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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
丑三つの村/西村 望
あの頃映画 「丑三つの村」 [DVD]
以前にも関連著書を読んだ、津山三十人殺しこと、津山事件をモデルに作られた『丑三つの村』を観てみました。

これは小説が原作で、映画化もされた作品ですね。
説は西村 望さんの初期の作品です。
今回は映画をメインで。

 あらすじ
主人公はある農村部で暮らす1人の青年です。
村の中では秀才として知られ、将来を嘱望されていました。
しかし時代は、戦時中。
彼も1人の男して、戦争に行き、お国の為になるというのが夢でした。
やがて迎えた徴兵検査の日、彼は自分が当時の不治の病である結核に侵されていることを知ります。
そして兵隊になる夢も破れ、村の習慣であった夜這いをした相手や村民からも病気ゆえに疎まれ、やがて恋仲にあった幼馴染も離れていってしまいました。

全てを失った彼は、鬼となり、自らの戦場へと向かう決意をする。
―自分を裏切った人々を、殺してしまうという戦いへ

 実際の事件との差異
ストーリー自体はかなり実際の事件と準拠した内容になっています。
村の習慣や、当時の不治の病へ対する差別…。
勿論、主人公のゆがんだ考え方もあいまってのことですが、事件のきっかけとなる部分も共通しています。
多少の違いとしては、まず姉の存在です。
物語中に姉は登場しませんが、近い存在として幼い頃から一緒に育ってきた『やすよ』が登場します。
病気ゆえに結ばれる事は叶わず、結婚で村の外へ出て行ってしまうものの、主人公の一番の理解者としての存在感は、恐らく彼女が姉の代わりだったのだと想われます。
また二人の淡い恋心は村民の多くを惨殺する主人公へ多少の同情をもたらす効果もあるものと想います。

 感想
とにかくキャストが豪華です。
濡れ場も多くて、時代柄もあるのでしょうが、こんな名前のある女優さんが、こんなシーンを…!と、感動してしまいました。
主人公は亡くなられた古尾谷雅人さん、ヒロインは田中美佐子さん、村の女性に五月みどりさん、大場久美子さん、池波志乃さんといった面々が揃います。
お母さん役は、80年代の老け役といえばこの人!というくらいインパクトの強い原 泉さんです。

物語りも良い感じに仕上がっていました。
時間的な制限もあるのでしょうが、殺戮に至るまでの経緯が、少し軽めにも感じました。
ただ、当時の世相もあって、どうしようもなく追い詰められ、事件に至ってしまったという流れは痛々しいくらい、よく伝わりましt。
もし時代さえ違えば、この作品は主人公とやすよの、淡い恋愛物語にだってなっていたのに。

こういう作品をただサスペンスであるとか、事件を伝えるものだけとしてみるのではなく、教訓として活かしていく事も大切だなと想いました。
どんなに追い詰められても、人を殺すのは過ちです。
だけど、周りの人々も、相手を追い詰めないことだって、同じくらい大切な事なんです。



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機械仕掛けの小児病棟
このタイトルってパクリですよね!?的な作品を観てみました。

 あらすじ
機械じかけの小児病棟 [DVD]物語の舞台となるのは、イギリスの島にある小児病院です。
この病院は非常に長い歴史を持っていましたが、老朽化が進んだ為に閉鎖が決まっていました。
しかし鉄道のトラブルにより、患者の移動が遅れていました。
その病院のスタッフが急に一名辞めてしまった為、臨時の夜勤スタッフとして赴任してきたのが主人公です。
彼女は様々な出来事へ違和感を覚え始めていました。
エレベーターの急な故障、患者の謎の骨折、そして患者の少女が話す、謎の存在である『シャーロット』。
そして前任スタッフが怯えていたという『何か』。
これらの謎を解き明かした時、病院の歴史から抹消されていたある事件に行き着くのでした。


 どの辺がホラー?
ホラーとしては控えめです。
余り派手な描写はありません。
後半で謎の存在だったシャーロットが登場するので、それはそれなりにホラーな描写であるといえますが、全体的にはそいう怖いシーンはなく、どちらかといえば謎解きに近い感覚で観る事が出来ます。
ただしB級ではありません。
本当にスッキリ終わるので、痛い描写が好きとか、ワーワーキャーキャー叫んでストレス発散したい!といった場合は他の選択肢もいいかもしれません。

 感想
綺麗に終わる作品です。
全ての出来事について伏線が張られて、きちんと回収されています。
また全員が生き残るわけではないけれど、ハッピーエンドとして描かれているのもよかったです。

監督はレックで知られるジャウマ・バラゲロさんで、主演は『アリー my Love』のキャリスタ・フロックハートさん、準主役にはSF系の映画で活躍しているリチャード・ロクスバーグさん、そして『私が、生きる肌』のエレナ・アナヤさんといった豪華な面々も注目です。
ちなみにリチャード・ロクスバーグさんとエレナ・アナヤさんはドラキュラと、ドラキュラの花嫁という役割で『ヴァン・ヘルシング』で競演しています。

ある程度の痛い描写、ある程度の恐い描写、そしてスッキリと解決する事件。
最近B級ホラーを見すぎたせいか、ちょっと物足りなくなってしまいそうですが(笑)、とても観易い映画でした。

タイトルは原題はFragile。
壊れ易い、脆いといった意味がありますが、映画を一通り観ての感想としては、映画のワンシーンでしかない『機械仕掛け』よりは、そちらの方がやっぱりいいんじゃないかなぁと思うのでした。



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1408号室(映画)
一時期、凄くスティーヴン・キングに熱中しておりました。
スタンド・バイ・ミーが凄く好きだったんですね♪

今回は短編作品を映画化したという作品を観てみました。
映画のタイトルが1408号室、原作のタイトルが『一四〇八号室』です。
原作は『幸運の25セント硬貨 』という短編集に収録されています。

□ あらすじ
1408号室 [Blu-ray]主人公はマイク・エンズリンという男性で、彼の仕事は超常現象を暴くライターです。
そんな彼の元へ『1408号室へ入るな』という謎のメッセージが届きます。
職業柄、好奇心を刺激された彼は、その1408号室と言うのが宿泊した客が全員自殺しているといわれるニューヨークのホテルの一室である事をつかみます。
そしてホテル側は1時間も持たないとして、頑なに宿泊を拒みます。
超常現象を信じない主人公は、無理矢理に1408号室へと宿泊します。
しかしそこでは彼の予想を上回る数々の減少が起こり、彼は部屋から逃げ出そうとするのですが、既に時遅し。
彼は部屋から抜け出す事が出来なくなっていたのでした…。
そして数々の怪奇現象が始まります。


□ 感想
前半は物凄く良い意味でB級な感じのホラーっぽい作品です。
うわっ!とか、おぉぉ~とか、いいながら、ちょっと驚きつつ観ていけます。
しかし中盤から、ちょっと様子が変わってきます。
この作品のテーマは単純なホラーを描く事ではありません。
スティーヴン・キングはそんなに優しくないです(笑)

この作品は宗教的な色合いが強いものです。
そして色々な解釈が出来る内容ですよね。

物凄く単純に、主人公は火事から生還して呪われた部屋に打ち勝った!でもいいと思います。
宗教的な意味合いを重視するなら、最終的に死んでいるでもいいですし、部屋の中での(宗教的な意味の有る)体験を通して、娘の死から立ち直った姿であるとしてもいいですし…ね♪
こういうひねった感じが、スティーヴン・キングらしい感じがして、とても面白いです。



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