本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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魔神館事件 夏と少女とサツリク風景/椙本孝思
迷探偵・黒彦シリーズの一作目を読んでみました。

 あらすじ
主人公は著名な画家を父に持つ白鷹黒彦。
幼い頃に事故でなくなった父親の知り合いから、館の落成式に招待されました。
館へ集められたのは館の主である東作茂丸、その執事ほか12名だった。

魔神館と名付けられた館に集まった彼らにはひとつの規則性があった。
12人全員がばらばらの星座なのである。
そしてその意味は、12の星座それぞれの人間を魔神を召還する生贄とする為だった。

館の主人、東作茂丸の死から連続殺人が始まる。

 どんなミステリー?
シリーズ名が【迷】探偵と銘打っているので、想像できるかもしれませんが…、いわゆる普通の殺人事件ではありません。
事件に立ち向かう主人公たちは普通の殺人事件として推理し、ストーリーも展開していきますが…、本格派などの推理小説を想像して買うと、最後で明らかになる事実に肩透かしのようになってしまうかもしれません。

ただハチャメチャな展開をするわけでもなく、普段は普通の推理小説を読んでいるという人でもまぁ楽しめるだろうといった範囲です。
シチュエーションはクローズドサークルで、どことなくゲームの名作【かまいたちの夜】を連想させるような感じです。

 感想
※ネタバレ含みます。
個人的にはとても面白かったです。

果菜、犬上博士といった脇を固める主要キャラクターはとても個性的でいい味です。
今回のみの登場人物キャラクターも素敵です。

殺人の方法については、そもそも不可能への挑戦という事もあり、割り切ってほぼ触れられていません。
人間業ではないので、仕方ないのかもしれませんが、謎解きに関してほぼ動機アリバイの面からの追求のみです。
このシリーズはトリック重視の方には向かないかもしれませんね。



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