本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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しわく騒動記/角田直一
ちょっと貴重な本を入手できました。
塩飽漁協と下津井漁協の間で起こった【塩飽騒動】に記録です。

 どんな本?
塩飽騒動の事件の詳細を記した本です。
まだ主要な関係者の一部が存命の内に取材をして書かれた本なので、内容は非常に詳細です。
瀬戸内海に特権的な海域を持つ塩飽諸島と、その海域に入会で漁業をしていた下津井との間に起こった事件について、この一冊があればかなり理解できると思います。

事件の概要だけを見ると、入会を拒否した塩飽諸島に怒った下津井の漁民が殴りこんだ…というだけの印象になってしまいますが、そこからもう一歩踏み込んで、なぜ塩飽諸島は拒否をしたのか…という所から、当時の漁協のあり方なども含めて追求しています。

 感想
正直に言うと、事件に対する印象はかなり変わりました。
もっとシンプルだと思っていました。

突然、生活に関わる入会の拒否。
怒る漁民、進まない交渉に苛立ち、暴挙へ…。

もちろん、これも塩飽騒動の一面だと思います。

しかしそれだけではない事件の複雑な部分に触れられる点では、現時点では唯一の本なのではないかと思います。
今回はたまたま、倉敷市の古書の店で入手できましたが、是非とも次世代に語り継いでいって欲しい一冊です。


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封印された日本の村/歴史ミステリー研究会
僕、どうもこういうコンビニのペーパーバック系の本に弱いんだよな…という事で、封印された日本の村というミステリアスな本を読んでみました。

■ どんな本?
ザックリといえば、日本各地の様々な集落の紹介をした本です。
マイナーなところから、メジャーなところまで様々です。

封印されたというと、少し大げさ。
どの集落も別に封印はされていませんし、歴史上から抹殺されたような場所もありません。
特に後半に進むと、現在も普通に人が暮らす集落の奇祭が紹介されているなど、タイトルのみを鵜呑みにして買うと、半分くらい肩透かしになると思います。

 内容
購入を検討している人の為に、ネタバレにならない程度に内容をご紹介します。
・第一章:人々が追われた村
自然災害やダムなどの開発によって人々がいなくなった集落を紹介する章です。
いわゆる廃村なのでタイトルとも合っていますね。
・第二章:反映の名残が残る場所
多いのは鉱山など、需要や産出量などの低下で人が離れていった集落跡です。
一部、廃駅も含まれていますが、こちらも概ねタイトルと合っています。
・第三章:人の姿が消えた土地
時代の変化で不便な場所から人が離れていった為に、集落が消えてしまった場所を紹介する章です。
ここまでの章はタイトルと合っています。
・第四章:逸話や伝説が残る村
有名なエピソードや、奇祭が伝わる場所を紹介する章です。
全く封印されていないエピソードが並びます。
集落の風俗を学ぶという点では興味深いですが、封印された日本の村…というタイトルとは無縁のないようです。
・第五章:事件の舞台になった村
原発や、戦争や、有名な事件が起こった場所を紹介する章です。
封印どころか、wikipediaで調べればどんどん情報が出てきそうな章ですが、読み物としては面白いです。

…と、こんな感じです。

 感想
僕はこのシリーズで、封印された日本の離島という本も読んでいます。
なので、封印という言葉がイメージよりも大げさ気味になっているだろうというのは判っている上で購入しました。

そこら辺を割り切って、それでもいいよ!と思えば、そんなに高い本でも無いですし、充分に楽しめると思います。
意外とネットなどで見ても出てこないような集落も扱われているので、悪くないと思います。




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熊撃ち/吉村 昭
羆嵐』という作品を読んで以降、熊を撃つ猟師さんの話に興味を持っていたので、同じ著者が書いた『熊撃ち』という作品を読んでみました。

先に読んでいた『羆嵐』という作品は、日本で最大の獣害といわれる、北海道の三毛別という地区で起こった羆事件を題材にした作品でした。
それだけに作品の規模も大きなテーマを扱っていましたが、本作はそういった特別なシチュエーションではなく、本来の熊撃ちの姿を描いたものです。

なので熊を撃ちに行く理由も様々です。
単純に生業として熊を撃つ人もいれば、それを職業としない人、村全体の利益の為に撃つ人もいます。
勿論、三毛別の羆事件のように人の味を覚えてしまった羆を退治する為に出向く人もいます。
これはそうした人々への実際の熊撃ちの方にインタビューする事で作られた短編集です。

ドラマティックさではきっと熊嵐が上です。
でも熊を撃つ人々のそれぞれの考え方や、実際の熊撃ちという仕事のあり方などは、色々な熊撃ちの方が登場する分、こちらの方が随分と判り易く感じます。




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