本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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烏啼天駆2 心臓盗難/海野十三
海野十三さんが描く義賊物、烏啼天駆シリーズの第二弾を読んでみました。

ルパンのような格好いい義賊というよりは、寧ろルパン三世のようなコミカルな義賊と探偵が活躍する作品です。
第一作目では、烏啼天駆が探偵である袋 猫々を上手くやり込めたわけですが、第二作目となる本作では、逆に袋 猫々がやり返してみせます。

袋 猫々は心臓を盗まれたといって苦しむ青年を発見する。
心臓を盗むという奇抜な方法、そして相手を殺さないように人工の心臓を付け替えた鮮やかな手口などから、烏啼天駆の犯行であると見抜きます。

ちなみに二人のやり取りには警察も疲れているのか、猫々が烏啼天駆の犯行であることを明らかにしている途中から、『もう、そのへんでよいです』や、『待った。もういいです。われわわれも、烏啼の仕業たることを大体確認しましたから』と、さっさと話を切り上げるような態度を取り始め、それでも喋ろうとする猫々を制するために、被害者の搬送をネタに逃げてしまいます。

最後はとんちの効いたやり方で、心臓を元に戻してみせる猫々。
次回はどちらが勝者となるのでしょう♪


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流線間諜/海野十三
R事件といわれる事件に関する作品です。
タイトルにも間諜(スパイ)と有るように、ちょっと冒険物っぽい作品です。

主人公は海野十三さんの帆村荘六ですが、いつに無くアクション有り、冒険有り、暗号有りと、江戸川乱歩の子供向け作品のような軽快な展開が面白い作品です。
ただ事件の発端となるマッチは、さすが海野十三さん。

マッチを食べる婦人をあっさり流す。なんて、この時代に海野十三さんくらいしか出来ない方法だったんじゃないかと思います。

これまでのシリーズを思うと、ちょっと帆村荘六のイメージが変わる作品かもしれません。
長さも、これまでは短いものが中心でしたが、長編とまでは言わないものの、少し長めの作品でした。



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烏啼天駆1 奇賊は支払う/海野十三
最近、携帯電話のアプリでよく青空文庫を読むようになりました。
直接、青空文庫からダウンロードできるので、ZAURUSより小さい画面ではありますが便利さに負けて使っています。
便利な時代の到来ですね。

閑話休題。

そこで色々な作品を漁っていて見つけたのが、このブログでは帆村壮六シリーズで紹介している海野十三さんの『烏啼天駆シリーズ』です。
江戸川乱歩シリーズに出てくる怪人二十面相や、ルブランのルパンとか、そういった感じの、ちょっと飄々とした義賊といった感じの烏啼天駆と、探偵の袋 猫々を主人公とした短編です。

さて第一作目はある婦人の誘拐に関する事件です。
袋 猫々は自分が身代わりとなり、上手く脱出してくるのですが…。


タイトルにある奇賊は支払うとは、盗みを働くにしても対価を支払うべきだとするものです。
本文中にある例で言えば、財布をするのであれば、そのポケットへチョコレートを残す…そんな感じの話です。
そしてこれは、烏啼天駆の犯行声明のような役割を果たしているのです。

ちょっと読むのには、本当に最適で海野十三さんの小気味良い文章とあいまって楽しい作品でした。



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