|
 |
|
| About Me |
|
Author:Fujisaki
 基本はシャーロッキアン。 でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。
紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。
|
|
| ベストセラー |
|
|
|
 |
|
| 若者はなぜ3年で辞めるのか?/城 繁幸 |
この本をはじめて書店で目にしたのは3年前の事でした。 丁度ちらほらと面接の手配など、採用に関する仕事を手伝い始めていた頃です。 その頃、よく若者がすぐに辞める、もたない、3年で辞める―そんな事がよく囁かれていました。
それから3年。 面接の手配などをしていた後輩たちが綺麗に居なくなり、ふとこの本を思い出し読んでみました。
□ 若者の望むもの まず若者の責任という見方では、価値観の変化があります。 これは採用する会社の側としても同様で、『なんでもやります』というタイプの人材を採用していた方針を転換し、明確に目標や目的意識を持った学生を採用するようになってきました。 僕もその世代ですが、『この会社で何がしたいのか』という質問への返答を用意して面接へ挑んでいました。 しかし会社のシステムは年功序列を引きずっており、入社したばかりの若者には新人用の仕事が回され、花形の仕事はなかなか回ってきません。仕事は勤続年数に振り分けられているのです。 上の年代から言えば、忍耐力がない。 当事者から言えば、報われない。 崩壊し始めた年功序列が残り、定期昇給や退職金という制度が消え始めている現状でそれではがんばれない…そんな現実が見えてくるのが、3年程度なのでしょうか。
□ 年功序列の終焉 年功序列という形が駄目かといえば、個人的にはそうでもないと思います。 長く同じ会社に勤める事は専門的な人間を増やせるし、昨今能力主義が騒がれる半面で注目を集めるようになった『愛社精神』のようなものも培われる事でしょう。 しかしこのシステムには経済が成長し続けている事という条件がつけられます。 そしてそれが翳ってしまった今では『一気に矛盾が噴き出した』のです。 これは年金似たシステムで、若い頃に頑張って長く勤めていけば年長になった時には給料も上がるし、それなりの身分も保証されるというものでしたが、今の若者たちが年長になった頃に彼らが掴むものがどれだけ残っているのかは判りません。 無駄になりかねない投資―。民間企業であることを考えれば、年金よりもリスキーな投資でしょう。 著者の言葉を借りれば『若者もまた、そんなものを背負わされる義務などないのだ』という事になります。
□ 転職というものの軽さ この本でも簡単に触れられていますが、転職市場の充実も一つの原因のようです。 転職はして当然という風潮があり、更にスーツで街中を歩いていてもフリーペーパーの求人情報誌を渡されるような時代です。二〜三度の転職は経験した方がいいなんて言い切った人もいました。 事実、どの企業でも中途採用も活発です。 この本の中でとてもいい台詞を見つけたので紹介します。 転職後悔組と名づけられたグループの、転職に対する希望を言葉にしたものです。 『もっとマシな義務を与えてくれ』 言葉の表現はともかく、こういった気持ちで居る限りは転々と転職を繰り返す事になるでしょう。 自分が何をしたいのか、その何かを受け止めてくれる社風があるのかどうか。 そして何より、それを求めて自分が声を出していく勇気があるのかどうか。 ここさえはっきりと見えていればきっと次の転職は上手くいくことでしょう。
以上、実は若者が3年で会社を辞めてしまう理由というよりは現状で崩壊し始めている終身雇用/年功序列といった制度に関する記述が多い本です。 国の政策にしても、従来若者に対する手当ては薄く、高齢者に対して厚い制度が採られてきたように、日本にはそういった風土があるのでしょう。 ただ、もう変化は始まっています。 企業も国も、どこかで全体として痛み分けをしながら変化していかなくてはいけません。もう年功序列の制度を成果主義の中に残そうなんて姑息な真似はやめたほうがいい時代が来ているのでしょう。 今、若者が育たない事は将来を担っていく世代が育っていない事になってしまうのですから。
ちなみにこの本を書いたのは、年功序列と成果主義の谷間の世代、本人曰く『やる気を失った30代社員たち』の世代です。
テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌
|

| 鼠/岡本綺堂 |
岡本綺堂さんの短編で『鼠』という作品を読んでみました。
□ あらすじ 江戸から来ていた三人連れ男が伊勢参りの帰りにある少女と出会った。 お糸と呼ばれる少女は伊平という老人の下へ泊めてほしいと転がり込んできた娘だった。
彼女は急に病気に掛かった伊平の看病をし、気立てのよさと勤勉さから、そのまま老人の下で世話になり家事や仕事を手伝って暮らしていたものだった。 江戸で生まれ流浪しながら暮らしてきたお糸は継母のいじめにあって江戸の身寄りを訪ねようとしていたが、その身寄りがどこにいるのかも良く判らないという事だったが、三人連れの一人である七兵衛はそれが神隠しにあったと思っていた自分の娘ではないのかと思い立ったのだ。 痣のなどの特徴も合うし、年齢も合う。 大喜びで江戸へ連れて帰ることになったのだった…。
□ キーワードとしての鼠 この作品はタイトルにもあるとおり、鼠がキーワードになります。 お糸の周りへついて回る一匹の鼠―。 これがお糸の正体を暴く鍵になる。 お糸は実は七兵衛の娘ではなかったのだ。 本人もそれを知りながら、自ら欺いてついていっていた。
でも鼠が真実を暴こうとしていた存在なのか?というと、その発想は最後で裏切られます。 岡本綺堂さんの怪談の本領発揮は、最後の数行なんですよね…。 短いながらも、その魅力が凝縮された作品でした。
テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌
|

| 根まわし仕事術/門 昌央 |
仕事を上手く進めるための『根まわし』の本です。
根まわしと言うと、なんとなく汚いやり方が浮かびます。 でも言葉が『段取り』なら、とても大切。
この本で紹介するのも、そんな根まわしです。
タイミング、順番、相手…。 これらを読み誤ると大変な事になります。 特に後者の二つは大切ですね。 上司に確認を取る前にその専門の方と話をしておく事は段取りとして大切。 でもあんまり上司を遠まわしにしすぎると気分を害してしまう。
仕事を上手く進めるために必要な情報が詰め込まれた一冊です。
他、様々な実例として先人の知恵、豊臣秀吉〜楽天の三木谷さんまで色々な根まわしが紹介されています。 豊臣秀吉は織田信長の下でおもてなしの根まわしを徹底して世に出た人として有名ですが、やはり世に出てくるような人はそれぞれに色々なこと考え、上手く根まわしをして物事を進めているんだなというのがよく判ります。 実際、煮詰めてもいない案を上司に差し出しても没になってしまう事は多々あります。 根まわし上手を目指したくなる一冊です。
…でも、やっぱり段取りの方が響きがいいなぁ(笑)。
テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
|
|
 |
|
| ブログ内検索 |
|
|
|
| ブログマニア |
|
古本の雄、ブックオフ
ネットデビュー!
¥1,500以上送料無料
|
|
| 旅行記 |
|
|
|
 |
|
|