを兼ね備えている事で人気を集める『赤毛組合』。
その赤毛組合をタイトルに据えた、少し対象年齢が低めのホームズの文庫で、四作の短編を集めた作品集です。

僕もこういった児童文学のような本で、初めて読んだシャーロック・ホームズの作品が赤毛組合でした。
赤毛の人間である事を条件とした、求人募集。
その面接会場へは街中の赤毛が集まっていた。
その中で選ばれた幸運な男性は、割のいい仕事で順調に稼いでいった。
しかし、赤毛組合は唐突に解散してしまう。
彼にとっては良い稼ぎがなくなってしまったのだが、実はその背後では恐るべき犯罪の準備が進められていたのだった。
…彼が巻き込まれる事件とは?

シャーロック・ホームズシリーズの中でも最も判りやすい類の事件で、だけど奇抜。
探偵小説へ求める要素が豊富に含まれていて、確かに児童向けにいいなぁという作品です。
ユニークな作風の中でも、ワトソンが覚悟を決めて銃を持っていったり。
ちなみに著者のコナン・ドイル自身のお気に入りでもあり、自薦では第二位に選ばれていた作品です。
推理小説の業界への影響も大きい作品で、同様のトリックを用いる作品の事を、作品名から赤毛組合トリック、赤毛トリックなんて呼ぶ事もあります。

唇のねじれた男』は、アヘン窟で起こった失踪事件。
初めて読んだときにアヘン窟という言葉の意味合いが判らなかったのですが、この作品で注目すべきはトリック云々ではない。

ジェームス

作品中で奥さんがワトソンの事を読んだ名前です。
普通に見て、ドイルか出版までの過程で起こったミスなんだろうけども、シャーロッキアンの一部には、これをもって奥さんの浮気を疑ってみたりと、ちょっとしたネタになっています。

そしてこれも明快な作品、『青いガーネット』
こちらも子供向きの、凄く判りやすい作品。
事件の発端がガチョウから宝石が出てきた!というのも、ちょっとワクワクしますし、犯人とのやり取りも面白いです。

そして『銀星号事件』。
個人的には『名馬シルヴァー・ブレイズ』の名称の方がしっくりきます。
これ、以前紹介したシュロック・ホームズの作品の中では名豚にパロディされて使われていました。
そのイメージが非常に強い作品です。
事件はタイトルからわかるとおり、名馬…競馬の馬が失踪してしまったという事件で、犯人を前にした推理の場面からラストにかけて、非常にすっきりする作品です。

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常識として知っておきたい日本の三大仏教
常識として知っておきたい…と書かれると、弱いかも

日本の三大宗教は簡単。
以前紹介した『もっとよくわかる世界の三大宗教』は、読んでて三大宗教ってなんだっけ?みたいな交錯に陥ってしまいがちでしたが、日本なら以下の三つで簡潔です。
日本古来から根付いている考えで、全てのものに神様が宿るいわゆる『ヤオロズの神様』への信仰。
大雑把に言えば、全て神様のせいorお陰なんだよという考え。
もう一つは『儒教』。
宗教というよりは哲学に近い感じで、人の倫理観について…例えば年長者を敬う事などといった道徳的な内容を多く含むので、宗教として考えずに『儒学』と呼ぶ事もあります。
日本の歴史上でも学科として勉強され、今でも道徳の授業などは儒学的な部分もありますよね。
そして、日本仏教。
インドで誕生した仏教が中国経由で日本へ上陸した物で、インドとも中国とも違う解釈がなされる部分もあり、その意味合いで『日本仏教』です。

この本では、その三つの宗教の歴史や死後の世界観、儀式やそれに用いる道具などのルーツについて触れています。

確かに常識として知っておきたい範疇。
こういう知識があれば冠婚葬祭で困らないと思います。

ネタバレ等は続き以降で。
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8の殺人/我孫子武丸
我孫子武丸といえば、新本格派の中でもユーモア溢れる文章のセンスの高さで知られる作家さん。
サウンドノベルというゲームのジャンルの人気を確立したかまいたちの夜の原作者としても知られ、奇抜なトリックによる事件のみならず、単に小説として読んでも面白い…そんな評価を受けている方です。

今作は速水三兄妹シリーズ第一弾として発表。
警部補の速水恭三、その弟で喫茶店マスターの慎二、その妹一郎(よみはいちお、女性)、そして部下の木下刑事。
登場人物による軽妙な掛け合いは三毛猫ホームズシリーズにも通じる、チームワーク良く笑いを誘ってくれます。

このシリーズの特徴は、タイトルに数字が入ること。
今回の8、そして自作の0、そして無限大をあらわすメビウス。
それぞれの数字が事件の核になっています。
今回の8では、被害者が蜂須賀であり、その屋敷も8という特異な形。
冒頭で犯人からの挑戦状の如くに触れられている、8の形の建物だからこそ可能なトリックとは?

弟の慎二、妹の一郎(いちお)の二人は、ミステリーマニアという設定で、作品のところどころで出てくるミステリーの名作についての話題にニヤリとさせられる事も多いのかも。
我孫子武丸、この人は真性のミステリーマニアです。

ネタバレ等は続き以降で。(トリックについての記載無し)
続きを読む…


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シャーロック・ホームズの推理学 / 内井 惣七
シャーロック・ホームズを推理小説として読む人は多いですが、その推理方法などについて、なるほどと思ったり、さすが!と思う以上に踏み込んでみようと思う人はどれほどいるのでしょう?

