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本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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【感想】転生したらスライムだった件7/伏瀬
【どんな作品?】
現代の日本に生きていた男性が通り魔に襲われた死亡、様々な能力を身に着けたスライムとして異世界に生まれ変わったという異世界転生モノの人気シリーズの7作目です。
私は未視聴ですが、ここからがアニメ第二期の最終回の続きになるそうです。

前作までで魔王として認められたリムル。
それに慌てたのは神聖法皇国ルベリオスだった。
誤った情報を吹き込まれたヒナタ・サカグチがリムルと交戦しており、更に力を増したテンペスト陣営との対立をどう解決するのかが問題になったのだ。
最悪の場合はヒナタの独断での攻撃とする事で交戦の回避を狙っていた聖騎士団の元に、リムルから一対一での決闘の申し出が届いた。
その真意とは…?

ということで、本作でリムル対ヒナタの決着となります。

【感想】
作者もあとがきで随分と気にしているようでしたが、巻を重ねるごとに冗長になっていきます。
恐らく今後はメインキャラクターに加わっていくのであろうヒナタの描写を詳しくしたいのは分かりますが、もはや主人公が入れ替わっているようなレベルです。
例えば日本の食べ物を再現した物を聖騎士団の面々が食べるシーンなんて前半と後半の二度も描かれます。

大人気シリーズなので作者も好きに書きまくれる…というような部分はあるのだと思います。
しかしそろそろスマート化させる方向を考えたほうが良いのではないでしょうか。これ以上になると「くどい」と感じる人も増えてくるのではないかと感じました。



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【感想】ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子/内藤 了
どんな本?
ドラマ化もされた内藤 了さんの藤堂比奈子シリーズの第一作目を読んでみました。
シリーズの他の作品はまだ読んでいませんが、本作は推理小説よりもホラー小説にカテゴリーした方が正しい作品です。

事件はかつて犯罪を犯した者たちが、自分たちの手法と同じやり方で死んでいくというものです。
そこに犯人の姿は無く、まるで自分で自分を殺したかのような現場。
やがて事件はかつて発生した幼女の殺人事件へとつながっていきます。

感想
推理を期待して読むと思いっきり肩透かしされます。
「あ、こいつ犯人だろうな」という匂いがプンプンする登場人物が現れ、裏切られること無くソイツが犯人です(笑)
それ自体は作品でも中盤以降では匂わせてくるので、作者も別に過度に隠してやろうという意図はないようです。
しかしそこからは推理小説としての楽しみ方は出来なくなるので、やはりホラーとして楽しむべきなのだと思います。

個人的にはまずまず楽しめました。
惜しい部分としては高い記憶力という能力が、余り活用されなかった点です。
それを活かした操作をするのかと思ったら、若いくせに過去の事件に詳しい刑事くたいにしか使用されませんでした。
しかし今後はこういう覚える能力というのは難しくなります。データベースがしっかり作られていれば、覚えること自体への価値は下がってしまいます。
この作品は2014年発表、既にそういう時代の作品です。次作以降どのように能力が使われていくのかも楽しみにしながら、読んでみたいと思います。


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【感想】異世界の名探偵1 首なし姫殺人事件/片里 鴎
どんな本?
最近流行りの異世界転生モノと呼ばれるジャンルで、ミステリー小説に挑戦した意欲作です。

主人公は探偵に憧れ、警察官から私立探偵に転職した現代人。
しかし揉め事に巻き込まれて腹を刺され、魔法と剣の世界に転生した。
彼は現代社会で学んだ物事の原理への理解を活用して高い魔法能力を手に入れ、平民でありながら王都の貴族が通う学校への入学が叶った。
そこで知り合った貴族のレオと卒業の論文として事件調査についての本を上梓。
その話題性から国王や姫との面会が叶うことになるが、そこで大きな事件に巻き込まれる。

ざっとこんな感じの物語です。
推理物としてのジャンルは本格。もちろんトリックに魔法も絡んでくるわけですが、作品中に登場した以上の事は発生しないということでファンタジーにありがちな「何でもあり」な要素は除去されています。

感想
意欲作であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
ファンタジーで本格を書いたという事は素晴らしいですが、犯人は推理小説をよく読んでいる人ならすぐに分かります。
トリックの部分についても正直なところ無理がある部分も見られ、内容も凡庸です。

最も気になるのは作家自身が犯人が誰かを意識しすぎている点です。
例えば警備担当が管理する1つの扉を開ける為に必要な1つの鍵が失われたのであれば、疑うべき人間はそこにいるはずです。それが軽く流されてしまう。
犯人が決まっているので、他のキャラクターへの嫌疑を抱く部分が軽く扱われている印象です。

恐らく作者の狙いとしては叙述トリックなのでしょうが、犯人が分かりやすくてそれも上手く機能していません。
動機の部分についても不明瞭。というよりも、そんな大きなお世話で殺されては溜まったもんじゃありません。なんとなくトリックが先にできて後から取ってつけたような内容です。
もう一人のメインキャラであるキリオも活躍の場は無く、エンディングで意味不明の後味の悪さを残しただけです。

そして最後に最大の疑問が「なぜ異世界転生モノにしたのか」です。
主人公は警察官、探偵という職業を経ていますが、その経験の中で殺人のような重大犯罪に関わったことは無いようで、遺体を見て吐き気を催し最終的に失神しています。
事件調査においても科学調査が反映されるわけでもありません。
単に魔法の超エリートの庶民という設定で充分に成り立つ話で、流行り物の異世界転生を設定に加えるためだけのようにも感じます。

意欲作だけに期待が高く、惜しい点に感じる多い作品でした。


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