本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

About Me

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事☆

本棚

カレンダー


04月 | 2012年05月 | 06月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

寝台急行「天の川」殺人事件/西村京太郎
十津川警部の奥さんである直子さんの知人が殺された事件です。

朝のジョギングを日課としている彼女には、走っているうちに合流する仲間である女優の堀切ゆき子、ルポライターの矢代利明がいた。
ある日、掘切ゆき子と合流してジョギングを続けていたが矢代の姿が見えなかった。
彼の不在を気にしていた二人は、犬を連れて散歩している男性が見つけた死体に遭遇する。
その死体はジョギング仲間の矢代だったのである…。
更に彼の恋人まで自動車事故で重傷を負ってしまう。
彼が最後に手がけていた仕事の原稿が紛失していることから、その原稿に何か秘密があるのではないかと調査が始まったのだが、行きつけの喫茶店で発見された原稿や写真に不審な部分は見当たらなかった。
しかしその原稿は、別の殺人事件の容疑者のアリバイを破る事になる。
十津川はこの三つの事件が繋がっていると信じ、調査に乗り出すのだった。


この事件で冒頭から登場した十津川夫人の直子、更に彼女の友人としてわざわざ名前まで登場した堀切ゆき子…。
重要人物なのかと思いきや、死体発見のシーンが終わってから二度と登場することはありませんでした
微妙に設定が細かかったので、もう少し登場するのかと思いきや。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。
シャーロック・ホームズ 大人の楽しみ方 Chapter1 ホームズの時代/諸兄邦香
ホームズの大人の楽しみ方を提案するこの本、Chapter1はホームズの時代について取り扱っています。

まず、雑学「大江戸庶民事情」 (講談社文庫)などの作品で江戸時代を紹介する一方で、欧州の文化も色々と紹介している石川英輔さんの著書でも読んでいたのですが、この時代のイギリスは衛生的ではないんですね。

本文に紹介されている『四つの署名』事件の表現を借りると、次のようになります。
荒涼たる沼地で、人気はなく、よどんだ汚水と腐れかかった汚物のうえに、こうこうたる月が照りわたっていた。
これ、テームズ河のある地点を表現した言葉です。
ホームズの時代は下水道は整備されていたものの、その下水道は単に人があまりいない辺りに流すだけのものだったそうです。
更に人だけではなく馬のほうも酷く、日に100トンの馬糞が市街に垂れ流されていたそうです。
この事から、有料で道を清掃する人がいたり、男が車道に近い側を歩くしきたりが出来たのだそうです。
また聞けばロマンティックなロンドンの霧も、冬には石炭の煤煙と混ざって黄色く染まって視野をさえぎったり、服を汚したというから笑えません。
優雅に話しているホームズたちも、実際は糞に憤慨していたのかもしれません。…はい。

また政情も安定したとは言いがたい部分があったようです。
他国とのせめぎあいは作品の後期まで余り見えませんが、アイルランドの独立問題や経済も不安定だったそうです。
この経済は1890年に経済恐慌といわれる事態に陥っていたそうで、『赤毛組合』事件で、怪しげな求人に多くの人々が集まってきたのはこういう時代背景が描かれていたからなのだそうです。

ちなみに気になる?貨幣の価値ですが、経済の状況で多少の変動はあれども、以下のような形だったそうです。
1ペニー=100円
1シリング=1200円
1ポンド=24,000円


なので『ボヘミアの醜聞』事件でホームズが受け取った前金は現在の価格で2,400万円。
ちなみに紙幣と金貨で分けてあるのは、金本位だった事や経済が不安定だった為で、経済の混乱の際には価値が変動する紙幣より、そのものに充分な価値がある金貨の方が安全だという考えによるものだったそうです。
こうして読むと、本当に時代背景が色々とあるんですね。

後、この項目で興味深いのは身分と仕事です。
まず身分で言うと、いわゆる上流家庭の方が良く登場します。
その中でも貴族は特別な存在で、議員としての立場を持っていましたが、議員になる事による報酬は無く、また戦時には危険な任務に駆り出される立場に有りました。
この貴族の多くも含まれるのが上流家庭です。しかし彼らは何をして収入を得ていたのか?というと、多くの人は実際には何もしていなかったそうです。
上流家庭の人には元々の金持ちが多く、持っていた土地を貸し出したり、資産運用(公債)で充分な収入を得ていたそうです。相続税も所得税も非常に安価だった為に、代々そういう暮らしが出来たのだそうです。

一方でワトソンの最初の奥さん然り、ホームズ作品には多くの働く女性が登場します。
まずワトソンの最初の奥さんもしていた家庭教師はお金がなくなった上流家庭出身の女性の職業で、教職という形でプライドは守りながらも、実際は住み込みの使用人だったそうです。
他のタイピストなどの職業についていたのは中流家庭の娘さんです。
ちなみに女性の職業で一番多かったのは売春婦だったとか。
またメイドという仕事もあるのですが、ホームズの時代においてメイドは余り良い立場ではなかったようです。
実際、ホームズがハドソン夫人の家にいるメイドと会話をするシーンはなく、更に『ボヘミアの醜聞』事件において、メイドの事を奴隷の言葉から派生した『Slavey』という言葉で表現しているシーンもあるほどなのでした。(原文において。翻訳の場合は違う言葉で訳されている)

デリケートな問題も含む項目でしたが、なかなか面白い項目でしたよ。
実際に読んでみると、ホームズは中級なのか?とか、原作に込められたメッセージの考察など、興味深い項目が多く紹介されているのでお楽しみに(^ー^* )



もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。
とある魔術の禁書目録16/鎌池和馬
上条当麻っていうのは、記憶のあるなしぐらいで揺らぐものじゃないんだよ

随分と久し振りに続きを読んでみました。
前作はずーっとスピンオフ作品だと思い込みながら読んでいましたが、今回は主人公も上条当麻に戻ったいつもの作風に復帰しています。

毎回、色々とヒロインが変わる本作ですが…今回のヒロインは天草式を挙げて上条当麻とくっつけようという活動の続く五和です。

ローマ正教の『神の右席』のメンバーである後方のアックアたる人物が上条当麻を狙うことを明言した事に伴い、彼を護衛するためにイギリス清教から派遣された来たのが天草式で、特に五和は上条家にもぐりこんでの警護を行う事になった。
しかし実際に現れたアックアは同じく聖人である神裂火織でさえも苦戦するような相手だった。
一度は傷つき倒れた上条当麻は病院を抜け出し、再び戦地へ赴くが…?


こんな感じですね。
今になって思うのですが、この作品のメインのヒロインって禁書目録ことインデックス、そして御坂美琴なんだと思いますが、意外と活躍する場面って少ないですよね。
本作でも御坂美琴は非常にいいタイミングで登場し、上条当麻と非常に重要な会話をします。
しかし彼女は止める事も、一緒に立ち向かうことも無いんですよね。
詩的な表現で美しい風景ですが、結局この作品におけるヒロインの立ち位置の複雑さが目立ったような気がします。
同時に彼女は上条当麻の記憶喪失を知るメイン側では唯一の登場人物で、今回は初めてそれについて触れてしまいます。

その辺りの進展も気になりますし、禁書目録に関するコメントもあったりして、次回以降の展開には期待できそうですね。



もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。

ブログ内検索

amazonさんで探す

本の虫を管理する!

copyright 2007 本の虫、中毒日記 all rights reserved. powered by FC2ブログ.
中古車ディーラー