この作品はシャーロック・ホームズの推理を論理的に解明して行こうと言う本で、帰納、演繹、仮説…そんな言葉が普通に飛び交うような本で、論理的に推理の過程を解き明かす事で、ホームズの推理がどのように行われているのか、そしてどうして的中するのかについての考察が述べられています。
著者は冒頭で述べるとおり、『ホームズ研究家ではない』。

内井惣七さんのこれまでの業績を辿れば辿るほど、その姿は論理学のスペシャリスト。
他のホームズ研究家が書いた著書とは少し違うホームズの研究書の誕生です。

ネタバレ等は続き以降で。
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喝采!人生の終わり方 死の名場面/藤原宰太郎
推理クイズで有名なのが藤原宰太郎さん。
かつては色々な名作ミステリーのトリックの部分を抜き出したす入りクイズを出し、数多くの若い世代を古典推理小説へと導いた功労者ですが、一方で先にトリックを知ってしまって、古典を読んでて「あ、これがあの答えだな」等と判ってしまう現象に襲われた方もいたようです。

個人的には、藤原宰太郎さんの文章って、好きでした。
実は長編を読んだ事はないのですが、短いながらもきちんと整った設定、古きよき時代の探偵の雰囲気を残した主人公…。
古典のトリックに限らず、現代物の推理クイズでも主人公の魅力的な部分は変わらず残されています。

さて、今作。
これは実は推理クイズではありません。
著名人の死について書いてある本で、イエス・キリストにはじまり、ナイチンゲール、サド伯爵、ゴッホ、藤原道長など、まさに古今東西の著名人の晩年の様子、そして死の様子を描いている作品です。
時代の英雄、特に歴史などで学んでいると、その人の人生の一番良い時期ばかりが見えがちです。
そうした人々の人生の晩年はどういうものだったのか。
それは読んでいて、少し胸が痛くなるような現実でもあります。

藤原宰太郎さんがあえて選んだのか、傾向としては寂しい死が多いです。

合間、合間で小さなコンテンツとして挟まれている、著名人の死ぬ前に発した最後の一言のコーナーは本編とは違う人物からの選出です。

ネタバレ等は続き以降で。
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三毛猫ホームズ ゴーストパニック WSC
一つの作品の人気のバロメーターとして、皆さんは何を挙げますか?
まず、第一には売り上げがあるでしょう。
販売ランキング上位には、その時代に評価や賛同を受けている作品が並び、好みはあるものの、完成度の高い作品が並びます。

また映像化を一つの基準にする人もいるでしょう。
普段は本を読まないけれどドラマ化や映画化をきっかけに原作へ手を伸ばしてみたんだという方も少なくないようです。
僕自身もスタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編は映画化されたものからスティーブン・キングを読み始めました。

そしてもう一つの基準も考えられます。
それがゲーム化されている作品ではないでしょうか。

最近だとハリー・ポッターや、古くは山村美紗作品がゲーム化されていたりします。

さて、人気作家の一人として確固たる地位を確立している赤川次郎。
ユーモア溢れるその作風もゲーム化に適している…と思いきや、意外と作品数は限られます。
特に映像化よりもゲーム化の方が再現しやすいのではないか?と思う三毛猫ホームズシリーズのゲーム化は限られています。

その中で僕がプレイした事があるのがワンダースワンから出ていた三毛猫ホームズ ゴーストパニック。
サウンドノベルが数多く出ていたハードで、それを目的にハード自体も購入し、幾つかの作品を楽しみました。

今作は三毛猫ホームズの騒霊騒動(ポルターガイスト)のゲーム化かな?と思いきや、ほぼオリジナルストーリーで、作品の舞台が異国の城であったりするあたりから、三毛猫ホームズの騎士道へベースを置いているのかな?といった作品です。
猫の鳴き声が印象的な
推理ゲームです。

サウンドノベルというよりは、ゲームで読む漫画といった感じ。

コマ割りされた画面に、ディフォルメされたキャラクター。
絵は少女漫画のような感じで、主要人物に対するイメージと適うかどうかは、プレイしてからのお楽しみ…ながら、絵の傾向としては写実主義というよりは、抽象派。
それぞれの特徴から広げていった感じのキャラクターです。

サウンドノベルというものの、それほど選択肢もなく、難易度は低めなので、赤川次郎作品(ホームズシリーズ)なら買うけど、普段はゲームとかしないしなぁという方にも安心の内容です。

ネタバレ等は続き以降で。
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新潮文庫 シャーロック・ホームズ全集
今の時代、もはや本の形態は紙だけに留まらない!?



↑はCDロムに新潮文庫のシャーロック・ホームズシリーズを収録した物です。
本でシャーロック・ホームズのシリーズを網羅しようとすると、先日紹介したシャーロック・ホームズ大全のような、一部が抜けている物でさえ、何百ページという分厚さになってしまいますが、コレならお手軽サイズで、大事に使えば本のような劣化もありません。

更に挿絵はシドニー・パジェット。
紙の大全を持っていても、買っておきたいマストアイテムです。

CDであるがゆえの、紙では実現できなかったキーワード検索機能、そして当時の写真の収録といったオマケつき。
コナン・ドイルが描いた当時のロンドンをより知る事が出来ます。

本を買うなら推理小説の本屋さん


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