本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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この地球を受け継ぐ者へ ―地球横断プロジェクト「P2P」全記録/石川直樹 ②カナダ~アメリカ (サンダーベイ~中米到着まで)
地球横断プロジェクト「P2P」。
北極から南極までを最大限人力で移動することで横断し、その間に様々な人々と触れ合い、お互いの文化や知識、旅を通して経験したことなどを共有していく―そんなプロジェクトが行われた事をご存知でしょうか?
十ヶ月間をかけて、若者達が辿った地球横断の旅。
その参加者の一人で、冒険家として知られる石川直樹さんが綴った日記とエッセー。
それがこの一冊にまとめられています。

第二回目はカナダ~アメリカの行程の後半、サンダーベイ~中米に到着するまでを紹介します。

サンダーベイまでの道のりから、更に町へと続く旅路。
前回まで同様にプレゼンを行い、自分達の行程で見聞きした事や経験談を語ってきた彼らですが、人口密集地へ行くに伴い、逆に地域ごとのNPOの活動に参加したり、SWEAT SHOPなどの社会問題と直面したりと、北極までの行程とは違った形で地球を知る経験を積んでいきます。
また町を行く肯定だからこそ起こりうる問題として、自転車での移動の最中に起こったメンバーの交通事故(大事には至らず)や、治安の悪さに伴って自転車での行程が一人ずつのリレー形式から、二人同時に走るスタイルに変更されたり、高価な機材を積んだ車自体も物盗りの被害を懸念しなければならないようになっていきました。

当初、僕が読んでいて北極を抜けた辺りから物語のハイライトは終わったような気分で居たのですが、寧ろ『都会』というやつは北極よりも厄介なのかもしれない…そんな風に思うようになりました。

さてこの道中の間に挟まれたコラムで、彼らの寝場所について触れてあります。『町に住む一般的な人々はおもにベッドや布団の上で寝る。』という、有り難い注釈に続いて紹介された彼らの寝場所は、主に野宿。
意外な人気スポットはサポートカーの天井の上。
同行する車についていたベッドは夏場は『腐臭がした』そうで、南米を通り過ぎていく頃には『羽アリが巣くい、よりかかることさえためらわれた』そうです。

この頃の経験からか、石川直樹さんは帰国後もたまに家の屋上に寝袋を持って眠りに行っていたそうです。根っからの冒険家なのでしょう。
そんな彼らとは対極的と表現された韓国から来た都会人のメンバーの方が抱いたプロジェクト自体のあり方に対する不満もこの辺りで掲載されていますが、こういう考え方を持つメンバーの存在もまた地球を知る行程での経路のように思います。
メンバーからは余り共感されていなかったようですが、恐らく読んでいる読者の立場からならご尤もに感じてしまう部分も多々あるはずです。

北極で-35℃を経験したメンバーは、ここに来て+40の猛暑の中を突っ走り、そして次なる地、中米へと突入していきます。

そういえばハーバード大学はケンブリッジという町にあるんですね…。知りませんでした。

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この地球を受け継ぐ者へ ―地球横断プロジェクト「P2P」全記録/石川直樹 ②カナダ~アメリカ (レゾリュート~サンダーベイまで)
地球横断プロジェクト「P2P」。
北極から南極までを最大限人力で移動することで横断し、その間に様々な人々と触れ合い、お互いの文化や知識、旅を通して経験したことなどを共有していく―そんなプロジェクトが行われた事をご存知でしょうか?
十ヶ月間をかけて、若者達が辿った地球横断の旅。
その参加者の一人で、冒険家として知られる石川直樹さんが綴った日記とエッセー。
それがこの一冊にまとめられています。

第二回目はカナダ~アメリカの行程の前半、レゾリュート~サンダーベイまでを紹介します。

北極圏を抜けた途端に旅の雰囲気自体もガラッと変わります。
ここまで旅というよりはサバイバルといった雰囲気でしたが、ここからは自転車でのリレー形式の移動がメインになり、車での移動や知人の家への宿泊や今後の旅に備えての買い物や、石川直樹さんの趣味なのか貴重な冒険家達を掲載した雑誌を古本屋で探索したり…単なる冒険旅行ではなく『地球横断プロジェクト』であるP2Pらしさが感じられるようになる行程です。
特に一番目に付いたのは各地で行われるプレゼン。
これはプロジェクトの掲げる大きな目的の一つらしく、行き先によってはかなりの頻度で行われており、マスコミに応対したり、学校を訪問したり、これまでの行程から得た教訓や問題点などを人々へと伝えていく、環境教育のようなプレゼンです。
海辺のゴミ拾いなども行っており、北極圏に比べると冒険色は薄まっている物の、P2Pの本来の目的が読みながら伝わってきたのは、このカナダ~アメリカ編以降からでした。
北極圏では前進あるのみ!という感じがしていた行程も、この辺りからは一つの場所へある程度の時間留まったり、休みの日が目に付く機会も多く、若者達らしく夜更かしをしたり、幾分かのんびりしているように感じます。

