本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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銭形平次捕物控(巻一)/野村胡堂
野村胡堂さんによる、銭形平次捕物控の第一作目を読んでみました。

この銭形平次という作品は、僕が一番最初に知った捕り物帳の作品です。
テレビシリーズが放送されていたのですね。

さて第一作目となる巻一は、短編が5本収録されています。
赤い紐、傀儡名臣、お藤は解く、玉の輿の呪、金の鯉の作品群です。

子供の頃だったのでよく覚えていないのですが、テレビで見た印象よりは、推理小説らしいつくりになっています。

ガラッ八が飛び込んできて、事件を説明して、平次がそれをたしなめながら事件を推理していく…。
まさに捕り物帳の作品の金字塔とも言える定番の流れですね。
時には論理的に推理したり、また時には事件の当事者を集めて推理を披露して見せたり、時代こそ江戸になっていますが、堂々たる推理小説の体裁で描かれているのはさすが名作の誉れが高い作品だけあります。

時代こそは古いものの、判りづらい表現には著者がきちんとフォローを入れているので、時代小説や特に捕り物帳をまだ読んだ事がないという方にもお勧めの一冊です。




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剣客商売2-辻斬り/池波正太郎
剣客商売の二作目を読んでみました。
前作を読んだのは一年ほど前の事でしたが、久し振りに続きを読みます。
こちらも短編集で、各物語のあらすじは以下です。

□ 鬼熊酒屋
どんな客でも怒鳴り散らす名物の親父のお店に関する物語です。
ある日、秋山小兵衛は腹を抱えて苦しむ親父を見つけます。
誰にも言えずに苦しむ男の心境を、近い年代の秋山小兵衛らしい言葉で癒します。

□ 辻斬り
秋山小兵衛を襲った辻斬り。
その正体を追い求めていくと、意外な大物に行き着きます。
秋山小兵衛はその大物を懲らしめようと動き出します。

□ 老虎
秋山小兵衛の息子、大治郎がかつてお世話になった剣士と再会した。
彼の息子が江戸に出たまま戻ってこないと言うのである。
更に、彼を付回す不審な影もあった。
秋山小兵衛と大治郎は二人で、その影を追いかけていく。

□ 悪い虫
大治郎の道場を訪れた一人の青年の頼みは、10日で強くして欲しい…だった。
ウナギを売って生業を立てている彼にとって、大金であるはずの5両での依頼だった。
兄に金をせびられて困った上での相談だけに、どうするべきか悩んでいるところに秋山小兵衛が、彼流の強さを伝授する方法を伝えにやってきた。

□ 三冬の乳房
三冬が元々住んでいた屋敷の近くで、ある一人の女性を助けた。
彼女の身の回りを調べていると、さらわれそうになっていた彼女の身の回りで起こっている問題が明らかになった。
タイトルは三冬が助けた女性に惚れられた為、その対処として行った行為に由来します。

□ 妖怪・小雨坊
前作で登場した伊藤三弥再来の物語です。

□ 不二楼・蘭の間
先の伊藤三弥との戦いで家を焼失してしまった秋山小兵衛が居候させてもらっている不二楼という店にやってきた客から、高利の金貸しを襲撃すると言う話を耳にする。
秋山小兵衛自身も金を借りて大変なめにあったことのある男だったが、彼の養子の人柄に免じてその計画を阻止することを決めたのだが…。


以上の作品が収録されています。
登場するキャラクターは前作と概ね代わりが有りませんが、三冬は今作では少し登場が控えめです。
逆に大治郎は徐々に自らの剣術からお金を生み出す剣客商売の道を歩み始めています。
それを頼もしく思いつつも、あまり汚い側面を見せないように勤めている秋山小兵衛の思いやりが微笑ましい作品です。
後、あまり物語の進展には影響は有りませんが秋山小兵衛の妻であるおはるも、今回は事件の度に実家へ避難させる事が多かったので登場の機会が少し減っています。




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旗本退屈男 第九話 江戸に帰った退屈男/佐々木味津三
主水之介は、かような女々しき、奸策は大嫌いじゃ。

前回で妹の菊路とその恋人である京弥と合流した早乙女主水之介は、そのまま久し振りの江戸に戻ります。
このシリーズも最初は江戸が舞台だったので、久し振りですね。
江戸の『粋』こそ、早乙女主水之介の本領発揮…と思いきや、江戸の雰囲気はちょっと退屈だったようですね。
江戸にいた頃のように吉原を練り歩き、家に戻るとすぐに旅へ出ると言い出します。

退屈男漫遊紀の始まりか!と思いきや、江戸で興味深い事件と遭遇します。

浪速では名の知れているという槍の使い手が町道場を作った。
そこで工事の為に井戸掘り人夫を14人、大工が8人が雇われていったのだが、1ヶ月以上が経つというのに井戸掘りも大工も戻ってこない。
しかも噂には既に仕事を終えた井戸掘りは殺されているという。
早乙女主水之介に助けを求めた男が知り合いだという大工の方は、まだ作業を続ける音がするので無事なようだが、内情を何とか探らなければならない。
しかしこの一軒の黒幕には、竜造寺長門守という名門の侍がいるというので、なかなか手出しが出来ずにいたのだった…。


退屈ですぐにでも江戸から出ようとしていた退屈男は上機嫌で、『退屈払いが天から降って参った。』と述べています。
既に井戸掘りは天に召されているというのだから、喜んでいる場合じゃないような気がするのですが。
それはさておき、身分の高い相手との争いだけに早乙女主水之介も慎重かつ真剣に事に取り組みます。
久し振りの京弥の腕前もキラリと光る作品です。
やっぱり退屈男は江戸が似合うと思うのですよ。

ネタバレ等は続き以降で。
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