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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
鳥取雛送り殺人事件/榎本由美、内田康夫
浅見光彦シリーズのコミック化の作品を読んでみました。
今回読んだのは鳥取雛送り殺人事件。
前回は短編の地下鉄の鏡を読みましたが、今回は長編。どのようにまとめられているのか楽しみに読んでみました。

 あらすじ
浅見光彦は新宿で、人形メーカーの専務が殺されているのを発見してしまう。
死体のそばに置かれている桟俵。
それは鳥取県の雛流しで使われているものだった。
担当の刑事が鳥取へ行き、事件は解決に向かう…筈だったが、その刑事が行方不明になってしまう。

浅見光彦は雛人形を巡る謎を解く為に、鳥取へ向かうのだった。

 イラスト
浅見光彦シリーズのコミック化は複数の漫画家によってイラストが描かれています。
本作を手がけたのは榎本由美さん。

僕はブログ内で余り否定的な事は書かないようにしているのですが…、今回は正直な感想を書きます。
イラストは人それぞれ好みもあると思いますが、とても雑に感じました。
下絵のような感じの、とてもラフなタッチの絵で全編が構成されています。

今回のヒロインである被害者の娘の人形作家も、美人の設定なのやら何やら判りません。
浅見光彦シリーズのコミック化なら、もっと上手い漫画家さんに依頼できるのではないかと思うのですが…。
ただ経歴を見てみると、わりと色々なお仕事をしている売れっ子漫画家さんのご様子。
明るい感じの浅見光彦と、著者が得意とする妖艶な感じの作風が合わないのかも知れないですね。

 感想
イラストはともかくとして、内容はとても上手にまとめていると思います。
前回読んだ短編の作品とボリューム的には変わりませんが、それいでいてきちんと長編の重要なポイントは全て拾ってあると思います。

ネタバレになるので余り書きませんが、キーパーソンとなる女性の描写などは、やはり漫画の方が迫力があっていいと感じました。



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地下鉄の鏡(浅見光彦ミステリースペシャル)/たのまゆうむ、内田康夫
浅見光彦シリーズのコミック化の作品を読んでみました。
今回読んだのは、短編集『鏡の女』に収録されていた『地下鉄の鏡』です。

 あらすじ
浅見光彦はあるとき、自殺の現場に遭遇してしまう。
飛び降りてきた女性が最後に残した「地下鉄の鏡で見た…」との言葉に疑問を持ち、事件の調査に乗り出した。
そこで知り合った死亡した女性の知人は、彼女が自殺を思い留まっていたという新事実をもたらした。

彼女が殺害された理由と地下鉄の鏡の関連性とは…?

 イラスト
コミック版の浅見光彦は複数の著者によって書かれています。

本作を書いたのはたのまゆうむさんという漫画家さんです。
他の作品を見たところ、女性向けの漫画を多数手がけられているようです。
画風もまさに少女マンガ!といった趣きで、浅見光彦も33歳の男性というよりは美少年風です。

 感想
コミックのボリュームなので、当然活字の原作よりもざっくりした感じです。
ただ原作も短編なので、上手くまとめてるかなという感じです。元々、少し強引にまとめられている感じのある作品でしたし。

イラストについては好み次第だと思いますが、やっぱり全体的に幼すぎますね。
これでは学園が舞台になっているサスペンスのようです。



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日光殺人事件/内田康夫
最近、休みの度に天候が悪く、外出できない鬱憤を浅見光彦シリーズの旅情で紛らわせようと、読んでみました。

まず。
一つだけ言っておきたいこと。

天海僧正どこいった?

この作品、そもそもは天海僧正と明智光秀が同一人物であるという説の立証の為に出かけた筈の日光で、たまたま遭遇した事件がメインに置き換わるという展開を見せます。
作品の冒頭ではメインに据えられ、色々と情報や説が飛び出すのですが、序盤で早くも話題から消え、結局次に登場してくるのはラストシーンです。
それも事件が終わって歩いていたら、最初の頃に取材に行っていた人に再会したというなんだかとってつけたようなシーンです。
僕は春日一行や浅見光彦と同じく、明智光秀は生存していたのではないかという説が結構好きなんですよ。
それだけにこの展開には軽いショックを受けてしまいました。

閑話休題。

華厳の滝で自殺の死体を引き上げている際に、もう一体の白骨化した遺体が見つかった。
それは地元で牧場を経営するほか、不動産やレジャーなど多岐に亘って展開する智秋グループの次男である事が判った。
彼は三年前、突然山形県へ車だけを残して行方不明になっていたのである。
それが華厳の滝で見つかった…。
葬儀の際に集まった短歌の仲間の口から、彼が死の直前に『日光で面白いものを発見した』と話していたことが判った。
この事件へ興味を抱いた浅見光彦は事件の調査へと乗り出すのだった…。


キーワードとなる日光とはなんぞや?という謎から、その誤解と真実によって引き起こされた事件です。
後、謎の編集長春日一行が登場する作品でもありますね。
若いくせにだみ声で喋るというこの男は当たり前のように旅と歴史の編集長になっていますが、実は登場はこの一家のみです。旅と歴史の編集長といえば、やっぱり藤田編集長ですが、レアな作品になりましたね(笑)。

後、非常に余談ですが…作品中に自宅でのシーンが少ない割りに、きっちり雪江と須美子に叱られていますね~。
やっぱりこれが無いと浅見光彦じゃない!?

ネタバレ等は続き以降で。
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