本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所
漫画の中でも有数の長寿作品、そして驚くべき事に週刊誌で連載が続けられているこちら葛飾区亀有公園前派出所。
それぞれの世代に、それぞれの両さんがいて、愛され続けている国民的な作品だといっても過言ではないでしょう。

そんな『こち亀』を小説化しようというのがこの『小説~』です。
こちらもそれぞれの作家さんが思うような形で、キャラクターたちを自由に操って様々な出来事に挑戦させています。
一人一人が実力派だけに、読み応えはたっぷり。
原作では見れない姿、そして原作顔向けの破天荒ぶり…一冊丸ごとみどころだらけの作品集です。

ちなみにあとがきは自身もこち亀の愛読者である事を公言する、日本推理作家協会の理事長、大沢在昌さんです。
彼はこち亀のキャラクターで作品を作るという事を、推理小説を作るうえでの制約に例え、『「条件」をつけられたからこそ、推理作家魂を燃やしたのである』と語られていますが、それぞれの色々な思い入れのあるキャラクターだけに、きっとそれを描く作家さんに掛かったプレッシャーも相当なものだった事でしょう。
そんな作家さんの『真剣』がこもった作品集、楽しんでみてはどうでしょうか。

以下、各作品への感想文のリンクです。

『幼な馴染み』/大沢在昌
『池袋⇔亀有エクスプレス』/石田衣良
『キング・タイガー』/今野 敏
『一杯の賭け蕎麦』/柴田よしき
『ぬらりひょんの褌』/京極夏彦
『決闘、二対三!の巻』/逢坂 剛
『目指せ乱歩賞!』/東野圭吾



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小説こちら葛飾区亀有公園前派出所『目指せ!乱歩賞』/東野圭吾
あの『こち亀』を小説化したのがこの作品です。
秋本さんが『70年代から使っているおもちゃ』と表現するように、『こち亀』は数ある漫画の中でも有数の連載期間を誇る日本を代表する漫画のひとつです。
長い時間を経るにつれて、キャラクターたちは秋本さんの創作から個性を持つ創作物として、まるで自我をもって作者の出すシチュエーションの中で自由に踊っているかのように見えてくるのは僕だけではないはずです。
今回は著名な作家さんたちが、その両さんたちを操って見せます。

東野圭吾さんが描いた両さんは、なんと自身もデビューのきっかけとなった江戸川乱歩賞を目指すという破天荒な作品ですが、賞金や印税を欲しがって急に小説家を目指すなんて、原作にありそうな流れで面白かったです。
両さんが実際の犯罪者たちを脅して、その手口を研究、作品化していくのですが、賞レースの行方は読んでのお楽しみ。

ところで東野圭吾さんが両さんを描くというだけでも充分に興味深いこの作品ですが、受賞者自身が江戸川乱歩賞の裏側を描いているという面でも興味深い部分があります。
特に第一次選考では数名の下読みが手分けをして選ぶというシステムになっているそうで、それに関しては次のように発言しています。
運がよければ二次選考ぐらいまで残ったのに、下読みとの相性が悪かったせいで一次で落ちた、ということは頻繁にあると考えられます
これは、きっと一次選考で落ちてしまった後輩たちに対するエールなんでしょうね。
もちろんきちんと『最終候補に残るほどの作品が、下読みの好み程度のことで一次で落ちることなど、まずあり得ない』というフォローも入っています。

そして、もう一つ名言発見。
作家を目指す人間について、中川の台詞で一言。

ミステリ小説が好きなんだと思いますよ

きっとそうなのでしょう。
東野圭吾さんもミステリ小説が好きなのでしょう。



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小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所『決闘、二対三!の巻/逢坂 剛
あの『こち亀』を小説化したのがこの作品です。
秋本さんが『70年代から使っているおもちゃ』と表現するように、『こち亀』は数ある漫画の中でも有数の連載期間を誇る日本を代表する漫画のひとつです。
長い時間を経るにつれて、キャラクターたちは秋本さんの創作から個性を持つ創作物として、まるで自我をもって作者の出すシチュエーションの中で自由に踊っているかのように見えてくるのは僕だけではないはずです。
今回は著名な作家さんたちが、その両さんたちを操って見せます。

逢坂 剛さんが両さんと遭遇させたのは、自身の『御茶ノ水警察署』シリーズの面々でした。
梢田 威、斉木 斉、五本末小百合、牛袋サトといった面々です。

…にしても、並べて見ると凄い名前だなぁ。
どっちが漫画から出てきたのか判らないや(笑)。
よく考えてみれば梢田や斉木たちも結構な警察官ですし、近作は意外にも始めて破天荒同士の競演という事になりそうです。
しょっぱなから飛ばしていて、昼休みを三十分も余分に通した理由に覚せい剤の取引の噂があるラーメン店の調査という名目を用いています。

今回は研修に来た両さんと麗子の二人と、御茶ノ水警察署から斉木、梢田、五本末の三人で先に拳銃の不法所持を検挙した方が勝ちという賭けをする事になるという物語でした。
物語にケリ(オチ?)をつけたのが、麗子の強かさというにも意外な気がしますが、破天荒VS破天荒の戦いは結構見ものです。

ただ…うーん。
両さんに遠慮せずにもっと心置きなく暴れさせちゃえばよかったのに!という感じもしないではありません。いつのもの面々が二人の前に出ると少し大人しく見えてしまったのが残念でした。
いやしかし、これは御茶ノ水警察署びいきな僕のせいでしょうか?



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