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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
アパートの殺人/平林初之輔
配車の順番待ちで時間があったので、青空文庫さんから平林初之輔さんの作品を読んでみました。

タイトルは『アパートの殺人』。
著者はヴァン=ダインを日本に持ち込んだ方です。
作風も、ちょっとそれっぽい感じがあるかな?

 あらすじ
あるアパートで殺人事件が起こった。
被害者はアパートに住む女優で、絞殺されていた。
女優は気が多いところがあったのか、調べてみると複数の男性が出入りしていた事が判った。
そこで警察は、一人ずつに尋問をしていった。

 尋問のみの作品
この作品の興味深いところは、尋問のみで物語が進んでいくところです。
部屋を訪れた複数の男性が、それぞれが見聞きした状況を答えていきます。
最後のどんでん返しは勿論、実は複数の男性が気付かず同時に居合わせていたところなどは、なかなか面白いです。
アッと驚くような展開をさせるのではなく、堅実に事件を解決していく様子は、古い作品ながら斬新な感じさえ受けます。

 感想
非常に短い作品ですが、尋問のみに集中させていている事から、それほどボリュームが小さくは感じませんでした。
ちょっとした時間に読むのには最適ですね♪
ラストで判明する真犯人は、ある意味、読者のイメージを上手く利用した方法だと思います。
男が沢山出入りしていたから、絞殺だから…。
そんな思い込みを覆される、小気味良い展開でした。


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新潟発「あさひ」複層の殺意/峰 隆一郎
家の片づけをしていたら、見た事が無い本が出てきたので読んで見ました。

作者の峰 隆一郎さんは時代小説なども手がける作家さんで、ミステリー作家としてはまるで西村京太郎さんの作品リストでも眺めているかのような、電車を舞台としたものが並びます。

□ あらすじ
電車の中で女性が殺された。
発見者は男性と、女性の二人で、彼らは『ジョ』というダイイングメッセージを聞いていた。
それから暫くして、発見者の女性も殺されてしまった。
つながりの無い二つの事件…、そして殺された女性の周りの複雑な人間関係。
真犯人へたどり着いたのは、二番目の被害者である女性の素行調査をしている人物だった。

□ 社会派の色が濃い作品
殺人事件が起こり、その犯人が見つかるまでが描かれれば推理小説なのか?という事を口にすると、難しい議論になってしまいそうなので、遠慮しておきます。
ただこの作品が推理小説としての楽しみ方が出来るのかと言うと、ちょっと疑問です。
社会派推理小説と呼ばれる中でも、事件の背景を色濃く描いいている作品だと思います。
人間模様などを重視する方なら問題ありませんが、トリックなどを楽しみたいと思っている方には少し拍子抜けかもしれません。
ネタバレなので省きますが、ラストシーンの描写もそれっぽい感じですね。

□ 感想
これは…好みだろって言われるかも知れませんが…言わせてください。
セックスシーン多すぎ。
途中で推理小説風に仕立てた官能小説かと思ってしまいました。
男女関係やらの描写が非常に多くて…疲れた…。
割りとページ数は多いのですが、その辺りを飛ばすとシンプルにまとまった一冊だと思います。
その辺りの描写が苦手ではない方、どうぞ。僕はちょっと苦手なもので…(^^;)



※この人の別の作品のタイトルとか見てたら、ちょっと大人な描写を多用される作家さんみたいですね。

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ベンスン殺人事件/S・S・ヴァン・ダイン
僕は音楽を聴いたり、本を読むときに、好きなアーティストや作家が影響された事を公言している作品を徐々に手にとっていくと言う風習があり、ホームズしかりなのですが徐々に古い時代へさかのぼっていってしまう傾向にあります。
今回は横溝正史さんがお話されていた、S・S・ヴァン・ダインさんのデビュー作を読んでみました。
実際に影響を公言されていたのはグリーン家殺人事件や僧正殺人事件のことだった様に記憶していますが、名探偵のシリーズは順序よく読んだほうがいいのです♪

閑話休題。

感想は以下です。

□ 名探偵ファイロ・ヴァンス
著者の長編で活躍する探偵といえば、ヴァンスです。
芸術を愛でる、昔ながらの貴族のような優雅な物言いをする異色の探偵です。
著者は推理小説を書く以前には美術の評論家を生業としていたそうで、ヴァンスはその影響を強く受けているものと思われます。
作品のいたるところで文学作品や伝聞からの引用が用いられ、高尚な雰囲気が漂っています。
情感豊かな物言いや、考えなどはまさに異色と言えるでしょう。
友人である判事をからかいながら、徐々に真相へと導いていく優雅な佇まいは、身を粉にして調査に明け暮れたホームズのような探偵とは全く違います。
解説にもある通り、人によっては回りくどさを感じるかもしれませんね。
僕はまだこの第一作しか読んでいないのですが、彼の得意とする推理の方法は心理学です。
こういう犯罪を犯す人間はこういうタイプの人間であるとあたりをつけ、容疑者リストに上がってくる人間の性格を分析していきます。
現在のプロファイリングに近い操作方法と言えるでしょう。

□ あらすじ
株式を扱うベンスン氏が殺害されているのが発見された。
自宅でリラックスした格好で本を読んでいる、そのままの姿だった。
容疑者リストには幾人も上がってきているが、真犯人と、その動機とは?
ヴァンスは以前より興味を持っていたという犯罪の調査を見せてもらう為に、犯行現場を訪れていた。
そして彼は、警察の操作方法とは全く別の観点から犯人を追い詰めていくのだった…。

□ 感想
ヴァンスの調査方法については前述の通り、心理面からの捜査です。
犯行現場を心理的に考えることで、犯人と容疑者の関係や、どのような性格の人間が犯人であるのかと言うことを分析していきます。
そこそこのボリュームのある長編なのですが、ヴァンスは最初から容疑者を絞っています。
しかし友人である判事に自分のやり方を理解してもらう為に、ヒントを出しながら容疑者たちを徐々にリストから削除していくと言う手法をとっていきます。
読者もこいつあやしーなーと思っているキャラクターがあっさりと覆されていく様子を楽しんでいけるでしょう。
ただ一作目ということで、考え方や方法が少ししつこいきらいは否めません。
きっと読者はヴァンスの友人である判事が容疑者が徐々に消えていく驚きと同様に、その苛立ちも共有することが出来るでしょう(笑)。
後、この作品はホームズのように事件を一緒に見た友人の視点から描かれていますが、例えばワトソンのように自己主張をすることも無く、ただただ記録係に徹しているのも特徴的でした。
多少好き嫌いが出る作風ではあると思いますが、個人的には意外性のある作品は好物なのでしっかり楽しめました。


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