本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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フルメタル・パニック!5終わるデイ・バイ・デイ(下) /賀東招二
俺はただの傭兵だ。渡り鳥になにを言う。階級など知ったことか。そういう台詞は自分の飼い犬に言うことだな

引き続き、下巻も読んでみました。

上巻で東京での任務を解かれた相良宗介はASでの試合でも上官に敗退、アーバレストを上手く使いこなす自信も持てず、戸惑っていた。
そして彼は任務に集中できず、周囲に迷惑をかけてしまうことを恐れてミッションから降りてしまう。
その頃、東京では千鳥かなめは謎の襲撃を受けていた。
相良宗介の退学と言う事実も知った彼女は、ある決意を固め、自らを警護しているもう一人のミスリルを誘き出す事を決めていた。
そして紛争地帯で、相良宗介のみに判るように仕組まれた暗号を辿っていった先には、死に掛けのガウリンが待っていた…。


叙情の上巻、そして人間模様の下巻といった感じでしょうか。
この作品を読んでいると、なんだかサイバーフォーミュラを思い出しました。
アーバレストのコンピューターとの自由会話モードによる会話が描かれているんですね。
それが新世紀GPXサイバーフォーミュラのレースマシンに搭載されている人間同様に成長するAIであるアスラーダと凄く似ていて…。
えぇ、ものすごく余談ですね。判る人だけクスッとしていて下さい。

この作品の中でアーバレストのコンピューターである『アル』はこの時点でようやく、製作者の死を知り、そして操縦者へ向けられた製作者の遺言を伝えます。
鉄くずか最高の兵器か…。
遺言にすぐには反応しなかった相良宗介ですが、その答えは徐々に出始めます。

著者自身にとってもアーバレストが好きになれた作品だったそうです。
またガウリンが最後の最後で良い活躍を見せてくれるんですね。
日本での生活に馴染んだ相良宗介を弱くなったとなじり、昔の彼を思い出させようとするシーンが有ります。
相良宗介自身はそれを否定し、自らの弱さを受け入れる事の大切さを口にしていますが、冒頭で紹介したフレーズと言うのは、否定しつつも組織に埋没しない自由な傭兵だった自分の強さを取り戻そうとした発言だったのではないかなと邪推します。



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フルメタル・パニック!4終わるデイ・バイ・デイ(上) /賀東招二
続きを読んでみました。
ハリウッド映画化について調べてみたのですが、初報から続報は無いようですね…。
映画化までに全巻読破を決めましたぜ!

シリーズ初の上下巻です。
あとがきで(恐らく読者層のメインである若年層へ向けて)二冊に分かれてしまった事を切々と詫びる著者の人柄に笑ってしまいました。

東京では高校生をしながらウィスパードである千鳥かなめを守る任務につき、更に必要になれば彼が所属する傭兵組織・ミスリルの最新兵器にして唯一のラムダ・ドライバ搭載兵器であるアーバレストの操縦士として世界各地の紛争の地へ派遣されるという忙しい日々を送っていた相良宗助。
ようやく学校生活にも馴染み始め、徐々に今の生活を楽しめるようになっていた頃、彼に一つの辞令が下される。
千鳥かなめの警護は他の部署へ移し、彼は従来通り傭兵に専任する事になったのである。
憤りを覚える相良宗助だったが、上官であるテレサ・テスタロッサの言葉もあり、日本での生活を引き払った彼だったが、新しく派遣された上官にASの試合で負かされ、更にアーバレストへの不信感も突きつけられるなど、散々な再スタートとなるのだった…。


上下巻に分かれた理由は、演出なんですよね。
高校生として充実した様子を描き、そして引き離す。
珍しく憤慨し、更にかなめに対する申し訳なさから黙って消えるなど、初期に比べると随分と人間らしくなった彼の姿が印象的です。

下巻が早く読みたくなる作品ですねー。
ただ僕はリアルタイムの読者ではないので、既に全巻積読してあるので、この待ち遠しさを楽しむことが出来ませんでした。
連載作品などを読むときは、こういう時間のもどかしさが楽しいのに…と、寂しく思いました。




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明治の怪物経営者たち―明敏にして毒気あり/小堺昭三
明治時代に活躍した経営者の本を読んでみました。

怪物と称されて紹介されているだけに、登場するのも大物揃いです。
日本資本主義の父とも呼ばれた渋沢栄一さんが激動の時代の中でどう立ち回ったのか…?
陥れられた人もいれば、逆に手玉に取ろうとした人もいる。

法律的にも自由度が高かったのでしょうね。
今の時代なら何かしらのストップがかかりそうな手段も多いです。
だからといって、あの時代だから出来たんでしょ?というわけではないのです。
その時代の法律の中で許された最大限を尽くして出来る事をするのが、やはり『怪物』と称されるほどの経営者の手腕なのではないでしょうか。

僕は明治時代の経済や、いわゆる財閥と呼ばれたグループに関して、この本を全て楽しむのには不勉強だったので、この本で紹介されている内容を上手く説明できないのですが、大企業が生まれた経緯であるとか、どういう変遷を辿ってきたのかなどが判って非常に面白いです。
いつかきちんと明治時代の経済について勉強をして、もう一度読み返したい一冊です。




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