しかし一方で自転車移動では40km~50kmは毎回のように走破しており、出来るだけ人力でという目標を掲げた冒険の醍醐味に変化はありません。

この頃、石川直樹さんは強く犬ぞりに惹かれている様子ですが、一方で北極圏でも苦しまされていた歯痛をようやく治療できました。とは言っても、本来なら2週間は必要な治療…応急処置で乗り切るというのも、旅の過酷さなのかも知れません。

ところで北極圏での旅の過酷さを物語るエピソードとして石川さんは『ぼくらは汚かった』と、実に淡々と風呂に入れなかった一ヶ月を語っています。
『腐った果物の匂いがした』男性人に対し、同じ環境にありながらいつも石鹸のにおいがしていたという女性人に対しては、石川直樹さんも『謎に包まれている』と発言。
…腐った果物との比較なので、ちょっとのにおいでも凄くいい香りに感じたという見方もありますが、その辺りは謎という事で。

他、メンバー間の人間関係もよく見えるようになってきました。
これまでそういう余裕が無かったのかもしれませんが、誰かと誰かがソリが合わない状況や、誰かが誰かに告白をしたり…。
集団での生活には色々とあるんだなという事も実感です。



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この地球を受け継ぐ者へ ―地球横断プロジェクト「P2P」全記録/石川直樹 ①北極圏
地球横断プロジェクト「P2P」。
北極から南極までを最大限人力で移動することで横断し、その間に様々な人々と触れ合い、お互いの文化や知識、旅を通して経験したことなどを共有していく―そんなプロジェクトが行われた事をご存知でしょうか?
十ヶ月間をかけて、若者達が辿った地球横断の旅。
その参加者の一人で、冒険家として知られる石川直樹さんが綴った日記とエッセー。
それがこの一冊にまとめられています。
ページ数が膨大なため、読書と並行して項目ごとに分けて紹介して行こうと思います。

第一回目は、北極圏。
旅の最初が北極というのも、また過酷な話だと思いますが、旅に備えて様々な訓練を行ったことや、体力に余裕があるというので、プロの目から見ればあながちおかしくは無いのかも知れないですが、読む側からは最初から猛烈で、今後大丈夫なのか!?とさえ思ってしまいそうな展開です。

北極の旅ではあるものの、思いのほか寒いといった記述は見当たりません。北極の旅の最後の日記に、石川さんは興味深い記述を残しています。
『マイナス35℃―寒すぎ。
 マイナス25℃―動いていればOK、動いていないとかなり寒い。
 マイナス15℃―快適。
 マイナス 5℃―暑い。
 プラス  5℃―暑すぎ、といったところだろうか』
人間の体の適応能力の高さに驚かされる記述です。

北極の旅は事務局が安全なルートを選んだことや、ある程度の運もあってか、首尾よく終了できた様子ですが、やはり旅の始まりだけに靴擦れにはかなり苦しんだ様子が描かれています。
ただ北極ならではの苦難としてトイレの方法が紹介され、寝袋で横になったまま水筒へ出し、朝になると凍結してしまっており、それを解凍するのだが、火に近づきすぎて穴を開けてしまったエピソードを紹介。
『これほど悲しいことはない』とは石川さんの弁。
また、場所柄ホッキョクグマの存在も脅威で、大事に至る場面は無かったものの、ひやりとさせられる場面や、ライフルを構えたり、スノーモービルで追い立てることで人へ対する恐怖を植えつけたり…。
これがただのキャンプ日記ではない事を再認識させられる場面も多々紹介されています。

途中、幾つかのエピソードがコラム形式で間に挟まれており、その中でも『チームビルディング』という、チームをより一致団結したものに完成させるための活動について記載されており、これは凄く勉強になるものでした。
もちろん旅を通しても、ずっと彼らはチームとしての団結力を高め続けていくわけですが、スタート地点に立つ前に、お互いがお互いをフォローし、高めあっていくチームになるための訓練をしていたのでした。



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